スーパーＹさん

　いつも思う同僚のＹさんはすごい人だなぁって。

 

　私はきのう出しなおしたものが、総務課長のところで止まって、今期のこれまでの報告と２月予定を詳細に出すことになり、朝からブルーなモード。 それよりも月初めだからうちのチームのお給料の計算をして出さないといけない。 ２月決算なので、つぎつぎにあがってくる請求を処理して支払いにまわさないといけない。 しかも、まだ報告してこない人たちもいるので、督促もしないと・・・・という感じで朝からフル回転で働いていました。

 

　となりのＹさんは、きのう自分の業務と同時進行で、となりのチームからヘルプ要請があり、コピー室に籠ってコピーをしながら、そこへ自分のパソコンを持ち込んで普通にこなし、月末でみんなが作った書類をコピー室でチェックする、という神技みたいなことをされていました。 頭がいいんだ、きっと。

 

　きょうはその余波で、Ｙさんのほうも仕事が山積みになっていたのに、さくさくとこなし、お客さんがきたらささっとお茶を出し、急ぎの仕事がきて機転をきかせて出張していた主任に電話で確認したり、大量のマニュアルの搬入があってもきちんと整理された場所へ誘導し・・・

　

　１７時をまわり、ふたりともラストスパートに入っていたとき。 １２月に入社したばかりのＫさんがきょうは掃除当番でした。 私たちの島にやってきたときはごみ集めに協力し、ごみ袋をもってＫさんが回っていくのを見送ったあとのこと。

 

　Ｙさんが急にたちあがり、ドア付近まで走っていって、「待ってー。　缶と瓶はきょうじゃないの。 紙のごみだけ捨てに行ってください」と、Ｋさんに助言したのでした。

 

　私はびっくりして、

 

　私「Ｙさんっていつもいろんなことに目が届いて、すごいですねぇ。 Ｋさんのごみの内容にまで気が付くなんて」

　Ｙさん「だって、がちゃがちゃっていう音がしたんだもん」

　私「私もきいていたはずなのに」

　Ｙさん「おばちゃんだから」

　私「ふつうのおばちゃんはそんなにいろいろいっぺんにできませんよー」

 

　ほんとうにいつも助けてもらってばかりです。　

 

　Ｙさん「だけど、ふじたさんがお休みのときは私だって心細いんですよ」　って笑っていました。  

 

　あしたはＹさんが２時間の早退。　あさってはお休みされます。　すでに心細い・・・・　私のほうがずっとずっと心細いんですよ。