ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

チョコの味はベルリンの味

2006-04-24 | music

 

ナッツやらドライフルーツでびっしりと飾られたチョコレートを頂きました。

― どうしようかな・・・「また行ったのォ?」っていわれるからね・・。
― エッ、また何処かに行ってきたの?
― ちょっとパリまでね。
  今回はピカソ美術館と
ドラクロワ美術館、グランパレ、プティパレなど行ってきたわ。
  サンジェルマン・デ・プレにあるプチホテルに泊まったんだけど正解!
  このチョコレートも有名なジェラール・ミュロのだからおいしいと思うわ。

こんな友だちがいると、羨ましい~!を通り過ぎて言葉が出て来ましぇ~ん。
彼女は一年に何回、海外に行ってることか!パリは3回目だとか。
一つの都市だけを集中して見るのが彼女の旅のしかた。

― 今度一緒に行こうよ。biancaちゃんの行きたい所でいいわよ。
   おばさんが元気なうちにさぁ。
― 行きたいけど仕事が・・パパが・・子供が・・
- そんな事いってちゃぁいつまでも、いや、一生どこにも行けないわよ。
― じゃあ来年の春に行こう!(と、口から出まかせ)
- どこがいい?
- ベルリン!

私がそういうと彼女は目を輝かせ、
《あそこは面白い所よ いい美術館も沢山あるから案内してあげるわ》 ですってさ。
彼女にだってご主人、息子さんはいるのですが、しっかりと自立?しているようです。
というより、旅費はご自身でまかなっているし、問題ない家庭をしっかりと
築き上げたと言う事かな。 

家に帰ってきて、「ママは来年ベルリンに行ってくるからね」「費用は自分持ちでよ。」
と言ってみました。
「フ~~ン」と、パパ 「エェ~ッ、私も行きたい」と、娘。
息子は反応なし。というか、居たのか居なかったのか?
こうやって一年前から宣伝しておけば、もしかして可能性アリかしら・・。

そういえば、一週間前のNHK教育テレビで、
ベルリンフィルの「ピクニック コンサート2005」やっていましたよね。
ご覧になられた方いらっしゃるかしら?
たまたま見ていたテレビ番組欄で見つけてしまい、ほんとうに幸せな
気持ちになりました。また、サイモン・ラトルに会えるんだ~と。
いつもこれは、と思うものを見ようと思っても、うっかり忘れて
見そこなうことばかりでしたが、この日はなぜかパパが、「始まるよ~」と
知らせてくれました。
クラシックは、曲によっては5分も聴いていられない退屈なものが
(通ではない私にとっては、です)多いのですが、このコンサートは最初から最後まで
素晴らしい!という言葉以上のものでした。あ~~ぁ、今でも忘れられない。

イギリス人指揮者の率いるドイツ・ベルリンフィルによるフランス人作曲家の音楽の数々。

「動物たちの謝肉祭」では、初めて、息子が “この曲しってる!”  “ママも!”
ラヴェルの「ボレロ」なんかは、会場が暗闇に包まれ、観客がキャンドルや花火を
曲にあわせて揺らせているなかで、ゆっくりと静かに始まり、しだいに強く、熱く
盛り上がっていき、私の心のなかでも、熱風がじわじわと広がっていくのがわかりました。
クラシックコンサートに、この数の観衆!肩を寄せあう恋人、夫婦に家族連れ。
そして飲食はまったくの自由なのです!
野外コンサートの持つ魅力のすべてを最大限に発揮したコンサートだったと
断言します。

ラトルはアンコールの曲の中で、ドラムをほんのちょっと、叩きましたよ。
ジャズを愛して、打楽器を愛したラトルはホントに輝いていて素敵でした。

最後にピアノのラベック姉妹やラトルが受け取った大きな花束は惜しみなく
観客席へと放り投げられました。

毎年恒例のこのピクニックコンサートの時期(6月後半?)に合わせて行ってこよう!
               いざ、ベルリンへ   
                           
な~んちゃって。


      

   会場 ベルリン郊外、シャルロッテンブルクの森にあるヴァルトビューネにて

   演奏曲目

   ローマの謝肉祭                 ベルリオーズ
   牧神の午後                   ドビュッシー
   魔法使いの弟子                デュカス
   2台のピアノと管弦楽のための協奏曲      プーランク
   動物の謝肉祭                 サン=サーンス
   ボレロ                       ラヴェル
    ~アンコール~
   ダフニスとクロエ 組曲第2番”全員の踊り”  ラヴェル
   ベルリンの風                   パウル・リンケ

         ピアノ: マリエル・ラベック、カティア・ラベック
         指揮 : サイモン・ラトル