日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

今日の5の2宝箱

2009-10-12 11:01:00 | アニメ
あ~、やっと届いたよ。この連休中に届かなかったら買っちまおうと思ったくらいだ。

いかにネット通販とはいえ予約ならやっぱり発売日かその翌日くらいには着いて欲しいもんだ。

と、愚痴はこのくらいにして早速感想をば。いつもどおり「続きを読む」から

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まず言いたいのは「これが普通のオープニングだよなぁ」って事だ。ただダイジェストを並べただけのものをオープニングと称してほしくない。あと、田中ハルカOPに正式進出!

【ムシムシ】
まず何よりもCGで無駄にリアルに書き込まれたダンゴムシ。先駆者だけあって、やはりCGを使わせたらXEBECは上手い。変形も合体も男の浪漫!(ロボットアニメ的な意味で)

大量のダンゴムシを見て無言で気絶するメグミ。このシーンもそうだけど、この回のメグミはいいところをことごとくもってくなぁ。ナツミのアレは男女関わらず結構経験者が多いのでは?(私もやったことあり)

諸君、忍者が水蜘蛛を足に履いて川を歩いたというのは伝説にすぎないのだよ。(「忍たま乱太郎」でやってた)

全般的にごった煮的だが、テンポが良いので飽きずに楽しめた。

【ヒラヒラ】
ここでの感想は原作を無難にこなしているで済んでしまう。扉絵オチは蛇足といえば蛇足なんで、入れなかったことで作品価値を減じることはないと思う。

カレーの妖精は鴻野さんが継続して「みなみけ」を読んでいたという事の証とも言えるだろう。あれを鴻野さん始め無印スタッフならどう料理するだろうか?

【ビシビシ】
鴻野脚本はここで本領発揮!ストーリーの流れこそ原作通りだけど、雪合戦と保健室のエピソードを見事に膨らませている。まさか「ヌキウチ」でちょこっとだけ登場した保健の先生をキャラクターとして完全に立たせてしまうとは。

エロ方面も徹底強化されているが、そういうことを意識させないキャラデザも相まって下品さを感じさせる事は無かった。この辺は演出の上手さだろうな。

【イマサラ】
「ビシビシ」が脚本の上手さを発揮した回ならば、こちらは演出の上手さを発揮した回。脚本として膨らませる事はほとんどしてないけど、シュールな原作をノスタルジックあふれる雰囲気に持っていったのは演出の功績。

「モシモ」でもそうだったが、コウジの後ろにはやはり「きもちわるい」男の影が見える。

【おまけ】
「べつばら」の告知映像でお風呂の映像を見て、これをやるのなら「テレビ」にも何かネタを仕込んでくるだろうと予測して何パターンか考えたうち、一番意外性があってやったら面白いだろうなと思ったネタが来た。「先生と二宮君」といえば車オチだけどそれが無かったのはちょっと残念。

バスタオル一枚でテレビを見てるチカを見て思い出したのはこのくだり。
「ちなみにハルカは風呂上りに部屋を裸で歩き回ったりするタイプだぞ」(みなみけドラマCD「決まり手は」)

【今日のみなみけ】
冒頭のドッジボールはちょっとしか出ていなかったチアキをメインにおいて、バランスを取っている。トウマ並の化け物と呼ばれたナツミ、この二人の対決はぜひ実現してほしい。メガネはあだ名の天才チアキ様にしてはキレが悪いなぁ。

チアキ以外の小学生に対してはボスの威厳を持つカナ。しかもすごく良い事言ってる。チカの複雑な感情描写は演技も相まってすごく良い感じ。

でもリョータ、その場に藤岡が居なくて本当によかったな!

この他にも「みなみけ」、「今日の5の2」両方からネタを持ってきている。会話のテンポもすごく良い。おかげでみなみけ三姉妹がマンガ以上に溶け込んでいる。

14分半ほどだが、全然長さや間延びを感じなかった。

総評:
エンディングを各話ごとに入れたことがテンポをそいでしまうか?と思ったけどそれほどでもなかった。TV版と同じだから手抜きと言えばそうなんだけど、季節ごとのエンディングは「今日の5の2」の象徴だからね。

作っている側の情熱が画面や音声を通じてビシビシ伝わってくる。これは「べつばら」で全く感じなかったものだ。

作り手側がしっかり原作を理解したうえで、新たなものを積み上げる。これが「今日の5の2」だ。「いつもの」が褒め言葉になるってなんて素晴らしい事なんだろう!

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