で予告どおり、みなみけドラマCDの感想を今更。
総括の時にも述べたように「無印」の持ち味は原作を徹底的に生かしたショートコント的な作風にある。
それはこのドラマCDでも貫かれており、ほとんどが独立した単発エピソードで構成されている。
こういうやり方はネタさえ思いつけば、いくらでも面白いエピソードを作ることができる。(そのネタ作りが一番大変なんだけど)あとアニメで使っていなかった原作のネタを上手く話の中に織り込んできている。
以下、各エピソードごとの感想を従来の如く「続きを読む」から
「ごろごろ空間にようこそー」
ごろごろ
「今日負けたら今年も最下位確定なんだよ、広島」のセリフに脚本家の悪意、もしくは自虐を感じてしまうのは気のせいだろうか。
チアキのカナとハルカに対する態度の差とかカナいじりとか「無印」らしさが良く出ている。
漫画家じゃないぞ
キャスターはいつものふんどしキャスターじゃなかったね。
ペットの話題で「ふじおか」と言えば、もうオチは見えたようなものだけど、慌てまくるチアキとハルカの様子が面白い。ハルカの「チアキ・・・、いいわよ」に番長を見た!
なにが?
アニメ関係で内田がフルネームで呼ばれるのは「おかわり」含めてここだけ。それよりむしろ重要なのは吉野のキャラ立てという側面だと思う。
「闇夜のカラス」(2.5話でチアキが吉野に付けたあだ名)と呼ばれる彼女の側面は本編でほとんど描かれることは無かったが、「おかわり」で描かれる暗黒面の一端をここで見せる。
それにしても内田の後ろに本当に何かいたんだろうか、いたとしていったい何がいたのだろうか?
長く煮込むほど
とりあえず学校でそれをやろうとした保坂、あんた勇者だよ!オリジナルでカレーの話題が多いのはやっぱり中の人の影響なんだろうか(注1)。13.5話もそうだけどナツキに対する保坂の言動ってのは、原作ではアツコが間接的に言っていただけだった、保坂の面倒見の良さが良く出ている。
あとナツキよ、お供するって言ってたけど晩飯の仕度はいいのか?
真実
まず一言言いたいのは「ツンデレ」ってテレビで特集したり、チアキが良く耳にするほど人口に膾炙している物なのだろうかという事だ。
チアキがカナに対して「ツンデレ」するのは良く見るけれど、内田に対しては「ツン」も無いし、「デレ」も無いように思う。(チアキがいつも「ツン」なのはマコトに対してだろう。いつか「デレ」るんだろうか)
ここでのカナは意外と姉っぽい。「ツンデレ」の意味が分からないから逃げたようにしか見えないけれど。
オフサイドだ
良く考えてみれば速水のバレーボール以上にやっているのを見たことが無い、藤岡のサッカー。1ゴール、2アシストとはなかなかにやるじゃあないか。
だが、(バカ野郎)日本代表の敵ではなかったか。
糖分が
チアキとトウマがけんかしてどうのって話とか、オチの「塩だよ」(原作および「おかわり」では「塩でもなめてればいいよ」だったけど)とか原作にあったネタを上手い具合に組み合わせてオリジナルエピソードとして組み上げている。
「残すのはもったいないから」というセリフがある以上、おそらく食べた後にカナの存在を思い出したのだろう。そこからの責任のなすりあいがケンカに発展した、と。
それとチアキの「こぶしでこめかみをぐりぐりするのは反則だ」というのはなんかのアニメか漫画のネタだと思ったんだけど、どうだったっけ?
妥協
グラウンド50周、1周800メートルとして40キロ。フルマラソンと考えれば不可能な数字じゃないけど、バレーボール部の常識的なランニング量ではない。それに付いて行く男子部員達。それはやはり保坂の人徳のなせる技か。思えば保坂と男子バレーボール部員達との関係は原作でもアニメでも描かれなかった部分だな。(注2)
この場にナツキはいなかったけど、このグラウンド50周を走りぬきそう。トウマでさえ10キロ走ったんだから。(注3)
決まり手は
唯一のマコちゃんネタ。カナの「男とばれるようなことをするのか?」に凄みを感じた。カナの脅しに屈さなかったマコちゃんもハルカの無意識の超必殺技にあえなく撃沈。
この話を知らないと「MAKOTONOKO」(「みなみけびより」のマコトのキャラクターソング)のフレーズを理解できないんじゃないか?
立ちなさいよ
エピソードとしては最初の話の続き。ハルカのナマケモノッぷりはもうチアキも知るところだったのね。ナマケモノっぷりをみんなから指摘されて、いじけるハルカがかわいい。
カナがみんなから「ごろごろしてないで立ちなさいよ」と言われるオチもきれいに決まって、なかなかに良い聴後感(これが一番適切な表現だろう)だった。
注1:ハルカの中の人、佐藤利奈さんがカレー嫌いだったり、保坂の中の人、小野大輔さんの得意料理がカレーだったり。
注2:もともと「みなみけ」にはほとんどモブが出てこないので(「おかわり」でモブにあの方法を使ったのはそういった理由があったからではないか)、仕方が無いことではあるが。この辺も「面倒見の良い人」という話の傍証となるだろう。
注3:「おかわり」5.5話参照
総括の時にも述べたように「無印」の持ち味は原作を徹底的に生かしたショートコント的な作風にある。
それはこのドラマCDでも貫かれており、ほとんどが独立した単発エピソードで構成されている。
こういうやり方はネタさえ思いつけば、いくらでも面白いエピソードを作ることができる。(そのネタ作りが一番大変なんだけど)あとアニメで使っていなかった原作のネタを上手く話の中に織り込んできている。
以下、各エピソードごとの感想を従来の如く「続きを読む」から
「ごろごろ空間にようこそー」
ごろごろ
「今日負けたら今年も最下位確定なんだよ、広島」のセリフに脚本家の悪意、もしくは自虐を感じてしまうのは気のせいだろうか。
チアキのカナとハルカに対する態度の差とかカナいじりとか「無印」らしさが良く出ている。
漫画家じゃないぞ
キャスターはいつものふんどしキャスターじゃなかったね。
ペットの話題で「ふじおか」と言えば、もうオチは見えたようなものだけど、慌てまくるチアキとハルカの様子が面白い。ハルカの「チアキ・・・、いいわよ」に番長を見た!
なにが?
アニメ関係で内田がフルネームで呼ばれるのは「おかわり」含めてここだけ。それよりむしろ重要なのは吉野のキャラ立てという側面だと思う。
「闇夜のカラス」(2.5話でチアキが吉野に付けたあだ名)と呼ばれる彼女の側面は本編でほとんど描かれることは無かったが、「おかわり」で描かれる暗黒面の一端をここで見せる。
それにしても内田の後ろに本当に何かいたんだろうか、いたとしていったい何がいたのだろうか?
長く煮込むほど
とりあえず学校でそれをやろうとした保坂、あんた勇者だよ!オリジナルでカレーの話題が多いのはやっぱり中の人の影響なんだろうか(注1)。13.5話もそうだけどナツキに対する保坂の言動ってのは、原作ではアツコが間接的に言っていただけだった、保坂の面倒見の良さが良く出ている。
あとナツキよ、お供するって言ってたけど晩飯の仕度はいいのか?
真実
まず一言言いたいのは「ツンデレ」ってテレビで特集したり、チアキが良く耳にするほど人口に膾炙している物なのだろうかという事だ。
チアキがカナに対して「ツンデレ」するのは良く見るけれど、内田に対しては「ツン」も無いし、「デレ」も無いように思う。(チアキがいつも「ツン」なのはマコトに対してだろう。いつか「デレ」るんだろうか)
ここでのカナは意外と姉っぽい。「ツンデレ」の意味が分からないから逃げたようにしか見えないけれど。
オフサイドだ
良く考えてみれば速水のバレーボール以上にやっているのを見たことが無い、藤岡のサッカー。1ゴール、2アシストとはなかなかにやるじゃあないか。
だが、(バカ野郎)日本代表の敵ではなかったか。
糖分が
チアキとトウマがけんかしてどうのって話とか、オチの「塩だよ」(原作および「おかわり」では「塩でもなめてればいいよ」だったけど)とか原作にあったネタを上手い具合に組み合わせてオリジナルエピソードとして組み上げている。
「残すのはもったいないから」というセリフがある以上、おそらく食べた後にカナの存在を思い出したのだろう。そこからの責任のなすりあいがケンカに発展した、と。
それとチアキの「こぶしでこめかみをぐりぐりするのは反則だ」というのはなんかのアニメか漫画のネタだと思ったんだけど、どうだったっけ?
妥協
グラウンド50周、1周800メートルとして40キロ。フルマラソンと考えれば不可能な数字じゃないけど、バレーボール部の常識的なランニング量ではない。それに付いて行く男子部員達。それはやはり保坂の人徳のなせる技か。思えば保坂と男子バレーボール部員達との関係は原作でもアニメでも描かれなかった部分だな。(注2)
この場にナツキはいなかったけど、このグラウンド50周を走りぬきそう。トウマでさえ10キロ走ったんだから。(注3)
決まり手は
唯一のマコちゃんネタ。カナの「男とばれるようなことをするのか?」に凄みを感じた。カナの脅しに屈さなかったマコちゃんもハルカの無意識の超必殺技にあえなく撃沈。
この話を知らないと「MAKOTONOKO」(「みなみけびより」のマコトのキャラクターソング)のフレーズを理解できないんじゃないか?
立ちなさいよ
エピソードとしては最初の話の続き。ハルカのナマケモノッぷりはもうチアキも知るところだったのね。ナマケモノっぷりをみんなから指摘されて、いじけるハルカがかわいい。
カナがみんなから「ごろごろしてないで立ちなさいよ」と言われるオチもきれいに決まって、なかなかに良い聴後感(これが一番適切な表現だろう)だった。
注1:ハルカの中の人、佐藤利奈さんがカレー嫌いだったり、保坂の中の人、小野大輔さんの得意料理がカレーだったり。
注2:もともと「みなみけ」にはほとんどモブが出てこないので(「おかわり」でモブにあの方法を使ったのはそういった理由があったからではないか)、仕方が無いことではあるが。この辺も「面倒見の良い人」という話の傍証となるだろう。
注3:「おかわり」5.5話参照
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