日々是雑感

アニメや映画の感想を中心に雑多に述べていきます

仮面ライダーW総括

2010-08-29 15:27:00 | アニメ
財団Xの詳細などいくつか謎は残したものの前回で一応話にけりを付けた。さて、残り1話で何をするのか。

一番心配していたのはいきなり風呂敷を広げ始める→クリフハンガー→「劇場版製作決定!」
っていうディケイド同様のコンボだったけど、それは杞憂で終わったな。いきなりのシュラウドの死やフィリップの復活に多少強引さがあるとかいう部分はあったけど、いい終わらせ方だったと思う。これなら風呂敷を広げずに続きが作れるからね。

で、総括。
もともと昭和ライダーの根底にはハードボイルド的なものが流れている。それを直接フィーチャーしたWが昭和ライダーらしくなるのは当然といえる。

この雰囲気はまさに私の大好物の一つである。それを三条陸、長谷川圭一という実力のある脚本家が書いたのだから良作にならないわけがない。そういった意味でほぼ期待通りの物を見せてもらった。

あとは箇条書きで

・フィリップの名前の由来がチャンドラーならば当然「強いだけのWに価値はない」よな。

・シュラウドさん、最期くらいは素顔を見せても良かったんじゃないのか。

・必殺技がただのライダーパンチとライダーキックな仮面ライダージョーカー。劇場版にも登場したけどこのシンプルさは良いね~。

・所長が翔太郎のことを「完成されたハーフボイルド」と称したが、当を得た表現だと思う。翔太郎はこの作品の中では目立った変化をしていない。この作品で最も成長というか変化したのは照井竜だと思う。


次回からは仮面ライダー000。