昨日は孫娘が二人して遊びに行きます。姉妹仲良く外出するのは、傍目から見てなかなかいいものであります。娘夫婦はともに仕事でそれも帰りが遅いとかで、夕飯は二人だけとなります。
「夕食は水戸へでも出て食べるよ」
「そう、美味しいものでも食べて」
「美味しいものったって年中美味いもの食べてるからな」
娘とこんな会話を交わして、不図考えてしまいました。あたしの言うことを、娘が嫌味や皮肉にとりはしないかと、まあそんなこともあるまいと、全く言葉の使いようは難しいものよと反省であります。
そんなわけで夕刻水戸駅へ向かいました。バスを降りて駅ビルの寿司屋へ直行です。「敬老の日」だからではないでしょうが、かなりの混みようでカウンター席の空くのを待ちます。小生は久保田を注文、かみさんは寿司をつまむ前に土瓶蒸しを注文します。ここで面白い言葉の行き違いがありました。職人とかみさんのやり取りであります。
「奥さん、何か握りますか?」
「まだいいわ」
「真鯛ですね」
このまま事が進行しそうでしたので、小生ことの修正を致します。
「まだ握らなくてもいいって言ってるんだよ。それを真鯛ととったりして」
そこで三者で大笑いです。かみさんぽつりと「あたしの発音がいけないのよ」と「いえいえ、僕がいけないのです」職人は苦笑いでありました。
そんなわけで和やかに食事を終え、小生は久保田二杯でいい気持ちとなり、バスの時間を確認して帰路につきました。