うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その311

2011-09-07 06:49:40 | 日記

                  我がことですが

 当地の燃えるごみを出す日は、毎週火曜日と金曜日であります。前住地の松戸でも確かそうだったと思います。当然二人暮らしでしたので、ゴミ出しはお互いの役目、当地に参ってはや10年、最初から別に買って出たわけではありませんが、なんとなくあたし共夫婦の役目となっています。
 台所の隅に、前日部屋々々の屑籠のごみが、有料の市指定の黄色い袋に集められています。娘か孫かが行っているものと思われますが、まっ、それはどうでもいいことでして、朝方自分たちのゴミを持って階下に降ります。そして生ゴミと共に詰め込み搬出するわけであります。
 照る日曇る日、こんなタイトルの小説がありましたが、それに加えて雨の日風の日雪の日でも、この10年1日たりとも忘れたことはありません。それがです。昨日のことです。朝食を摂るため階下に降りてびっくり、台所に黄色い袋が置かれているではありませんか。カレンダーで確認すれば間違いなく火曜日であります。慌てざるを得ません、2階のゴミを取りに戻り詰め込みます。まだ時間は十分ありますが、忘れたことに二人して愕然と致しました。食堂のテーブルで書き物をしていた上の孫が、しきりとぼやくあたし共に言ってくれます。
 「あたしが勤めに出るとき、車に乗せて行くから」と言いますが、これだけは譲れません。大丈夫だよと言葉を返し、かみさんが集積所まで持って出ました。あたしはそのまま食事の支度にかかります。
 もっとも重量のかさむときは二人して持って出ます。そんなわけで昨日の出来事は少なからぬショックでした。くり返しなりますがこの10年1日たりとも失念したことはないのであります。それがです、このざまがっくりとしました。

  一つずつ 物忘れして 老いてゆき