半日寝ていました昨日は
別にどこがどうってわけではないのですが、三時に目覚め、そのまま暗い天井を見つめていて、どうしても眠りに入ることができず朝を迎えてしまいました。外は雨で台風が近づいているようですが、テレビも観る気にもなれずにただ目をつぶっています。しかし時間がくれば腹は空いてきます。こればかりは我慢がならず、かみさんに頼みます。「おぢやを作ってくれない。腹が空いてきた。寝たまま食べます。」イヤホンでテレビを観ていたかみさんが黙って、それでも「御粥でなくおぢやですね」と下へ降りていきました。
ほどなく丼一杯のおぢやが枕元に運ばれてきました。掻き卵が入っています。お醤油の匂いがたまりません。寝床に起き上がって食べます。
「なんか死んだ親父を思い出すな。よくこうして玉子酒を飲んだり、かっぱえびせんをポリポリ食べてたな。」
「冗談じゃありませんよ、今朝は特別よ。具合悪そうだし、眠れなかったって言うから……」
「枕元に食事を運んでもらうのも良いもんだな。老老介護の練習にもなるし」
「冗談はそこまで」
会話は途切れてかみさんはテレビ、小生はひたすら眠ることに努力します。そして昼ごろのこのこ起きだし、下に行き一人パン雑炊を作って昼飯であります。その後改めてテレビを観れば、台風が容易ならざる被害を各地にもたらしています。
そしてどうやら本日午後には関東地方も巻き込まれそうであります。
中国地方は前回の台風の被害もそのままに、またしても危機に見舞われています。毎年のように見舞う各地の災害、政治が遠く遠く感じられてなりません。
政治が政治です。具合が悪いなどと贅沢は言ってられぬ事態であります。