うたのすけの日常

日々の単なる日記等

うたのすけの日常 後期高齢者の日めくり その124

2010-11-16 07:46:29 | 日記
             気分高揚の午後

 今日は午後から天気が崩れるといった予報であります。それではと腹をくくって医者行きを決断します。何もそう大仰に構えることはないのですが、どうしても医者となると半日はつぶれます。読む本を選び、読書専門の老眼を鞄にしまいます。
 予定としては皮膚科と内科とお医者さんの梯子であります。先ずは皮膚科。予約制ですが診察日や時間が、相手任せで制限されますので、待つのは覚悟で飛込みであります。まあ二時間ちょっとの待ち時間で済みます。次ぎはひと月後、塗り薬がなくなる頃と、今回は予約させられてしまいました。
 寒い間保湿のお薬を欠かさず塗って、お肌を大事に保つ療法でして、そうしないでおくと夏に湿疹が出て、痒い思いを強いられるといったわけでして、一冬一日二回塗るのもなかなか苦行であります。

 さてお次は内科、高血圧症と諸々でありまして、血圧を測り、採血して終わりであります。それぞれの薬局でお薬を頂きますが、時にここで待たされることもあります。というのも、薬局も客商売、お世辞ではないでしょうがお年寄りの患者さんに、もっともたいていお年寄りですが、具合はどうとかといろいろ訊くわけです。すると待ってましたとばかり患者さんがあれこれ話し出すわけです。
 これがまた病状だけに収まらず、挙句は自分のことにとどまらず、ご近所の知り合いの病気のことやら世間話と、果てしなく話は続くのです。気持は分かるのですが、これにはいささか参ります。やっと自分の名前が呼ばれた時、かなりの険悪な顔付きになっているのではないかと思い、懸命に表情を和ませようと努力であります。
 そんなわけで今日も帰還はお昼ちょっと前ということになりました。

 まあ昼前はこんな調子で過ぎていきましたが、どっこい今日はどえらいことが夕刻に、大袈裟に申せば歴史的事件が待っていました。思わず顔がほころびますが、ことは大相撲です。二日目、白鵬六十四連勝なるか、稀勢の里との結びの大一番が刻々と迫っています。小生早々と風呂を済ませ、外面悠々とテレビ桟敷で観戦であります。
 小生かみさんに告げます。「まあ、稀勢の里には勝目は先ずないな」と。この力士、次期大関横綱と言われながら、三役と前頭を行き来していて、多くのファンの期待を裏切って来たのです。それがどうでしょう、白鵬の双葉山の六十九連勝に迫る連勝を、六十三でストップをかけるといった大金星をあげたのです。左を差し、休まず攻め立てたのが勝因といえそうです。
 小生またまたかみさんに告げます。「オトウサン、稀勢の里に勝目はないなんて言ったけど、内心では連勝を止めるのは彼しかいないと思っていたよ」と。すると「そうよね、スカッとしたわ」と逆らわぬ返事がかえります。
 因みに稀勢の里は茨城県牛久の出身であります。

 それに付きましても、双葉山の六十九連勝が、いかに偉大な記録であるかということに、あらためて感じ入りました。そしてそれに肉薄した白鵬もまた、後世に偉大なる横綱と称されることも間違いありません。 

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2 コメント

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Unknown (■かわぐち えいこう)
2010-11-16 13:32:15
初日は出かけて相撲を観なかったのですが、なんとしたことか世紀の一戦、見逃さずにすみました。何度もVTRが繰り返されていましたが、私は名前は忘れましたが、審判である土俵下での親方の顔をじっと見ていました。驚きもせず冷静でした。さすがだと思いました。
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Unknown (うたのすけ)
2010-11-16 15:50:35
かわぐち えいこうさんへ。
今日は。
お互い世紀の一戦、見逃さずによかったですね。
親方が土俵下で見守っていたとは気づきませんでした。
鳴戸親方、元横綱隆の里です。
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