正月のお客<o:p></o:p>
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暮れに三日にわが家を訪問したいと、所属していました劇団の座長夫妻より連絡がありました。あたしとしては大歓迎、水戸に隠居の身となってからは正月に客を迎えることはなく、さっそく、ぜひぜひと返事を致しました。<o:p></o:p>
日暮里、松戸と居を構えていたときは、特に日暮里在住の頃は正月ともなれば来客も多く、相手代われど主は代わらずで三が日飲み続けといったことも毎年のことでありました。これが時の流れで現在の境地はいささか淋しいものがありました。賑わい大好きのあたしとしましては久方振りの朗報、「友遠方より来たる」と嬉しさ一入といったところであります。<o:p></o:p>
前日に娘が車で一緒に迎えに行ってくれるというので大助かり、11時46分水戸着と早々にメールが入ります。よし、それまで箱根駅伝の復路の観戦と余裕をもってテレビに見入ります。その時であります。「なぬなぬ、」間のニュースで常磐線が上野の信号故障で不通だったのが、只今運転再開と報じています。11時半に迎えに出ることになっていましたので、さっそく娘にご注進であります。<o:p></o:p>
「そう、そのうちなんとか連絡あるでしょう」といとも冷ややか過ぎる返事、この落ち着きわが娘ながら見事という外ありません。そして娘の言葉通り事故のため、特急より普通の方が良いとの案内でこれから柏を出発とメールがあり、追って12時45分ごろ水戸着と連絡がつきました。まあ1時間遅れならまあまあということで12時半迎えに出発しました。<o:p></o:p>
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1時をかなり過ぎたころ、お二人とも和服姿でみどりの窓口の方から現れました。どうやら混雑で改札口で見過ごしたようです。ここでここだけの裏話を致します。松戸から水戸までは柏まで普通車、そこで特急に乗り換えるわけですが、お二人ワンタッチの差で特急に間に合わずに唖然としたあと事故発生、運転再開後普通で水戸までという結果になった次第なのです。しかし事故のおかげで急行券が払い戻しになりました。といったお話であります。<o:p></o:p>
帰りの道路も混雑なくわが家に到着。さっそく先ずはビールで乾杯、そして用意したにごり酒「副将軍」なる銘柄でささやかな正月の宴が始まりました。といった次第で大いに嬉しく飲みかつ食べそして語り、あっという間に冬の日は暮れてゆきました。<o:p></o:p>
お酒も美味しく飲めました。これもお正月です。
お早うございます。
男の和服もみられなくなった最近のお正月です。
和服が似合いのご夫婦でした。
お客様を迎えるうたのすけさんの嬉しい様子が目に浮かびます。和やかでいいものですね。
今日は。
接待方ですので和服はやめました。
お客さんがあるという嬉しさを、久方振りに味わいました。