観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「北方領土」「農業」を考察する予定(未定)。

安全保障政策をきっちりやらなければ救いが無い

2011-12-31 21:42:12 | 日記
外交評論家・岡本行夫 道しるべなき世界を後に(MSN産経ニュース 2011.12.31 03:07)

>「アラブの春」は民主化を広げたが、ムバラク崩壊後のエジプトは過激化し、40年続いた中東の平和すら揺らぎそうだ。民主主義の重要な定義は、「自由選挙が行われること」だった。しかし、パレスチナの自由選挙でハマスが勝ち、イランでアフマディネジャド大統領が勝てば、アメリカはこれを民主主義とは認めない。一方で、一党独裁国家の中国が、自らを民主主義国家と名乗る。民主主義とは何か。世界に冠たる日本の民主主義だが、そのおかげで1回100円の外来診療費負担もつぶされ、財政は破綻に向かってまっしぐらだ。

自分達の都合のいいように世論を操るノウハウに長けた連中がのさばるのが民主主義。民主主義など○○なのだが、逆らうと潰されるからな。日本国財政のように(その後どうせハゲタカするつもりなのだから、○○っぷりに呆れてものも言えない)。

>今の世界には、明るい海面に向かう道しるべがない。

力の強い○○に逆らっても潰される。従っても地獄に連れていかれる。どっちもろくな道ではない。

>核兵器もミサイルも、放棄しまい。むしろ、開発を加速化するだろう。その北朝鮮に対して、日本はどう向き合っていくのか。

拉致も核兵器もミサイルも本来やりようはある。軍備を整えて実力で救出・阻止すればいいわけだ(シリアの核兵器開発はイスラエルは実力で阻止している)。単にそれは政治的に困難であるに過ぎない。まず韓国が堂々日本を敵国扱いして反対するし、○○○○や○○どもも裏では潰しにかかるだろう。日本が未だに「敵国扱い」であることは公然たる秘密なのである(○○○○の有力シンクタンクがそういう考えを堂々開陳してベストセラーになったりもする)。ドイツもそうだから、日本もずっとそうだろう。それでは希望がないのだが、実際ないのである。それでは都合が悪いので、隠されているだけなのだ。

>中国とはどうするのか。「戦略的互恵関係」という意味のない標語のもとで、日本は一方的に中国に押しこまれてきた。中国の海洋覇権は、あと10年もしないうちに完成する。太平洋も含めて日本の周辺海域は、中国海軍が圧するところとなる。その中で日本だけが防衛予算を減額し続けている。大事なのはただひとつ。譲れない日本の国益を確定することだ。

アメリカもメンツがあるので、中国にやすやす負けるようなことはないと思うが、最後の最後でどう出るか分らないので、日本も勿論自主防衛していく必要がある。アメリカが勝てばバラ色というわけでもないので、○○○○くもない「戦い」になると思う。譲れない日本の国益と言えば、日本の自主独立だが、そんなものは現時点でないし、戦後あったこともない。取り戻すのはほとんど不可能にも思える。自主独立を目指すならば、防衛産業を維持しなければならないはずだが、ついこの間、F-Xでまたまた潰されたところである。防衛予算を増額するだけでは全くもって不十分なのであり、大事なのはその中身なのである。何処かの国一国に依存して守られる「独立」などあってなきが如しである。

>東北地方の農産物を敬遠する主婦が多い。

「わざわざ危険を冒して」(実際には危険でないにしろ)東北の農産物を食べようという人間はマスにはならないだろう。それが民主主義でもある。

>社会保障の赤字は、もはや消費税引き上げだけでは対応できない。既得権益の構造に切り込まなければ、日本国家の再建はない。産業の活性化も絶対に必要だ。1989年に19兆円あった法人税収入が、今はなんと7兆4千億円に減少している。

財政破綻を防ぐことはまったなし、経済の活性化も必要だ。でも、何処ぞの国の属国では救いが無い。安全保障政策も充実させていくことが必要だろう。経済だけ活性化したところで収奪されたら元も子も無い。独占を許していたら確実に収奪されるし、実際に今、収奪されているところなのである。

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