観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

八重山日報あれこれ

2017-10-14 23:32:07 | メディア
「辺野古」以外に何を語るか 視点(11日 10月 2017)

>沖縄の課題は多い。一括交付金など、国による沖縄振興策をどう評価するか。全国最低水準の所得をどう引き上げ、経済的な自立につなげるか。農業、観光、商工などさまざまな分野で、候補者それぞれに信念や主張があるはずだ。国境を守る大事な役割を果たしている離島の振興策も、なおざりにしてほしくない。

八重山日報が寧ろ提言してもいいのかもしれませんね。本土の新聞も社説でああせいこうせい書いてきますし(笑)。正論11月号の仲新城編集長の記事が面白かったです。沖縄の競争嫌いが学力低下を招いているのではないかという意見ですね。学歴社会というのも問題点はありますが、一般に学歴が高いことが高収入に結びつくことは端的な事実です。沖縄の所得上げを目指すなら、学力向上は避けて通れない道なのでは?沖縄県民に耳が痛い話かもしれませんが、どうせ沖縄本島でそれほど部数がある訳でもないでしょうし、守るものも大してない訳ですから、ドンドン攻めてみてもいいのではないかと。言い方はあるでしょうが、新聞編集長にそれを説くのも釈迦に説法でしょう。やる気あるアクティブの人から八重山日報のファンを増やすのも戦法のひとつですね。

石垣で教育長だった玉津氏が学力向上を主導して大きな成果を出したが、教科書問題でミソをつけて退任に追い込まれ、結局学力向上の流れが止まって元の木阿弥になったという流れがあるようです。教科書問題は筆者は大概(全肯定しないにしろ)応援した方だと思いますが、結局は沖縄の保守派を我々は助け切れなかったのかもしれませんよね。でも学力向上も反日教科書の是正(普通の教科書の選択)も間違っていませんから、諦めず戦っていかなくてはなりません。沖縄振興に関しては(使えるかどうか分からない)アイディアがありますから、筆者もいずれ書くかもしれません。国境を守る離島振興は自民党が正に力を入れていますので、沖縄県民の方には自民党に一票入れて欲しいですね(筆者も党員です)。離島に住むのもハンディがあると思いますが、中々そこに住んでくれて有難う的な支援というのもないのかなと思いますね。中国が調子に乗って尖閣海域を侵略しまくっているのも、人が住まなくなってしまったことと関係があるはずです。

米軍事故、安全保障再考を 視点(13日 10月 2017)

>米軍は安全を確認するため、当面、同型機の運用を停止する方針を表明した。米軍には厳重に抗議し、明確な安全対策を要求すべきだ。

こう言っちゃ何ですが、一件事故が起こる度に大騒ぎになっていること自体疑問がなくもないですね。沖縄県民も交通事故が起こる度に大騒ぎする訳じゃあないんでしょうから。事故対策で緊張感が必要なのは確かですが、(飲酒運転は兎も角)事故りたくて事故するドライバーはいないと思います。同様に墜落したくて墜落するパイロットもいないはずです。どんなに気をつけていても事故はゼロにはなりません(完全自動運転が実現したらコンピューターは正確ですから、事故は劇的に減るかもしれませんが)。明確な安全対策を要求していますが、米軍が明確な安全対策をしないという前提に疑問が無くもありません。事故に関してノウハウは相当確立しているんじゃないかと思います。八重山日報でこれなら、沖縄はこういう雰囲気に相当弱いのかもしれませんよね。空の事故は特別な感じもしますが、事故は事故、冷静になってもいいのかなと思わなくもありません。

>沖縄にとって悲劇的なのは、事件・事故の繰り返しが日米両政府への県民の不信感を強め、ひいては両政府が進める県民の負担軽減策にブレーキが掛かってしまう悪循環が存在することだ。

>普天間飛行場の辺野古移設は、まさに今回のような事故が市街地の宜野湾市で起こることを防ぐため計画された。しかし現実には、米軍の事件・事故が辺野古移設反対の理由に使われることが多い。政治的思惑が、沖縄の基地負担軽減をむしろ遅らせているのである。

辺野古移転が成れば、市街地で事故が起きる確率は相当減りますからね。せっせと移転反対する連中は事故を本当には懸念していないんだろうと思います。海兵隊も言っちゃなんですが、わざわざ人気の少ないあたりに移転をしたくもないかもしれませんし、引越しも面倒だと思っているかもしれません。ですが、仕事で決まったら粛々と移動するでしょうね。いずれにせよ、明快な負担軽減策に意地でも反対する理由は「固定化」なんでしょう?つまり米軍が負担であると決め付けて米軍追い出しが負担軽減と事実上主張しガンとして譲らない、それが等身大の「オール沖縄」の姿ですね。

>米軍の事件・事故が起きるたび、日本側の捜査権を制限した日米地位協定の問題が指摘される。日本で起きた事故なのに日本側が独力で究明できない。米軍の「ブラックボックス」化が県民の不公平感を増幅させてきた。

基地への逃げ込みが非常に印象悪いと思いますね。逃げ込む兵士は軽い処分を期待しているでしょうし、実際そうなるから兵士は逃げ込むということが続いているようにも見えます。米軍にも言い分はあるでしょうが、米軍が犯罪に対して日本側と同等以上の処分を下して日本・沖縄を説得できれば、地位協定の問題はある程度解決するのかなと思いますね。

本紙にデマ「宗教団体が買収」 基地反対派の〝精神性〟とは― 本音のコラム⑧(14日 10月 2017)

>インターネットで検索すると、本紙と宗教団体が特別な関係にあると断定する書き込みが大量に出現する。すべてデマだ。

>本紙が宗教団体に買収されているかどうか、編集長が信者であるかどうかは、会社の登記簿を取り寄せるなり、会社に問い合わせるなりすればすぐに判明するはず。本紙への誹謗中傷を目的に、意図的な虚偽が発信されている可能性が大きい。

具体的論拠が明示されていますし、デマなんだろうと思いますよ。デマを否定すると益々怪しいと興奮する人もいますから、中々難しい問題ですが。ただ、某宗教団体は○○○と関係していると噂されており、○○○は八重山日報を評価していると見られますから、支援があると思い込む人が出るのも無理はないかもしれませんね。あるいは編集長の知らないところで影ながら支援されている可能性もあります。どうだか知りませんが。

>「オール沖縄」という名乗りから明らかなように、基地を容認する沖縄県民は許せない。そのような県民の声を掲載する新聞は、宗教団体に洗脳されているから、信じるに値しない―。そうした強引な「レッテル貼り」と印象操作が、執拗に書き込みを繰り返す基地反対派の狙いのようだ。

執拗なのは元締めのスパイが仕事でやっているからだと思いますね(笑)。オールという名乗りに見える排他性は問題ですね。意見の違う奴は沖縄じゃないというのも相当酷い決め付けです。以前オール沖縄政治家のサイトが「支援サイト」と名乗っていることに関して物申したことがありますが、政治家も支援が欲しいのは人情だと思いますが、迷っている人もいるでしょうし、普通に支援が得られるよう広く門戸を開いて説得しろよと思いました。自分達と同じ人達との交流は居心地がいいでしょうし、味方の支援も気持ちいいでしょうが、必然的に自分達と違う人達と交わることになり、敵とも戦わないといけない政治がそんなことではねぇと思います。allの名乗りが全体主義的と思わないのか不思議に思わなくもありません。選抜チームがオールジャパンだとか言うのは別にいいと思うんですけどね。酷い選抜チームもあったもんです(笑)。ゴミでも選抜しているんですかね(失礼)。

>自分と考えの異なる人に対し、基地反対派が浴びせる醜い「口撃」が問題化した例もある。

>「あなたたちは単なる国賊でありこの国の汚物なのですから身の程をわきまえるよう」

>今年2月、基地反対派に反論する活動を展開している名護市民の我那覇真子さんに対し、反差別を掲げている「レイシスト行動集団」主宰の野間易通さんがこうツイートし、波紋を広げた。野間さんのツイッターは一時凍結された。

笑い事じゃないんでしょうけど、笑ってしまいますね。反差別を掲げる奴ほど差別し、反ヘイトスピーチを掲げる奴ほどヘイトするという図式はネットでも嘲笑の的です。きっとレイシスト行動をする集団なんでしょうwww結構自覚していたりしてな。琉球新報のレッテル貼りとかも相当酷いからな。またこれが当を得ていないんだ。汚物とまでは言いませんが、国賊って中国に国を売ろうとしている野間って人じゃないかと思いますね(イメージです)。

フランスの隠し球(?)モロッコ系ユダヤ人次期ユネスコ事務局長

2017-10-14 22:28:15 | 注目情報
ユネスコ、次期事務局長にアズレ仏前文化相 カタールのカワリ氏破る(AFP 2017年10月14日 9:55)

>アラブ諸国は、アラブ諸国の中から初めてユネスコ事務局長を出すことを目指していたが、その望みは地域対立と米・イスラエルのユネスコ脱退表明によってくじかれた。カタールがイスラム過激派を支持しイランとも関係があるとしてサウジアラビア主導で今年6月に始まったカタールの経済封鎖に加わっているエジプトは、決選投票ではアズレ氏支持に回った。

>アラブ諸国が分裂している中、フランスは各国間の関係改善と、対イスラエル関係の緊張緩和を図る目的でモロッコ系ユダヤ人のアズレ氏を推した。

>アズレ氏の指名は11月10日にユネスコ総会で行われる加盟195か国による投票で承認される必要があるが、過去に指名が覆されたことは一度もない。ボコバ現事務局長に続きユネスコで2人目の女性事務局長となるアズレ氏は、米国とイスラエルにユネスコ残留を促すという難題を抱えてのスタートとなる。

ユネスコの次期事務局長にフランスの人が決まったようですね。筆者は世界遺産は明らかに町おこしの役に立っているから必ずしも否定するべきでもないと思っていますが、中韓が政治を持ち込んで反日活動していることには強硬に反対したいというジレンマがあります。脱退するのは簡単ですが、日本がいなくなったら中韓好き放題ですからね。脱退することでユネスコをぶっ壊して中韓抜きの新しい組織を創れるなら喜んで引き金を引きますが、米やイスラエルと共に世界の孤児になるのも何か違うと感じています。日本とアメリカじゃ力が違いますしね。日本も人のことを言えませんが(国際連盟脱退から枢軸国そして敗戦への流れ/日本脱退→ドイツ脱退→ソ連加入→イタリア脱退と枢軸国結成という流れで結果的に脱退した方が負け組みになっています/別にユネスコ脱退が戦争に繋がるとも思いませんが(笑))、アメリカも国際連盟の立ち上げを主導しておきながら参加できずですから、ついていけば全て上手くいくとも思えません(笑)。今のところはフランスの人の手腕に期待したいですね。まぁ上手くいくかどうか分かりませんけれども、状況は既に悪いですから、何か失うものがある訳でもありません。しばらくは様子見でしょう。

カタールもいい加減何とかした方がいいと思うんですけどね。金があるから何とかやれており頑張っちゃうんでしょうね。

フランスもここでモロッコ系ユダヤ人を持ってくる中々のバランス感覚だと思いますよ。面白い隠し球(?)ですよね。何だかんだ言ってトランプやイスラエルを気にかけているんじゃないですか?モロッコ系だったら、アラブのヘイトを集めないかもしれませんし。フランスは素晴らしい文化財の多い国もでノウハウもありそうです。アズレ氏がどういう人か知りませんけれども、筆者の中では期待が先行しています。別に日本の世界遺産申請をドンドン認定してくれともいいませんので、中韓の悪巧みを兎に角阻止してほしいです(笑)。中韓の指名反対に期待ですね(笑)。

特定秘密保護法の成果

2017-10-14 20:57:18 | 政策関連メモ
佐藤正久議員ツイッター(10月13日)によると、特定秘密保護法が整備されたおかげで北朝鮮の情報が各国から入るようになったとのこと。

特定秘密の保護に関する法律(ウィキペディア)

安全保障関係の情報を扱うのに漏らした時の罰則もないザル国家に貴重な情報を渡せないですからね・・・。論点はいろいろあると思いますが、やっぱり特定秘密保護法=悪の図式は秘密をもらす側のプロパガンダなのかなと思いますね。

民主党による秘密保護法検討もあったようです。ですが、尖閣のあの衝撃映像の流出に怒っての検討ですから、動機が不純で筆者も賛成しなかったかもしれませんね。こんな情報を隠していたのか~と怒っている時に、情報漏らすなって法律を検討されても中々はいそうですねとは言えません。加計の時の安倍政権も規制緩和は間違ってない!でもっと規制緩和を!と言い始めてちょっとおかしくなってるなヤベエと思ったものです。自分を守るための政策提案ってすぐ分かりますからね。例え正しくともそういう見え透いた言い訳はしない方がいいんですよね。普段問題がなくてもピンチの時に失敗をしてしまうことは結構ありがちな話です。支持率がガクっと下がったことによほど動揺したんじゃないですかね?

>2011年(平成23年)にも、国家秘密の管理体制強化を目指す「秘密保全法」が検討されたが、この時は法案の国会提出は見送られており、また内閣法制局から「法の必要性(立法事実)が弱い」と指摘されていた。

菅政権ですね。立法事実が弱いというのは、日本人は口が堅い人が多いんでしょうか?政治は一瞬で情報が広まるという話を目にしたこともありますし、噂話の広まり具合に関して筆者は日本人一般を信用している訳ではないんですが。職務には忠実で秘書が自殺する国でもあります(政治に関心があっても政界に入ろうともしなかった理由のひとつは闇の世界に足をつっこむとロクな目にあわないんじゃないかと怖れたことも一因ですね)。立法事実が弱いにせよ、そうでないにせよ、情報を守る制度すらないようでは、信用されないことは間違いありませんから、特定秘密保護法は安倍政権の確かな実績だと思うんですよね。結果もついてきているようですし。総論賛成で問題点を指摘して修正する態度の野党だったら評価できるんですけどね。世の中にはいろんな意見の人がいますが、筆者は確かな野党路線を評価したことは生まれてこの方一度もありません。

>対案を提出 民主党 - 政府の原案、および与党と日本維新の会、みんなの党の修正案に反対しており、保護すべき対象を外交と国際テロ防止に関する情報に限ることを柱とした対案を提出している。幹事長の大畠章宏は東京・銀座での街頭演説で「マスコミもこぞって、特定秘密保護法案については反対しよう、という声を上げている。あとは、国民のみなさんの声をあげてください」と述べている。法案成立後、代表の海江田万里は、「これで終わったとは思っていない。政府側にも一部新たな法案を出すという話があり、それに対して民主党は対案を出す。国民に与える悪い影響を少なくするために努力する」と話した。

>反対姿勢 日本共産党、生活の党、社会民主党。

反対はしないことでギリギリ日本共産党や社民と差別化していたのが、民主党ですね。ただ、政権交代を目標に連携するなら事実上、日本共産党や社民党と変わるところがないですし、対案を提出というのも明らかにグレードダウンした対案ですから、筆者は大して共産党や社民党と変わらないという評価です。そもそも維新やみんなのように何故賛成して修正協議しないのか?という話です。対案を出さずに外交と国際テロ防止に関する情報に限れば賛成すると言えばいいだけでしょう?安全保障や国内テロは何で情報を漏らしてもいいんだよ!で拒否られるのがオチだから、普通のことはできなかったんでしょうね。完全にポーズだけの「実力誇示」(左)です。日本の重要な問題のひとつは戦後レジーム左の空気がまともな話し合いを避けて足を引っ張っていることだと思っています。必ずしも保守派が正義でもないんでしょうが、筆者は保守派が外交安全保障でまだまともだから支持しており、関心が深いのも外交安全保障だから保守派だという流れですね。旧民主党の方々は恐らく今でも特定秘密保護法に反対の提案を出したことが間違っていないと思っているんでしょうね。そんな外交安全保障観の持ち主に政権を任せたいと思うのは同じ穴のムジナか何も知らない人だけなのかなと思います。

見ていると小池氏の外交安全保障政策まわりの信念には若干疑問があって目先の支持を得るため左に引き摺られていっているようにも見えています。これだと何回看板を架け替えても同じなんですよね。民主党の保守派も結局ドンドン左傾化しましたし。左から見たら保守派が右傾化しているように見えるんでしょうが、国際的に見て外交安全保障に関して日本は普通のことが明らかに出来ていないだけですからね・・・。悪い(ように見える)例を出してこんな普通は要らないが連中の論法ですが、誰もそんなことは言っていないという話です。筆者と相容れない原発ゼロの主張もありますし、ただただ筆者としては違うものを違うという正論路線で行きたいですよね。正論に拘りすぎて味方の粗を気にして内ゲバ始めるつもりもないですし、書くべきは書かないといけないとは思っていますが、何処までやれるかは分かりませんね。自分ではそれなりにやれてきたとも思っていますが。

イランの核合意問題に関するアジアからの一考察(イランは北朝鮮というテロ国家との悪しき関係を清算する気がないように見えている)

2017-10-14 16:24:54 | 注目情報
トランプ米大統領、イランへの強硬路線鮮明に-合意離脱は見合わせ(ブルームバーグ 2017年10月14日 04:50)

>トランプ米大統領は13日、欧米など6カ国との間で成立したイランの核兵器開発に関する合意について、同合意の離脱は言明しなかったものの、イランが順守しているとの認定を拒否し、一段と強硬な姿勢を鮮明にした。

>トランプ大統領はイランの核合意は米国の国益のためになっていないと指摘、2015年の調印以降、イランは攻撃的な姿勢をエスカレートさせる一方だと主張した。イラン革命防衛隊をはじめとする新たな対象を加えた制裁を確約し、合意の問題点が是正されなければ合意を破棄することも辞さないと言明した。

>トランプ大統領は「イランの行動は合意の精神に応えていない」と発言。イランの現体制は「世界中に死と破壊、混乱を広げている」と批判した。

トランプの行動力は何時も筆者を驚かせますね。筆者の理解ではイランとの核合意は核に関する合意に過ぎず一応守られていると考えていたのですが、対北朝鮮や対シリアなどで世界中に死と破壊、混乱を広げているのは事実だから、合意の精神は守られていないという判断でしょうか?外務省HPを見ても核合意の詳細は分からず、合意に反しているか否かについては何とも言えませんが、北朝鮮とイランの協力については、イランによる北朝鮮制裁が進むというよりは、イランと北朝鮮の協力疑惑が浮上している状態かと思います(北朝鮮の核・ミサイル開発 イランに協力疑惑 資金提供や技術交流 ロシアは黙認? 日経新聞 2017/9/26)。欧州や米民主党が批判してやまないシリアのアサド政権に協力しているのも、欧州や米民主党が批判してやまないロシアと共にイランが代表的な支援国とされていると思います。イスラム革命防衛隊(ウィキペディア)に関して言えば、ウィキペディアではですけれども、ロウハニ大統領以降で革命防衛隊のシリア以外での活動(アフガンやイラクなど)は書かれていないですね。

>これを受けて欧州の米同盟国は即座に共同声明を発表。メイ英首相とメルケル独首相、マクロン仏大統領は核合意について、「イランの核プログラムが軍事目的に転用されるのを確実に防ぐ大きな一歩」だと評価、同合意への支持を再確認した。

トランプも離脱を言明しなかったようですが、核合意を英仏独首脳が即座に支持表明したことは理解できます。核合意が戦争に拠らず核開発を停止する成果を出していることは明らかであるように見えるからです。イランを滅ぼしてしまうことが最も確実な核開発停止プログラムであることは疑いありませんが、さしものアメリカもイラクで苦労したことを考えると、戦争の決断は重い意味を持つでしょう。イラクの時より悪いのはイギリスも説得できていないことです。イラク戦争で仏独は反対しました。イギリスは賛成しましたが、ブレア政権は厳しい批判にさらされます(英イラク調査委、ブレア政権のイラク参戦は不当と (WEDGE 2016年7月7日 BBC News Chilcot report: Tony Blair's Iraq War case not justified)。ブレア氏もブッシュJr氏も独裁者フセイン大統領を倒したこと自体を誤りと考えている訳ではないようです。その判断の妥当性を筆者は問うつもりもありません。ただ、2期務めたブッシュJr大統領が石もて追われオバマ政権が誕生し2期続いたこととイラク戦争の経緯・結末が無関係であったとは、ちょっと考えにくい。イランが如何にならずものであるとしても、湾岸戦争のように隣国に攻め込んだ訳でもなく、北朝鮮のように国際的合意を明快に蔑ろにした訳でも恐らくなく、北朝鮮やかつてのアハマディネジャド大統領のように周囲を威嚇しまくって平和な国際社会を明快に掻き乱した訳でも恐らくない現状でイラン制裁の流れを創ることは中々容易でないだろうと筆者は思います。あるいはアメリカはイランが核合意をやぶろうとしている証拠を持っている可能性もあります。ですが、イラク戦争の開戦理由に嘘があったことがアメリカの外交能力を決定的に削っているところがあります。説得は中々容易ではないでしょうね。筆者もイランが核開発を断念したと確信している訳ではありません。ですがやはりアメリカがイギリスほどの友好国を説得できないとなるとイラク戦争以上の困難をもたらすことになるのではないかと懸念します。これはアメリカにとっても世界にとっても不幸なことだと思います。イラク戦争の時も反対した仏独は兎も角イギリスなど友好国とよく話し合ってもう一度仕切り直してはどうですか?何も明日イランの核開発が成ってしまう訳でもないのでしょうから。アメリカは強すぎて国際社会が分からないところがあるように思います。

「イラン合意破棄への反対はカネ」 トランプ氏、欧州首脳を当てこする(産経ニュース 2017.10.14 10:01)

>トランプ米大統領は13日、米国が欧米などとイランの核合意を破棄することに反対してきた欧州の首脳を「彼らが私に合意にとどまってほしい理由はただ一つ。(イランから)送られるカネのことを考えているからだ」と当てこすった。

>トランプ氏はこの日、当面は核合意にとどまると発表したが、核合意についてフランスのマクロン大統領や英国のメイ首相と話したかを記者団から問われ、欧州側が米国の合意破棄に反対するのは制裁解除による自国企業の対イラン取引が狙いとの認識を示した。

>その上で、トランプ氏はマクロン氏との会話で「イランは(仏自動車大手)ルノーに大金を与えるだろう。カネを受け取って楽しめばいいが、どうなるかは今に分かるよ」と伝えたことを明らかにした。ルノーはイラン側と合弁会社を設立すると発表している。

ルノーがイランの核開発疑惑が消えた訳でもない中でイランと合弁会社を設立すると発表するのは望ましくないですね(その事実を筆者は今日まで知りませんでした)。イランはミサイル開発やテロ支援・北朝鮮の如きならずもの国家との連携を考え直して国際社会に復帰するのが望ましい。筆者は核合意を現時点で支持しますが、将来に渡ってイランに対する圧力の必要性が無くなったと考えている訳ではありません。いざという時イランとズブズブになったフランスがイランを庇い始めると確かに邪魔だと思いますね。日本もかつてイランのアーザーデガーン油田(ウィキペディア)をアメリカの圧力によって放棄させられ悔しい思いをしたものですが、北朝鮮と連携しならずもの国家然としたイランを見るにつけ、そのアメリカの判断は正しかったのではないかと思うようになっています。今では日本が権利放棄した大油田は中国が権益を確保しています。中国は制裁に舵を切りましたが、北朝鮮の最大支援国で、北朝鮮は拉致という犯罪行為を反省もせず日本を核で焼き払うと示唆し世界の圧倒的な脅威の先頭に立っています。中国は南シナ海や東シナ海を蹂躙しインドをわざわざ怒らせにくる自身が脅威であることを隠さない国ですが、北朝鮮やイランの如きならずものを経済的に支援するという誤りも犯しています。日本の視点からはその中国に仏独が経済の観点から必要以上に擦り寄っているようにも見えなくもありません。日本も人道に関して欧州ほど言わずダンマリを決め込みますし、天安門事件で真っ先に制裁解除した戦犯でもありますから大きな顔はできませんが、金につられて悪党どもの犯罪行為を助けてはいけないんだろうと思います。フランスやルノーももう一度考え直してみてもいいのでは?

参院が視野に入っていないと国民に対する真摯な説明にはならない

2017-10-14 15:29:30 | 政治システム・理論
小池氏、自民との大連立は「ございません」(読売 2017年10月13日 21時00分)

>希望の党の小池代表(東京都知事)は13日、衆院選後に自民党と連立政権を組む「大連立」の可能性について、「ございません」と否定した。

>小池氏は自民党との連立について「結果としての判断」と述べるなど、含みを持たせてきた。ただ、読売新聞の情勢調査などで希望への支持は伸び悩んでおり、小池氏は安倍内閣との対決姿勢を強めている。

これは民進勢力など政権選択選挙だと言っている連中全てに言えることだけど、参院どうする気?って話ですね。自公が参院改革を言わないのは自分たちが権力を持っているからですけど。政権選択選挙を国民に分かり易くするためには、憲法改正ないし新憲法制定するしかないんですよね。憲法改正を言って9条だけを聖域にすることは難しいですから、9条が改正されてしまわない限り、参院の改革を左派(事実上の護憲派)も支持して憲法改正の機運が来ることはないでしょう。自分たちが参院もとる前提なら、将来的には何とかなるかもしれませんが、大連立の選択肢抜きで今度の衆議院選を戦おうという連中は日本のことを考えていない反日勢力のように見えますね。衆議院選で勝ったのは我々と主張したところで、参院を握られて政権運営が上手くいく保証は何処にもありません。参院で自公を勝たせたのも国民の選択です。首相が誰かも明示していませんし、どんなビジョンで政権選択を訴えるのやら。特に興味もありませんけれども、政権交代論関連は筆者が触れない訳にもいかないので、念のため改めて指摘しておきます。

もう勝てないと悟って左派に迎合しているのかな?とは思っているのですが、ミイラとりがミイラにならないといいですね。理論があって理論が間違っていないと判断する時、それをあくまで大切にして説得を試みずもしくは説得に失敗しあるいは棚上げせず多数意見に迎合して流されてしまうようでは、劇場型政治の呪縛から逃れられないだろうと思います。今までどおりフワッとした民意に迎合することだけ頼りに政策的判断や理論抜きで都政を進めるつもりなら、これまで通り迷走を量産するだけの結果に終わるのではないでしょうか?

参院が視野に入っていないと国民に対する真摯な説明にはならない訳ですが、ゴリゴリの左派の連中は自分では恐らく分かっていますよ。兎に角自民党を評価していませんし、日本も好きではありませんから、日本が混乱することになっても、我々同志だけで政権運営する!一本槍のはずです。それが大連立しないの意味なんですね。これまで安倍ガー安倍ガーでヘイトを繰り返してきたのが野党サイドです。安倍総裁を選び安倍首相を指名したのも自公政権です。ですから、大連立を視野に入れることは安倍政権(自公政権)を評価することになり、自分達の中で受け入れられないんでしょう。

筆者は日本を混乱させる局面じゃないと思ってますけどね。小池というミイラ取りはミイラになりつつありますね。

前原次第

2017-10-14 12:37:55 | 注目情報
民進・小川氏 選挙後も民進党として再結集するべき(テレビ朝日 2017/10/13 07:02)

野田佳彦前首相、もう一回本当の仲間と民進再結集 無所属ながら全国応援演説行脚(yahooニュース 10/14(土) 7:04配信 スポーツ報知)

希望で創られた流れが止まって、民主党・民進党再復活の流れが出来つつあるように見えます。本当に懲りない人達ですね。民主党が批判されたのも安倍のせい自民のせいネットのせいなんでしょうし、反省していないから看板をかけかえただけで結果支持が集まらず、また安倍のせい自民のせいネットのせいにして、希望に看板をかけかえようとして上手くいきそうにないから、再結集(笑)。ロクな反省もせずに看板だけかけかえて誤魔化そうとする鉄の意志には敬服さざるを得ませんね。左が反省しない限り何度でも新しい社民ができるだけだと思うんですが、先が見えれば左をやったりしないのかもしれません。

立憲民主が立憲を掲げたのはどう見ても安保法制反対の看板を降ろしたくないからです。立憲主義が安保法制反対の看板だったんですね。でも筆者はこれまで日本は憲法解釈でやってきましたし、唐突に憲法解釈するなと言われても「何を言ってるんだ?こいつら」です。屁理屈捏ねマンの屁理屈に一々付き合ってられない感じですが、批判はもういい、じゃあどうしたいのか、日本を取り巻く安全保障環境をどう考え、どう対応し、日米同盟をどうしたいのか、自分でビジョンを描いて見せろという話です。再結集でも何でもすりゃあいいでしょう。憲法解釈して安保法制の如き安全保障政策を前に進める態度をとらず、憲法9条の改正もしようとしないその態度でどうやって厳しい国際安全保障環境に対応するか筆者には全く分かりませんけれども。偏差値秀才が集まる集まった民主党民進党には天災君達天災さん達が大勢いらっしゃいますから、きっとアクロバティックな結論を出してくれるに違いありません。筆者は基礎が甘いとか言ってグシャッと潰す気満々です。どんなに知恵を絞ったところで泥地にシッカリした建物は立たないと思うんですが、奇特な方々もいらっしゃるようで。

希望の政策に期待している訳じゃありませんが、政権交代可能の受け皿政党ができないというのも、日本国民として必ずしもベストではないと思いますね。安保法制にあくまで反対してどうやって政権交代可能の受け皿を創るんだという(笑)。懲りない人達を英語で何と言うんだろうと思って検索したのですが、He never learns. He never changes. He doesn't learn from his mistakes. 決して学ばない、決して変わらない、自分の間違いから学ばない人のことを日本語では懲りないって言っているようですね。筆者も大概ミスの多い鈍くさい人間ですが、これは治らないところはあると思います(テストで高得点をとれても昔からケアレスミスとかでしくることが多い方だったと思いますし、ものをポロポロ落とすような運動神経の悪さもあって、この辺は人間の型みたいなものだろうと思います。代わりに発想力など優れているのかなと自分では思っています)。でも、民主党・民進党はそういうことでも無さそうですしね。どうも自分達が間違っていると考えていないフシがあります。この理由は筆者には良く分かりませんが、分かるまでおちょくってやろうかなとは思っています。絶対に最後まで分からなかった人達が日本をレッドチームに売ろうとしている確信犯スパイか頑迷固陋で判断力が無いおよそ政治向きでない方々なのでしょう。いずれにせよ、日本政治に関わって欲しくない方々です。自分が間違っていないと思った時、味方が少数でも頑張る態度自体は筆者は寧ろ評価するんですが、それも間違っている時修正する態度とセットじゃなくては機能しません。何が間違っているか何が間違っていないか判断能力がない人が権力を握るべきでもありません。筆者は安保法制に断固反対の態度を一切評価していませんし、これからもそう書くだろうと予告しておきます。まぁ別に反対意見との論争に負けたら自分が修正したって構わないんですけどね。ですが、特にこれまで反対意見もありませんでしたし、めぼしい反対意見を見ることもなかったですから、そんな事態にならないだろうと予測しています。筆者も保守メディアを評価して保守メディアで育っていますから総合的な立場=日本の保守であることはほぼ不変だと思っていますが、個別の政策の誤りを認めない態度というのが良く分からないところなんですよね。想像するに民主党・民進党の組織が硬直化していて、自分達の「専門家」が出した結論は無謬で変えられないってことになっているのかもしれません。だとすれば、民主党・民進党があるがまま自分のままである限り、永遠に政権を担うべきではないという結論にならざるを得ません。希望は安保法制を認めることを打ち出し、認めない勢力を認めないことによって看板架け替えに終わらない道を示したことは評価しているんですが、筆者も愚行権(ウィキペディア)を認める立場に立ちますので、まぁどうでもいいかな、じゃあ維新に頑張ってもらうかぐらいの感覚ですね。別に維新が自民よりいいと思っている訳ではありませんが(だったら普通に維新支持者になっています)、自民を強く支持しながらも、決して全てを認めたい訳でもないですからね。

具体的に言えば、安倍降ろしの動きを警戒しているんですが。経済政策も凄くいいですし(信任されそうという報道で株価はあがりました)、外交安全保障もいい。好調の時は変えないのが定石と思うんですが、自民の有力者の方々も結局は自分がやりたいですからね。ですが、筆者は今変えられても納得いかない気持ちです。国民より自民でも重視しているのかな?って感じです。ハードル低いように見えるかもしれませんが、自公過半数が政権の信任と普通に考えるべきでしょう。次に誰がなるにしろ選挙で信任を得た訳ではありません。首相は議員が選ぶので政権運営が上手くいかない時の交代は選挙をしなくても否定されるべきではないと思いますが、衆院選挙で信任を得た政権を選挙後即クビにするのはやり過ぎでしょう。衆院で信を問うて現行の自公政権が信任されたら(過半数とれたら)、(当面の)政権維持以外の答えがあるはずもありません。屁理屈を捏ねるでないと筆者は思います。自民の一部(?)にあるこうした態度は中選挙区制で培われたものだと筆者は思っています。そもそも自民党政権が続くこと前提で自民党の中で争ってきたのが自民党の歴史です。自民党内の抗争に国民が直接関与することが難しい以上、理論的には国民のための政治を考える時、自民党は纏まって、政権交代可能な政党の台頭を促し、政権選択選挙を通じて国民の意志を反映するという答えしかないと思います(自民党が分裂する選択肢は今まで上手くいったことがなく筆者はあまり考えていません)。それが自民党の恐らく大勢に逆らってあくまで小選挙区制維持を主張する理由です。新しい都連会長の鴨下議員のことは良く分かりませんし、どうこう言うつもりもありませんが、石破派の肩書きを見ると裏切り者予備軍かな?と思ってしまうのはボスの人徳だと思います。

希望が民進化するか否かは第一に小池に懸っているのですが、小池以外の最大のキーマンは前原ですね。彼が民進党の遺産(人・金)を外交安全保障政策の理念がまだまともな希望に移せるかどうかでしょう。彼が移す意志があるとしても、民進党を説得する力があるのかにも拠ります。民進再結集で社民化するも良し(勢いがあると言っても元々の支持者があつまっているだけであり、新鮮味があるだけの話であって、直ぐに飽きられてまた看板を架け替えることになります)、いったん安保法制を堅持した希望で小さく纏まってコツコツ育てていくかどちらかになるでしょう。ただ、維新路線が甘い道だと言うつもりはありません。維新も保守2大政党を目指して努力していますが、中々上手くいっていません。メディアの過半を占める左派メディアに好かれていないからでしょう。日本の未来がどうなるか誰にも分かりませんが、筆者は左の外交安全保障政策を認めて政権交代可能にしようと思っていないことだけは明言しておきます。お隣に悪い例がありますしね。北朝鮮相手に融和唱えて迷走して何の成果もでなかったのは左派政権ですね。左派政権には左派政権の言い分があるでしょうが、筆者は左派政権特にアジアの左派政治勢力、特に外交安全保障政策を何も評価しておりません。丸腰でならずもの相手に対峙しようとするような連中を誰が評価しますかね!

小池も混乱しているように見えます。安保法制を切って左に担がれれば新しいミンシンの旗頭で左マスコミの支持も得てしばらくは支持されます。まだ新鮮味がありますから。筆者のような保守派は当然ブっ叩くでしょうし、民進を説得できもしない小池の力量では当然抗うべくもなく、遅かれ早かれいずれ社民化します。民進の有力者を切ろうとして支持を減らしましたよね?どう見ても取り込まれずコントロールする力量がありません。人が同じで反省無ければ結末は必ず同じです。どんなに支持を減らしても(どう見ても減っています)つっぱってコントロールできる範囲に止めれば、現実的な外交安全保障政策で政権交代可能政党の希望は残ります(既に維新がありますけれども)。そこから大きくできるかどうかは誰にも分からないところだと思います。

民進党の連中が反省するのか反省しないのか反省するならどう反省するのか筆者は一応注目していますよ。期待はしていないんですけれども。

安倍政権を評価・支持して信任を得たらやれるところまでやって、その後のプランは今はない状態です。でも上手くいけばこれから後3年はあるんじゃないですか?その時が来たら自民党の中でいい人を探すんでしょうが(現時点では岸田さんと言われていますし、筆者はネットでみかける岸田さんヘイト派ではありませんが、安全保障政策を前に進めたいので、正直言ってそれほど岸田さんに期待している訳でもありません)、別に自民党議員でメシをくっている訳じゃありませんから、もっと期待できる選択肢があって損になることはありません。党員つっても金払ってたった一票ですが票に事実上協力していますし(ボランティアも申し出ましたが安倍首相支持で地元議員がリベラル派のせいか(入党する時に安倍政権支持だから~みたいなことを書いた覚えがあります)今のところ連絡は来ていません)、塾で個人的にはプラス収支だとは思うんですが(何故か順当に開催されず中止が相次いでおりますけれどもね!)、自民でなければならない理由もありませんからね。まぁ野党に関してはそんなフワっとした感じで注目しています。政権交代を繰り返して経験を積めば~みたいな希望的観測は抱いていません。そもそも最初からそんなものは無く強く抵抗した人間ですから、当然先見の明があったと思ってますし、何が良いのか全く分からない安保法制反対の旗に固執するようでは、変わる可能性はないだろうなと益々自分の考えに確信を持っているところです。

日米同盟の深化には相互理解が必要

2017-10-14 09:52:26 | 日記
<社説>米軍の日本軽視 対米追従が招いた結果だ(琉球新報 2017年10月14日 06:01)

>組織として即座に謝罪しない。事故原因の究明そっちのけで短時間での飛行再開を急ぐ。政府は米軍のやりたい放題をいつまで放置するのか。

いや、無理を言わないでほしいと思います。「お客様」が怒り出したらよほど明らか過ぎるクレーマーでもない限り、とりあえず謝るのは日本文化です。米軍が日本文化でないと言ったとろこでそんなことは当たり前の話でしょう。訴訟社会の人に「即座の謝罪」を求めるのも訪日外国人に即座の謝罪を求めるようなものです。鎖国すればこのようなストレスは避けられるかもしれません。ですが、鎖国したところでそんなことに関係なく外国はやってきます。まさにアメリカが日本の眠りをかつて叩き起こした訳ですが、鎖国したままの方が良かったなと思います?筆者はアメリカの強引なやり方に腹が立つこともありますが(ジャパンバッシングを忘れた訳ではありません)、それはそれとして付き合わざるを得ないんだろうと思います。でなきゃ核武装して鎖国を決断するかですね。筆者は核武装論者ですから、核議論をすることに必ずしも反対ではありませんが、鎖国の方に賛成することはないですね。貧しくなり過ぎるでしょうし、どうせロクなことになりません。加えて言うなら、世界の国々も変わってきています。中国(清)はかつて日本以上の鎖国の国でした。というか、そもそも鎖国は明の海禁政策に端を発する中国の政策と思います。結局、大国としての自信を背景に「貿易?ほしいものねーからやらねーよ」と言ってつっぱっていたんですね。でも今は日本も中国も貿易が大切と言ってトランプ政権に物申すようになっています。中国に同情します?でも、中国は沖縄の海域に侵入を繰り返し虎視眈々と日本を狙う敵対国になりさがりました。中国共産党政権の建国の経緯から反日教育を徹底的に行っていますし、到底味方として恃める相手ではありません。口では何とでも言えます。大事なことは実際の行動で、アメリカが反日教育をして日本に対する敵愾心を特に煽ったり、日本の領土を狙ったり、北朝鮮のようなならずものと貿易して何をやっても消極的な批判しかせず体制維持に貢献したりしている訳ではありません。アメリカも大概ワガママな国ですが、それはもうそんなものと思うしかないでしょう。アメリカに言うべきは言う姿勢を筆者はとりますが、米軍に日本の謝罪文化にあわせろと迫るつもりはないですね。米軍人はあくまで米国人なのであって、日本にずっと住むつもりの日本人ではありません。転勤もあるでしょうし、いずれは本国に帰るいわばお客様です。日本人は教えれば当地では当地のマナーを守るのか知りませんが、習慣を一々コロコロ変えていては持たないはずです。外国人と日本人の習慣の違いに目くじらをたてても血圧が上がってこちらが損なだけでしょう。ものには限度がありますが、訴訟社会の人々が「即座の謝罪」をしないことが限度とは筆者は思いません。

事故原因の究明そっちのけで短時間での飛行再開に関しては、今回はどうだか知りませんが、過去は琉球新報がおかしかったですね。接触事故だって言っているのに、事故原因の究明で運用停止みたいな有り得ないクレームを入れて米軍追い出し活動をするようでは、米軍の方が琉球新報を信用できないってことになるでしょう。車の接触事故が起こったとして、誰が事故原因究明でその車種の運用停止せよ!なんて言います?嘘も吐き過ぎると狼少年のようにいざと言う時信用してもらえない。琉球新報のように嘘をつきつき米軍追い出し活動に精を出すような連中の言うことは、例え例外的に正しいことがあるとしても、ほとんど相手にされないことはしょうがないですね。まぁ自覚しているんでしょうから、日本政府に言ってもらおうと大人しめなんだろうなと思いますが、手馴れた計算高いその姿勢と米軍追い出しに賭ける確固たる意志、スパイそのもので筆者は琉球新報の姿勢こそ問題だなと気持ちを新たにしたところです。海兵隊だってアメリカ人としてアメリカ人なりに奉仕活動して地域に貢献する姿勢を見せてきたことは認めるべきでしょう。※10:50現在在日米海兵隊のホームページに繋がらなくなっています。フェイスブックなんかは繋がりますから、そちらなど見るか、あるいはアクセスが回復するのを待って、在日米海兵隊のホームページをご覧ください。

>東村高江の牧草地に不時着し、炎上した米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの事故について、在日米軍のシュローティ副司令官は「私の個人的な」と前置きした上で「地元の地主の方々には心からおわびを申し上げたいと思う」と述べた。

>司令官が不在ということは理由にならない。なぜ、在日米軍として謝罪しないのか。しかも、個人的な謝罪の対象は「地主の方々」だけである。理解できない。

>地主への謝罪は当然だ。だが、それだけで済む問題ではない。地域住民の恐怖感は計り知れない。多くの県民にも大きな衝撃を与えたのである。その認識が決定的に欠けている。

>在日米軍の責任の重さ、事故の重大性を受け止めているのなら、組織として謝罪するのが筋だ。それを即座に実行できないのは社会規範に沿った対応ができないほど、組織が劣化しているためだろう。

まぁ、司令官が不在でも副指令官が連絡をとって代理で組織として謝罪はできるかもしれませんね。連絡がとれないなら、副司令の個人的謝罪になるのも止むを得ないですが、米軍として組織としての謝罪ができないなら、寧ろ副司令が司令の意志を確認して個人的な謝罪をした方が良かったかもしれません。沖縄県民が不安を抱えたのはその通りと思いますが、直接の被害は地主にしか与えていません。これも謝罪文化の違いだと思います。マクドナルドには申し訳ありませんが、コーヒーこぼしただけで・・・の話は忘れられない事件になっていますよね(マクドナルド・コーヒー事件(ウィキペディア))。米国でもマクドナルドの対応の不手際は指摘されたようですが、こうした謝罪と訴訟の問題は難しいところがあります。ましてや米軍はアメリカから来たアメリカ文化の人ですし、何か言われたら直ぐにペコペコするようでは、安全保障をやってられない側面もあるでしょう。いずれにせよ、琉球新報の如き結論ありきの米軍出て行け活動の方が問題だなと筆者は思っています。組織の劣化の指摘も意味不明。アメリカ人組織がかつて日本人のように謝罪していた時代があったのでしょうか?

>在日米軍は普天間飛行場に所属する同型機の運用を96時間(4日間)停止すると発表した。一方、沖縄防衛局は「小野寺五典防衛相とシュローティ副司令官が面談した際は『96時間』という話は出ていなかった」としていた。

>だが、小野寺氏はその翌日、「実は昨日の会談の中でも当初4日間を考えているという発言がシュローティ副司令官からあった」とし、期限を定めずに飛行停止するよう求め、同意を得られたと主張した。防衛局と小野寺氏の説明で齟齬(そご)が生じたのである。通常ではあり得ない。緊張感の欠如も甚だしい。

>いずれにせよ、米軍は日本政府から運用停止期間について同意を得る考えなどなかったのではないか。小野寺氏に方針を伝えただけで、小野寺氏の要請は無視した可能性さえ疑われる。

CH-53(ウィキペディア)は1966年9月運用開始の機体ですし、ノウハウもありますから、4日もあれば事故原因究明は十分と考えたのではないですか?開発段階の新型機じゃないんですから、謎の事故原因で原因究明に膨大な時間がかかると考える方がおかしいと思います。まさか開発段階のV-22(オスプレイ)のイメージを引き摺っているんじゃないですよね?琉球新報の如きクレーマー相手に期限を切ると火に油を注ぐことになるとは思いますが、米軍だって万に一つ謎の事故原因が判明したら、時間をかけて真相究明するだけの話でしょう。隊員の生命がかかっている訳ですから。特攻や自決を強要した日本人よりはアメリカは自分達の仲間の権利は守っていると筆者は思います。ですから、組織のメンツを保つため隊員の生命を危険に晒すみたいな日本の組織イメージをアメリカ組織に投影して文句を言うのは疑問ですね。

米軍の行動を指示する権利が日本にあるんですかねぇ・・・。日本政府にできるのは要請だけなのでは?要請が無視されたとしたら残念なことですけど。こうしたことは琉球新報の言うように米軍に出て行ってもらえれば無くなりはしますけれども、フィリピンがそうであったように、すぐ中国軍は日本侵略を開始するでしょう(琉球新報の狙いはこれだと思います)。それも嫌なら天文学的お金を工面し激しい国際的批判をかいくぐって自主独立の防衛政策をとるしかないですね。

後、齟齬が生じることと緊張感は関係ないと思いますね。シレっととんでもない妄言をすべりこませてくるのは止めて欲しいと思います。米軍はアメリカの安全・同盟国の安全を守るため、何時でも適切な緊張感を持って活動していると思います。隊員が休憩などで弛緩している時に切り取って絵を描けば幾らでも「ニュース」を捏造できるかもしれませんし、四六時中緊張しているスーパー安全保障マンばかりではないのかもしれません。ですが、琉球新報の言うような緊張感の甚だしい欠如はないと思いますね。そういう「使えない軍隊」のレッテルを貼って、追い出し活動に精を出すのは止めて下さいね。スパイ丸出しですから。

>自民党の岸田文雄政調会長は、ニコルソン在沖米四軍調整官とエレンライク総領事を呼んで抗議しようと米側と調整したが、拒否された。岸田氏は「米側の不誠実な態度は大変残念」と述べた。だが、県民は日米双方から不誠実な扱いを受け続けている。そのことを心に刻み、その状況を改善できるかが問われていることを知るべきだ。

・・・在沖の四軍調整官や総領事って今忙しいんじゃないですかね?抗議するために東京に呼びつけないといけない局面なのか疑問はあるでしょう。それも自民党の政調会長が呼びつける意味も謎なところがあります。平和を掲げる広島の政治家としての行動なんでしょうか?申し訳ありませんが、筆者にはちょっとピンとこないですね。政治家が本能的に選挙民よりの姿勢になることは理解できますが、安全保障政策をやるには煽動的なマスコミの論調を越えたところで、物事を見る必要があるんだろうと思います。

>小野寺、岸田の両氏は、在日米軍が日本政府や政権与党さえ、軽く見ている要因を知るべきだ。日本側の醜いまでの対米追従姿勢が招いた結果である。

>その姿勢を大きく転換しない限り、日本は米国から属国のように軽視され続ける。その被害を最も受けるのは沖縄県民である。早急に是正することは政府の責務だ。

日本に醜いまでの対米追従姿勢があるとも思いませんね。日本が完全なイエスマンだったら、小野寺氏も岸田氏も何も米国に言わなかったはずで、琉球新報の言っていることは完全に矛盾しています。日本政府も自民党も琉球新報のように米軍追い出し活動こそ正義と思って活動していないことは認めますが。

大体、琉球新報は日本を守る米軍に喧嘩を売って何がしたいんですか?まさか天文学的お金をかけ激しい国際的批判を引き受けて自主独立しようっていう訳じゃないんでしょう?北朝鮮が暴れ中国が沖縄など日本侵略を試みる今の国際情勢下でどうやって?という話です。三跪九叩頭といい4本爪龍柱といい中国の沖縄侵略に懸念を示さないその姿勢といい沖縄上層部にどうも中国に寝返るつもりの人が多いのではないかとそんなふうに見えています。筆者が早急に是正したいのは、中国スパイの追放ができない日本の政治環境とスパイに操られるデュープスの方々の姿勢ですね。