観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「保険」「相続」「医者の給与」「国民年金」を考察する予定。

中国の尖閣侵入に対して現状の体制で対応するのが正しいことなのか

2016-08-19 01:01:34 | 政策関連メモ
文藝春秋9月号の佐藤雄二前海上保安庁長官の記事を読んだ。

気になったのは、海保は純然たる警察機関で欧米の伝統からは外れている(欧米では純軍事機関)としている点。アジアでは中国の海洋進出と並行したタイミングで広まっているというが、中国が尖閣に大量の船を出してきている(海上民兵がいる可能性がある)現状で、今現在の海保の体制でいいのか、政治家のみなさんには良く考えてほしいと思う。海上自衛隊との連携はどうなっているかなど論点はいろいろあると思うが、中国の強硬策に対して、日本の警察力(レベルは高いと思うが、武装が弱い)だけで対応するのは、本当に正しいことなのか心配してしまうのだ。(この記事でも警察力で対応するのが必ずしも正しいとは説明していない)

皇室のことは皇室で決めるべきかもなぁ

2016-08-19 00:12:31 | 日記
文藝春秋9月号所功氏(女系論者)の記事を読んだ。

陛下のご意思を実現するという前提に立って、(有識者会議ではなく)既存の皇室会議で意見を集約することを主張していた。

陛下のご意思で法律を変えるというのは、憲法違反ではないのか。今回のビデオメッセージもギリギリだと思うが、陛下が天皇制を真剣に考えておられるのだから、そこは目を瞑って固いことを言わず議論したいと思うが、陛下のご意思を実現するという前提に立つのは、疑問とせざるを得ない。

陛下がこのタイミングでメッセージを出した意味を考えてみるべきだろう。憲法を改正して皇室のことは皇室で決められるようにしてほしいということではないのか(憲法改正は完全に国政マターなので、これを言うと明快な憲法違反になるだろうから、当然実際には仰ってないが)。現状、皇室に関する議論は全く進んできていないので、我々が出来ないのであれば、当事者に家のことは委ねた方が良いのかもしれないと思う。