観測にまつわる問題

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スーダンPKO、再々補足

2009-12-07 10:52:04 | 政策関連メモ
スーダンPKOの話の再々補足しておきます。まずは前提となる知識の確認。

外務省HPより

>PKOへの自衛隊の参加は憲法第9条の禁じる武力行使に当たらないのですか。

>我が国が国連PKOに参加する場合においては、武器使用は要員の生命等の防護のための必要最小限のものに限られています。また停戦合意が破れた場合には我が国部隊は業務を中断、撤収することができる等のいわゆるPKO参加5原則という前提を設けており、我が国が憲法で禁じた武力行使を行うことはなく、憲法に反するものではありません。

日本も軍隊(でない?)自体はPKO含め海外に派遣しているのですが、憲法9条の制約は受けています。私的には「スーダン=危ない」という認識ですので、数百人規模の部隊派遣というニュースで、基本この制約を外すことを考え記事を書いています。岡田外相は原則の緩和を唱えているそうですから、現行憲法でもまだまだやれる国連中心主義の小沢流解釈に近いと言えます。私自身は神学論争的な議論にはさほど興味も無いので、スーダンへの数百人規模の部隊派遣が実現するなら、それは反対ではないし実績は認めるが、従来からそもそもそれほど国連は重視していない日米同盟重視・多国籍軍肯定派(誤解を恐れず言えば「普通の国」派とも言える)だから、案外民主党の立場とは深い溝があります。憲法改正も必要だと思っています。この辺の問題は具体的にやった方が誤解も招かずいい(政局話も絡みややこしい)と思いますし、素人議論も危ないのでこの辺で。