我々の世代にとって、「エンパイア・ステート・ビルディング」は特別な響きを持っている。
それは、子供の頃、桁違いの大国で豊かな国アメリカの、そして最大の都市ニューヨーク、そしてその中で102階という、当時としては信じられないような高層ビル、まさに夢の中の憧れであった。
確か、小学校6年生の頃、日本初の高層ビルである36階建ての霞が関ビルを見に行った。 そんな時代であった。
当時、まさかニューヨークを訪れて、エンパイア・ステート・ビルディングに登れるなど想像もしていなかった。
そのエンパイア・ステート・ビルディングであるが、完成は1931年で、戦争前である。
未だに、ひび割れ一つないと言われているので、当時のアメリカの国力が偲ばれる。
86階と102階に二つの展望台があるが、せっかくの機会なので、60ドルと高額であったが102階までのチケットを購入した。 ただ、結果的には、オープンデッキに自由に出ることができる86階で十分であった。
現在は、他にも高層ビルが林立してはいるが、やはり圧倒的な存在感である。
生まれて初めてニューヨークの街並みを眺めていると、これまた、中学時代、頻繁に聴いていた、サイモン&ガーファンクルの「ニューヨークの少年」のメロディーが蘇ってきた。 The Only Living Boy In New York
From Face Book: At last I was able to climb up the Empire State Building.
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