今回、ようやくマンザナー強制収容所跡を訪問することができたので、再度、LAダウンタウンにある全米日系人博物館を再訪した。
新しくなってから三度めである。 日本人のアメリカへの移民は1885年から始まり、1924年までの間、一世と呼ばれる約20万人がハワイに、約18万人がアメリカ本土に集団移民している。
なお、1924年5月の合衆国移民法(排日移民法)の成立により、正式には7月1日以降、実質的には6月24日の移民船「シベリア丸」でサンフランシスコ港に到着した移民を最後に日本人の移民が全面的に禁止された。 一世は市民権を得ること、土地を所有すること、白人と結婚することも禁じられ、偏見と差別の中で過酷な労働生活を送ったようである。
さらにアメリカ国籍を持つアメリカ生れの二世に対してさえ、公共施設の使用や雇用などの面で、差別は歴然と存在し続けた。 そして何と言っても1941年12月7日、日本軍がハワイの真珠湾を攻撃したことにより、日系人社会に対する反発が広がり、12万人以上の罪のない日本人と日系人の強制収容所へ送られることになった。 その収容者のほぼ3分の2はアメリカで生れ育ったアメリカ人であった。
ちなみに、ここで展示してあった収容所バラックは、あのマンザナーではなく、ワイオミング州ハートマウンテン強制収容所で日系人らが暮らしていたものが再現されている。
ちなみに、現在、日系アメリカ人は約150万人、4世、5世の世代になっており、私の知り合いの日系人も、日本語を解さない人も増えている。 同じ日本人の血を受け継ぎながら、全く異なったカルチャーの中で育った日系アメリカ人、ある意味、学ぶことが多いような気がする。
From Face Book:Japanese American National Museum in LA.
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