この時期いつも話題になるのが、英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が発表する今年の世界大学ランキングである。 約1400校がランク付けされているもので、今回は、日本の大学110校がランク入りしている。 数だけ見るとアメリカに次ぐものだが、内容的には厳しいもので、我々の大学も含めほとんどの大学は、1000位以下となっている。 まあ、評価項目は一応満たしてはいるが、ただそれだけという感じだろう。 旧帝大系と東工大が、500位内に入っている。 私学のトップである慶応大学と早稲田大学は600位から800位にランクされている。 200位以内に入っているのは、36位の東京大学、65位の京都大学のみである。 この200位には、アメリカ60校、イギリス28校が入っている、このようなことから、このランキングは英語圏に有利なもので気にすることはないという方もいるが、200位に、中国7校、韓国6校、香港5校が入っていることを考えると、日本の地盤沈下は深刻である。 数年前、100位以内に日本の大学10校ランキングさせると、国が豪語したが、むしろその間、相対的にランクは下がっており現実は厳しい。 特に、国立大学の法人化以降、先進国で唯一、発表論文数等、あらゆる指標の低下が続いている。 その一因は、予算削減と予算の過度の選択と集中であると、いろいろな方面から指摘され続けているが、理由は不明だが、この方針が続いている。 地方大学の現場の感覚で言うと、研究と教育のことより、大学の生き残り、端的に言えば受験生の獲得競争に奔走している。 こんな国内、狭い地域での奪い合いに右往左往している間に、世界から取り残されていっている。
From Face Book: Times Higher Education(THE)World University Rankings 2020.