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旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

THE世界大学ランキング 2020

2019-09-15 22:36:33 | 大学のこと

     

この時期いつも話題になるのが、英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が発表する今年の世界大学ランキングである。 約1400校がランク付けされているもので、今回は、日本の大学110校がランク入りしている。 数だけ見るとアメリカに次ぐものだが、内容的には厳しいもので、我々の大学も含めほとんどの大学は、1000位以下となっている。 まあ、評価項目は一応満たしてはいるが、ただそれだけという感じだろう。 旧帝大系と東工大が、500位内に入っている。 私学のトップである慶応大学と早稲田大学は600位から800位にランクされている。 200位以内に入っているのは、36位の東京大学、65位の京都大学のみである。 この200位には、アメリカ60校、イギリス28校が入っている、このようなことから、このランキングは英語圏に有利なもので気にすることはないという方もいるが、200位に、中国7校、韓国6校、香港5校が入っていることを考えると、日本の地盤沈下は深刻である。 数年前、100位以内に日本の大学10校ランキングさせると、国が豪語したが、むしろその間、相対的にランクは下がっており現実は厳しい。 特に、国立大学の法人化以降、先進国で唯一、発表論文数等、あらゆる指標の低下が続いている。 その一因は、予算削減と予算の過度の選択と集中であると、いろいろな方面から指摘され続けているが、理由は不明だが、この方針が続いている。 地方大学の現場の感覚で言うと、研究と教育のことより、大学の生き残り、端的に言えば受験生の獲得競争に奔走している。 こんな国内、狭い地域での奪い合いに右往左往している間に、世界から取り残されていっている。

      

From Face Book: Times Higher Education(THE)World University Rankings 2020.

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LOVE(元素記号)

2019-09-04 12:27:37 | 大学のこと

     

先日、某ホームセンターでちょっと面白いものが目についたので購入した。 遠くから見ると、何の変哲もない「LOVE」だが、それぞれのプレートに元素記号(または頭文字)と、原子番号と原子量も記載してある。 

     

     

     

     

まあ、元素記号にはほとんどのアルファベットがあるので、いろいろな単語が作れるが、こんなプレートに関心のあるのは、化学に興味がある人くらいであろう。 実は、Euに関してはこの錯体を用いた発光性のゲル化剤について、数年前に報告している。 Chem. Lett. 2013, 42, 263-265.

     

From Face Book: “Love” made of Lithium, Oxygen, Vanadium and Europium.

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九州大学総合研究博物館(箱崎キャンパス)

2019-06-28 12:28:04 | 大学のこと

     

急ピッチで建物の解体が進む九州大学旧箱崎キャンパスであるが、そんな中、工学部本館は、今後とも残っていくようである。 

     

     

     

     

     

1階の廊下には、懐かしい数多くの写真類が展示してあるが、その中でも、目が留まったのは、やはり「三畏閣」である。 

     

     

別名、第三学生集会所である。 1937年に建てられた純和風の建物で、コンパにも使用することができた。 

     

何故か、バドミントンの追い出しコンパは、必ず、この場所で行われた。 その「三畏閣」も解体されたが、今でも、多くの仲間の顔が思い出される。 まさに、青春の一幕であった。 

     

     

また、この本館の3階には、総合研究博物館があり、貴重な学術的資料が展示、保管されている。 

     

     

     

ただ、どう考えても、あまりにも手狭で、新キャンパスに、新しい博物館を造って欲しいものである。 何でも750万点の資料が山積みになっているとのことである。 大事な大学文化と思うのだが、日本では、残念ながら、あまり重視されない。

     

応用化学の建物も描かれている壁画、まさに激動の約100年の歴史を見てきたキャンパスに終止符が打たれた。

From Face Book: Kyushu University museum.

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博士課程進学

2019-06-14 12:18:23 | 大学のこと

     

3年前、卒業研究で本研究室に配属された学生でとにかく合成が上手く、かつ優秀な学生がいた。 昨年あたりから、博士課程への進学を、それとはなしに勧めていたが、結局、就職することになった。 それはそれで良いのだが、個人的には、九大の某研究室を考えていた。 ただやはり、昨今の報道にもあったような、博士号を持っていながらも、悲惨な人生が表に出てくると、躊躇する気持ちもよくわかる。 特に、昨今の就職状況は非常に良い。 そうは言っても、将来の日本の科学技術を担う人材が減ってしまうのではないかという危機感も持っている。

From Face Book: Few students go to the doctoral course.

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試薬管理

2019-05-20 12:55:41 | 大学のこと

     

研究室で使用している多種多様な試薬類は、試薬管理システムで管理している。 常時登録や廃棄等を行っているのだが、時々、方針ややり方が変更される。 まあ仕方がないのだが、その度に、またやり直す必要がある。 結構、時間がかかるものである。

From Face Book: Management of a lage stock of the reagents.

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The 136th USC Commencement Ceremony

2019-05-15 12:30:07 | 大学のこと

     

数日前に2年間滞在した南カルフォルニア大学の136回目の卒業式が行われたようである。 ウエッブサイトによると卒業生19,104名で、学部生5,656名、 大学院生1,3448名であった。 また、男子が45%、女子が55%である。 

     

     

ところで、南カルフォルニア大学は、ロサンゼルスのダウンタウンにある私立大学であるが、例年、約65,000名が応募して入学が認められるのは、12%程度なので、日本で言う入試倍率は約8倍ということになる。 また、留学生も多く約25%が海外からの学生である。 

     

     
     学長

大学全体では、中国から5600名、インド2100名、韓国600名、台湾380名と続いている。 さて、日本だが、もちろん数字は記載されていない。 数年前、聞いたところでは、ほんの数人だった。 中国は桁違いだが、人口の少ない韓国や台湾と比較しても、異常な数字である。 韓国や台湾の人口を考慮すると、日本人学生が1200名程度いてもよいことになる。 

     

凄まじい勢いの少子高齢化が進む日本、自国のみでは立ち行かなくなる時が目の前に迫っているのに、これだけ外に出て行かなくなった若者ばかりの国の将来は、非常に心配である。 ちなみに、授業料は、55,320ドルなので約600万円、生活費を考えると年間約1000万円になる。 そもそも、今の日本人の給与水準では、ほとんどの家庭では、留学そのものが無理かもしれない。 このままでは、多くのアジア諸国から追い越されるのも、そう遠くないような気がする。

     

From Face Book: The 136th USC Commencement Ceremony

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またこの話題

2019-05-07 12:36:03 | 大学のこと

     

もうこの種のニュースを見ても何にも驚かなくなった。 「中国の科学論文シェア急上昇、米国と2強に、日本は急落、3位が2領域だけ」という記事であるが、それによると、日本は約20年前には、83領域で5位以内だったが、最近は18領域に減少。 「コロイド・表面化学」の3位が最高だった、ということである。 この凋落傾向は、2005年頃から始まっているが、これは国立大学法人化と運営費交付金削減(研究費削減)のスタートと一致している。 これほど明確な因果関係があるにも関わらず、相変わらず、予算の「選択と集中」、そして大学改革が続いている。 このままでは、人口が少ない韓国にも抜かれるのも時間の問題である。 驚くのは、こんな状況にも関わらず、日本が低迷しているのは、「選択と集中」が不十分、大学改革が不十分と主張している人が少なからずいることである。 それと、これはある先生から指摘されたのだが、「選択と集中」で、選択され資金が集中しているある有名な研究グループの場合、博士課程の学生をはじめ、構成員のほとんどが外国出身の人である場合も少なくないとのことである。 一方、「選択と集中」からもれた多くの地方国立大学の場合、そのほとんどは日本人である。 これはこれで、国民の税金の使い方としても問題かもしれない。

From Face Book: Decline in research activities is going on and on in Japan.

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九州大箱崎キャンパス閉校式

2019-02-10 11:44:25 | 大学のこと

     

九州大箱崎キャンパスの閉校式が、8日に同キャンパス旧工学部本館で行われた。 昨年9月に伊都キャンパスへの移転が終了し、急ピッチで建物の解体が進む中での閉校式となった。 1911年の創立以来、107年間で16万7000人の卒業生を輩出したキャンパスが消えた。 

     
     旧合成化学科

個人的には、1977年から1985年まで過ごした場所で、まさに青春の舞台であった。 当時の箱崎界隈には、少なからずカルチェラタンの香りが残っていたし、一つの独特な文化のようなものがあった。 もちろん、現在の大学は、キャンパスも校舎も設備も、当時とは比べられないほど立派にはなったが、大学入試から解放され、我々が味わったあの“自由”の空気は、もう完全になくなった。 

     
     旧応用化学科

大学側から学生に対して、次から次へと要求されることに対して、学生が自分自身で考えることも、また疑問に思うことさえもなくなった。 ただただ従うのみである。 このような状況は、大学側、教員側にとっては楽だし、外から見れば平和なように映るかもしれない。 ただ、そんな彼らが社会の中心的な役割を果たす年齢になった時、少子高齢化が進む日本において、前例では通用しない世界との厳しい競争を戦っていけるかと聞かれれば、残念ながら、答えはノーである。

     

From Face Book: Saying good-by to Hakozaki campus of Kyushu University forever.

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平成31年度私費外国人留学生入試

2019-02-07 15:53:20 | 大学のこと

     

私費外国人留学生入試が行われた。 外国籍を有する志願者に対して、日本語能力と基礎学力を問う入試となっている。 入学者選抜は、一般入試の前期と後期、推薦がⅠとⅡ、今年から始まるAO入試、そして帰国子女選抜とこの私費外国人留学生選抜である。 ただ、学部講義は基本的には日本語で行われるので、やはり日本語能力が十分ではないと大変である。 留学生に対する別枠入試を考えると、ある意味、大学がまだまだグローバル化していない証拠でもある。

From Face Book: The entrance exams for those who do not have Japanese citizenship.

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キャンパス中央のオープンスペース

2018-11-24 07:55:38 | 大学のこと

     

本学に赴任して、約27年が過ぎた。 その間、建物の改築や新築が進み、歴史的建造物以外は、ほとんどすべて変わってしまった。 唯一、旧材料工学棟が、耐震の関係で、改築することもできず、当該学科は新築と建物に移ったが、古い建物はそのままの状態で残っていた。 ここは、ほぼキャンパスの中央に位置するため、何とかならないものかと思っていたところ、ようやく解体され、更地になった。 更地になると、随分と広く感じるものである。 将来的には、学生や教職員が憩える場になって欲しいものである。

     

From Face Book: The old building was broken down to leave open space.

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大学入学共通テスト

2018-11-13 15:16:35 | 大学のこと

     

大学入試センター試験に代わって2021年1月に始まる「大学入学共通テスト」に向けた試行調査(プレテスト)が行われたようである。 今回の目玉は記述問題の導入であるが、ここで、どうしても相反する政策が気になる。 記述問題に関する採点の不公平性と入学定員の厳格化である。 現在、数名の定員オーバーでさえ、場合によって認められない。 すなわち、1点で合否が決まるシステムである。 これと莫大な数の記述問題採点の曖昧さ(個別入試のように、分野や受験生数が限られていれば、記述問題は有効である)とは、どう考えても相いれない。 どうして、こんな矛盾することが行われるのだろうか。 また、記述問題の採点の労力は大変なものである。 そもそも、今後、一部有名大学を除き、特に、地方大学では、倍率が低下することは明らかである。 現場の感覚では、1.5倍程度では、もはや選抜ではなく、学力の低い受験生(大学での教育にたぶん付いていけない生徒)の排除である。 さらに、入学定員が決まっている以上、その学力がない受験生さえも合格してしまう。 記述問題どうこうという段階であろうか。 欧米のように大学の出口の厳格化ができなかった日本では、結局、国を挙げて、まだ大学入試制度に右往左往している。 何か、世界の潮流とは、別次元で、莫大なエネルギーを内向けにのみ浪費してしまっているような気がする。 もうそんな余裕は、今の日本にはない。

 

From Face Book: De we really need a substitute for National Center Test for University Admissions?

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15年前のキャンパス

2018-11-08 12:24:38 | 大学のこと

     

これも15年前のキャンパス風景である。 一般教養棟と生協の間には池があった。 

     

当時は、その周辺でBBQや飲み会もOKだったので、当然、池に入る学生もいた。 

     

     

建て替わる前の一般教養棟、この時は、こちら側の2階の一番端にいた(2回目の引っ越し)

     

図書館前の空き地には、現在、立派な中村記念館が建っているが、よくここでキャッチボールをしたものである。 


     

今はない、正門前の時計

From Face Book: The campus of 15 years ago.

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15年前の研究室

2018-11-07 12:46:07 | 大学のこと

     

懐かしい写真が古いファイルから見つかった。 ちょうど15年前の研究室の光景である。 当時は、古い一般教育棟の中に研究室があり、実験室も1階と2階に分かれていた。 

     

     

     

     

手狭で、さらに配管や配線に苦労したことを憶えているが、学生と一緒に日々楽しい研究生活を送ることができた。 今思うと、充実した時であった。 

     

     

赴任当時(25年前)は、一般教育に所属していて、化学の他、物理、数学があったが、その時の先生方で残っているのは、私の他、おひとりになってしまった。 

From Face Book: My lab of 15 years ago.

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誰もいなくなったキャンパス

2018-10-25 12:38:38 | 大学のこと

     

移転がすべて完了し、誰もいなくなった九州大学箱崎キャンパスに立ち寄った。 

     

     
工学部本館は保存されるようである。

正門を入ると正面には大きなフェンスがあり、もう大学として機能していないことがわかる。 ちょっと奥まで入ってみると、防音講義室も撤去され、すでに空き地となっていた機械、電気棟の跡地とともに、広大な更地になっていた。 

     

     

     

     

     

夕方のちょっと冷たい風に吹かれ、約40年前の光景を思い出してみた。 

     
今も変わらない航空機の進入路

通用門から、工学部、理学部、農学部へと続く広いメインストリートには、いつも学生で溢れていた。 当時の大学は、批判はあるかもしれないが、何か、役所や国から影響を受けない自由な風が流れていた。 少しくらい無駄があってもそれは余裕であったし、少しくらいいい加減さがあってもそれは自由であった。 

     

もちろん、あの頃の大学の在り方が良いとは思わないが、かと言って、今の大学は、あの余裕や自由がほぼ消えてしまったような気がする。 まさに青春とともにあったこのキャンパスが消えた。 もう、おそらくここに来ることはないであろう。 

     

     

あの頃の、私の住んでいたアパートも築40年を越え、古びてしまった。 

     

     
まだ、この界隈では需要があるようである。

箱崎界隈を歩きながら、当時、頻繁に通った飲み屋の名前が蘇ってきた。 

     
毎日のように通った正門前の「フルーレ」跡 もうあのドアが開くこともない。

「まなび」「竹八」「呑龍」「レノン」など、もうすべてなくなり、区画整理、鹿児島線高架のため、場所さえもわからなくなってしまった。 

     

     

「海門」は残ってはいたが、移転前の海門しかほとんど記憶がない。 ところで、バスの「九大前」はどうなるのだろうか? 

     
 

From Face Book: Hakozaki campus of Kyushu University has completely disappeared.

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伊都キャンパス完成

2018-09-30 09:58:55 | 大学のこと

     

ようやく九州大学の伊都キャンパスへの移転が完了したようである。 工学部の移転開始から13年かかったことになる。 学生時代、このような場所にこんな立派なビル群のキャンパスになるなんて想像もしていなかった。 これで、教養部のあった六本松キャンパス、箱崎キャンパスも消え、青春を謳歌した場所は完全に消えた。 ちなみに、通った高校もキャンパスが移転している。 改めて、時の流れを感じる。 旧箱崎キャンパスは、「スマートシティ」として生まれ変わるようであるが、都心部の広大な土地、有効に活用して欲しい。 また、日本の常として、新しい素晴らしいビルは建設されるのだが、その後の維持管理が十分でない場合が多い。 米国の大学の美しく整備されたキャンパスと比較すると、どうしても見劣りしてしまう。 伊都キャンパスも、雑草に覆われている場所もすでにあるようなので、やはりメインテナンスだけはきちんと行ってもらいたいものである。 

From Face Book: The Ito campus of Kyushu University has finally been completed.

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