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旅はまだ終わらない(旧構造有機化学研究室)

構造有機化学研究室(1992-2023)のホームページを引き継いだものです。

University of Osaka と Osaka University.

2020-06-27 13:46:04 | 大学のこと

     

大阪府立大学と大阪市立大学が統合し、2022年春から「大阪公立大学」としてスタートすることが決まったようである。 ところが、その英語名「University of Osaka」に対して、大阪大学「Osaka University」からクレームがついている。 どうも双方の間で意見交換が行われないまま、大阪公立大学の酷似した英語名称が決定されたようで、特に海外の研究者、学生に大きな混乱を招きかねないとしている。 実は、旧帝大の中で、東大のみ、その英語名が「University of Tokyo」になっており、数ある東京にある大学の一つではなく、何となく東京を代表する大学という意味合いがあるように思える。 そのあたりのことも阪大としては気になるところだろう。 

     

ところで、このことで思い当たるのは「カルフォルニア州の大学」である。 これには、カルフォルニア大学とカルフォルニア州立大学の二つのシステムがあり、前者は「University of California」で後者は「California State University」と呼ばれている。 日本でも知名度が高い、UCバークレーやUCロサンジェルス等は前者の大学である。 一方、後者の「California State University」は州内に26のキャンパスを持っている。 ただ、100名を越えるノーベル賞受賞者を輩出しているUCバークレーを挙げるまでもなく、両者のレベルの違いは歴然としている。 こんなところも「University of 」が問題視される点かもしれない。

     

From Face Book: University of Osaka vs Osaka University.




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研究室再開

2020-05-28 17:11:30 | 大学のこと

     

緊急事態宣言も一応解除され、いろいろなものが戻りつつある中、ようやく研究室の活動も来週から可能になった。 当面は、メンバー半数づつの登校となるが、それでも再開できるのは有難い。 全員が集まるグループミーティングは、しばらくは遠隔を考えている。 ただ、気掛かりは、ここ数日、北九州地区の新規感染者が増加している。 このまま増加傾向が続けば、また研究室閉鎖にもなり兼ねない。

      

From Face Book: Our lab will reopen next week.

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Zoomでグループミーティング

2020-05-20 12:52:22 | 大学のこと

     

現在は、研究室のミーティングをZoomを使って行っている。 まあ、これはこれで、ミーティング自体は、対面とそれほど遜色なく行うことができている。 時間帯も気にしなくてよいので、ある意味、今後も使える。 学生からも、研究室に出たいとの要望も強いのだが、現在の規則では難しい。 ただ、他大学でも、少しずつ平常に戻りつつあるようで、何とか6月からはスタートしたい。

     

From Face Book: A group meeting by Zoom.

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Moodleでスタート

2020-05-11 13:46:30 | 大学のこと

     

私の担当している科目が、本日よりMoodleを利用してスタートした。 このMoodleは、Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environmentの略で、直訳すると「ユニット化したオブジェクト指向型のダイナミックな学習環境」というよくわからないものである。 まあ、端的に言えば、オンライン学習のプラットフォームである。 実は、このMoodleは、本学には随分と前から導入されていたのだが、これまで使う機会がなかった。 ただ、遠隔講義が必須となり、使い方を勉強し、何とか基本的な使い方は理解できた。 ただ、ほとんど使わないだろうなという細かい設定が多すぎる気がする。 そんなわけで、本日の9時から受講者が使えるように設定したのだが、午前中だけで、30名以上の学生が受講しているようである。 この新型コロナウイルス感染拡大による混乱がなかったら、まずは使わなかったMoodleであるが、通常の講義と組み合わせると学習効果の向上が大いに期待できる。 まさに、禍を転じて福と為すである。

From Face Book: The class has just started by using Moodle platform.

 

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遠隔講義スタート

2020-05-07 13:39:19 | 大学のこと

     

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態のため延期されていた講義が、本学も本日から対面ではない形でスタートした。 まあ、最初はいろいろトラブルもあるだろうが、発信側も受け取る側も、何でも経験という態度で臨んで欲しい。 日本の教育史上、これだけの規模での遠隔講義は初めてのことであるが、これを機会に、通常の講義が始まっても、併用していくべきである。 例えば、台風等で休講になった際、その埋め合わせで、利用できれば、時間割の組み換えなど面倒なことをしないで済む。 ただ、テレビ等では、遠隔講義の方が対面式よりも、効果的だとする意見もあるが、それには賛同できない。 まだ予断は許さないが、現在の感染状況を考慮すると、後期からは、通常に戻れそうである。

From Face Book: The remote classes have just started.

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だーれも守らないルール

2020-02-22 12:40:07 | 大学のこと

     

次年度シラバスの更新時期になっているのだが、今回から新たな記載事項が加わった。 それは、「準備学修(予習)として週に何時間確保すること」という項目である。 何でも、大学設置基準第21条によると、1単位あたり45時間の学修が必要とされており、これから実際の授業時間を差し引いた残りが予習時間ということになるようである。 通常の2単位セメスターの科目で週に2時間、クォーター制の場合は、週に4時間となる。 これだと、毎日4-6時間の予習となる。 まあ、記載はするが、全く意味がないことは明らかである。 誰も守るとは思っていない規則を作り、誰も守らないと思いながら記載はする。 結果、誰も守らない。 そして、守らなくても何にも起きない。 大学だけではないかもしれないが、最近、このようなことが多すぎる気がする。

From Face Book: There are so many rules nobody can obey.

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AO入試

2020-02-09 08:52:23 | 大学のこと

     

この週末、本学ではAO入試が行われている。 このAOは、アメリカの大学にあるAdmission Office のことで、あえて訳すと「入学審査事務局」となり、その制度を真似たものである。 基本的に、アメリカの大学はこの方式で入学者を選んでいる。 アメリカの真似を否定するものではないが、規模も内容も随分と違う。

     

私がいた南カルフォルニア大学の場合、2019年秋のデータを見ると、応募者66,198名、そのうち入学が認められたのは、7,558名ということなので、倍率は9倍といったところだろうか。 世界中から集まってくる数万という書類を審査するために、多数の専門性の高いスタッフがいる。 

      

 

From Face Book: Selected by the admission office.

 

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誰のためのルールか?

2020-02-08 13:46:53 | 大学のこと

     

1月の終わりから2月の初めは期末試験や論文公聴会の時期である。 現在、クォーター制とセメスター制が混在しており、試験時期と講義が重なってしまい、非常にややこしい。 また、試験期間も短くなり、学生も大変である。 学生からも評判の悪いクォーター制、何のために導入されたのかわからない。 また博士課程まで定員化(入学時)されてしまった。 博士課程進学者など、希望者が多い年もあれば、そうでない年もある。 当たり前である。 端的に言うと、優秀は学生が入学できない年もあれば、逆に、定員を埋めるために、そうでもない学生を進学させることもあり得る。 最近は、何のための規則なのか、誰のための規則なのか、その規則で何を目指すのか、ほんとうにわからないことが多くなっているような気がする。

     

From Face Book: What are in the world the rules for?

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授業料変遷

2020-01-23 12:43:11 | 大学のこと

     

戸棚を整理していると、20年前の2年生合宿研修の講演資料が出てきた。 講演内容の詳細は忘れたが、その中に、大学の授業料の変遷の表を見つけた。 ちなみに、当時は、OHPを使用していた。 私が生まれた時は、年間6000円、その後9000円、それから12,000円の時代が、約10年、36,000円が4年間、私の入学時が96,000円で2年間続き、その後は、2年に1回値上げが続き、わずか17年で41万円まで上がっている。 それに伴い、入学金も1000円から26万円まで上がっている。 その後は、平成のデフレのためか、上昇率は小さくなり、現在は、入学金は28万2000円、授業料は53万5800円である。 ただ、収入の増加をはるかに上回っていることは確かで、子供の教育も大変である。 ところで、この研修で利用した「めかり山荘」は、取り壊されてしまった。

      

From Face Book: The tuition fee of the university has increased a lot in the last decades.

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もう就活

2020-01-22 12:40:00 | 大学のこと

     

ある記事によると2021年3月卒業予定の学生の80%が、この1月時点で就職活動を開始しているとのことである。 また、すでに内々定を獲得している学生もいるという。 この調査は実態をよく表している、本学科内では、連日の業界研究セミナー(実態は会社説明会)、そして私の研究室の学生も、完全に浮足立っている。 ただ、周りの学生もそうなので、とても、研究に専念しろという雰囲気ではない。 経団連が協定を破棄した後、政府主導のいわゆる「就活ルール」になり、学生の就職活動は3月からとなっている。 ルールもこれほど無視されれば、もう全く意味がない。 以前は、理系の学生の場合、ある程度、指導教員や就職担当教員の勧めで、ほぼ決まっていたので、就活自体、短期間で終わっていたが、今は、全く、事情が変わってしまった。 このままだと日本の大学、入口と出口で崩壊してしまう。(写真は去年の3月のもの)

From Face Book: Everyone ignores the rule of job hunting.

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箱崎キャンパスの今

2020-01-19 09:37:14 | 大学のこと

     

九州大学箱崎キャンパスの建物解体も急ピッチで進んでいるようで、移転が最後になった農学部関連の建物が解体され、鹿児島本線の高架から眺めると、広大な更地になりつつある。 ところで、箱崎界隈の学生相手のアパート、下宿屋、食堂等はどうなったのだろうか。 青春を謳歌した場所が消えた。 時代の流れとは言え、ちょっと寂しい面もある。 この場所は、近い将来、「FUKUOKA Smart EAST」という未来型のモデル都市として生まれ変わる。 これも楽しみである。

     

From Face Book: The reclamation work is in progress at the former Hakozaki campus.

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Hectic days.

2019-12-14 12:48:59 | 大学のこと

     

この週末は第2回目の大学院入試である。 とにかく学年歴が非常に混みあっていて、日程に全く余裕がなくなり、このような土日の入試である。 ただ、定員で言うと、たった数人である。 以前は1回の入試だったが、それを2回に分けたこともあり、そのために、ほとんどの教員が出勤している。 さらに推薦入試合格者のガイダンスもある。一方では、大学側からは「休め休め」と言われ、休まないとペナルティーがあるとさえ言われている。 アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものである。 私も大学に勤務して35年になるが、特に、法人化後の大学のシステムは決して良い方向には向かっていないし、多くの教員が、今後、大学が今より良くなるとは思っていない。 大学の世界ランキングでの低迷、日本の労働生産性が主要先進国中最下位なのは、ある意味必然である。 

     

私の恩師は、京都賞、文化勲章等を受賞された先生だが、昼食後、数時間、我々学生相手に研究の話やいろいろな話をされることも多かった。 当時は、メールやネットもなかったが、不思議に時間的な余裕が大学にはあった。

From Face Book: Hectic days.

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やっぱり何かがおかしい

2019-12-12 12:11:41 | 大学のこと

     

この種のセミナーが目白押しである。 修士2年間のまだ1年も経たないのに、就職活動が学生を飲み込みつつある。 一体いつからこんな風潮になってきたのだろうか、やっぱり何かがおかしい。 自分の専門性に関する知識を貪欲に取り込まないといけない時期に、頭は完全に就職に向かっている。 ただ、「有名企業や大企業に何人就職できた」等をアピールしている大学も少なくない。 やっぱり何かがおかしい。 アメリカの有名な大学で、こんなことをアピールしてるところはまずない。 そもそも、世界では、働くことの概念や企業形態が凄まじい勢いで変化しているのに、日本では、昭和後期で時間が止まったままである。 30年前と全く同じ思考である。 採用時に主に見るのは、「コミュニケーション能力」、「誠実性」、「協調性」らしい。 こんなことでは、諸外国に勝てる人材が育つわけがない。 今のままでは、日本だけがアジアからも取り残されていってしまうのではないかと心配している。 やっぱり何かがおかしい。

     

From Face Book: Something peculiar.

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キャンパス内禁煙

2019-09-18 12:56:56 | 大学のこと

           

10月からキャンパス内が完全に禁煙化される。 本学に赴任してきた頃は、生協食堂から教授会まで、どこでも喫煙OKだった。 まさに隔世の感がある。 学生の頃に、新幹線に1両だけ禁煙車ができたというのが話題になったが、当時は、電車の車内だろうがホームだろうが、禁煙という概念は全くなかった。 飛行機にも喫煙席があった。 私は、完全禁煙者なので、青空の下、美味しいコーヒーを飲んでいる時に、臭い匂いと煙が流れ込んで来る状況には、ほんとうに我慢できない。 ただ、そんな私だが、大学敷地外の周辺まで、喫煙を大学が禁止するのは、ちょっと越権行為のような気がする。 せめて、お願いではないだろうか? 

           

From Face Book: No smoking allowed in the campus.



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九重共同研修所と山の家

2019-09-16 17:35:32 | 大学のこと

     

約20年ぶりに懐かしい場所を訪れる機会を得た。 

     

九重にある「九州地区九重共同研修所」と「九大山の家」である。 当時、8月の初めに、九大の3研究室、佐賀大、山口大、熊工大(現崇城大学)、そして私の研究室合同で、3泊4日の日程で「九重セミナー」を行っていた。 

     
     セミナー棟

     
体育館  バレー、バドミントンの研究室対抗試合を行っていた。

今とは違い、4日間のゆったりとした日程で、講演会、ポスター発表に加え、登山、スポーツ大会等の各種レクレーションを行い、研究室間の親睦を深めたものである。 また、参加人数が多かったので、研修所だけでなく山の家も使用していた。 

     

     

     

当時の山の家は、昭和12年建造の古い建屋だったが、平成17年に大規模な改築が行われたようで、当時の面影はなかった。 

     

ただ、天然温泉を引き込んだ浴場の場所はそのままで懐かしかった。 実は、研修所の風呂は、地下水を温めたもので温泉ではなかったので、深夜、この山の家の風呂を利用していた。 

     

     

建物は新しくなっていたが、一歩、中に入ると飲み散らかした広間があり、この光景は時間が経ても変わっていなかった。 ちょっとだけ嬉しくなった。 また、ちょうどどこかの大学のクラブが合宿していた。 青春ど真ん中の彼ら、何か羨ましい気もした。

     

また、山の家の前には、小松地獄が広がっており、ここの営みも当時のままだった。 この地獄を抜けて、何度も久住山に向かったものである。 

     

     

     

     

時代の変化とともに、九大の3研究室もすべてなくなり、また他大学の研究室も大きく変わってしまい、長年続いた「九重セミナー」も自然消滅してしまった。 

     

     

     

九重の夏の終わりを告げる風に吹かれると、当時の元気のよかった学生の声が聞こえてきた。 時はもう戻らない。

   

From Face Book: Missing the Kuju joint training center and others.

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