大阪府立大学と大阪市立大学が統合し、2022年春から「大阪公立大学」としてスタートすることが決まったようである。 ところが、その英語名「University of Osaka」に対して、大阪大学「Osaka University」からクレームがついている。 どうも双方の間で意見交換が行われないまま、大阪公立大学の酷似した英語名称が決定されたようで、特に海外の研究者、学生に大きな混乱を招きかねないとしている。 実は、旧帝大の中で、東大のみ、その英語名が「University of Tokyo」になっており、数ある東京にある大学の一つではなく、何となく東京を代表する大学という意味合いがあるように思える。 そのあたりのことも阪大としては気になるところだろう。
ところで、このことで思い当たるのは「カルフォルニア州の大学」である。 これには、カルフォルニア大学とカルフォルニア州立大学の二つのシステムがあり、前者は「University of California」で後者は「California State University」と呼ばれている。 日本でも知名度が高い、UCバークレーやUCロサンジェルス等は前者の大学である。 一方、後者の「California State University」は州内に26のキャンパスを持っている。 ただ、100名を越えるノーベル賞受賞者を輩出しているUCバークレーを挙げるまでもなく、両者のレベルの違いは歴然としている。 こんなところも「University of 」が問題視される点かもしれない。
From Face Book: University of Osaka vs Osaka University.