愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

身近な巨樹・巨木

2009年09月01日 | 自然と文化
宇和町の下松葉の春日神社境内にあるタブノキ。地表から1.3メートルの高さで幹の太さを計測すると、5m96cmだった。ここは私の通勤途中にあるので、以前から太さが気になっていたが、計測してスッキリ。6mに届かなかったのは残念だが、全国のタブの樹齢と幹周を眺めてみると、6mだと樹齢300~400年らしい。宇和町内、巨樹・巨木を一通り巡って写真を撮ってみたが、里山や奥深い山中ではなく、集落に隣接する、もしくは集落内にある神社・寺院に多い。巨樹・巨木を伐ることなく、今に伝えているこの事実は、純粋な「自然」ではなく、「文化(人間の営みの産物)」なのかもしれないとも思った。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする