愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

松竹大歌舞伎

2009年09月15日 | 日々雑記
人間国宝・坂田藤十郎を見てきました。外題は「封印切」。いわゆる「冥途の飛脚」です。藤十郎の孫の中村壱太郎の活躍も今回の注目点でした。忠兵衛役を藤十郎が演じて、その恋人役である梅川を孫の壱太郎が演じるという、興味深いキャスティング。

文楽でも上演される「封印切」。為替金の封印を忠兵衛がいかに切るかという場面は、歌舞伎の世界でも、文楽でもいろんな切り方、いや切れ方があって、舞台によって違うことに面白さを覚えました。

今回は、どう切ったか?それは、まだこの興行が続いているので、内緒です。

今回の歌舞伎は、博物館の友の会民俗クラブの会員のみなさんと見に行きました。歌舞伎の展示は終わりましたが、公演を見たりする機会は、この秋、まだまだあります。

10月3日には、博物館友の会主催で、阿波十郎兵衛屋敷を訪ねるツアーがあります。そこでは、おそらく「阿波鳴」の上演を見ることができるでしょう。

11月には愛媛県の文楽合同公演も控えています。詳細が決まりましたら、このブログでもお知らせします。
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