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愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

愛媛のもち麦

2010年10月25日 | 衣食住
『日本の食生活全集第38巻愛媛の食事』(1988年)に付録されていた月報24号の「編集室から」という編集後記に、愛媛のもち麦について書かれていた。

「麦にも糯(もち)と粳(うるち)があります。南予の西海町で、もちといえば「もち麦」をさし、行事の日には、麦もちやしっぱりもち、べらもちをつくります。しかし、現在ではほとんど栽培されることなく、今回は大洲の丸本平吉さん、東予市の田口朋子さんから提供を受けました。この場を借りてお礼申し上げます。一つの種が消えてゆくのはさみしいものです。もち麦の復活をねがってやみません。」

もち麦は、裸麦の一種で、米の裏作で作られていたという話はよく聞く。いまでも栽培されているようで、県内の産直市でもたまに見かける。

もち食については、愛媛はサトイモとの関連(もちなしの正月)や、このもち麦のことなど、話題には事欠かない。


*高速バスで携帯から投稿しているが、時間を潰すにはちょうどいい。

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