晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

キャンプ前夜と、その後の星見(後編)

2009年08月28日 18時50分40秒 | 天文ネタ

09825toa2 さて、蘭越キャンプ観望会に参加し、星仲間からの刺激もタップリと受け、新しい試み(記録方法)とくれば弥が上にも気分は高揚するものだ。 キャンプ終了の翌日(24日)は素晴らしい星空がお目見えした。さぁ~向かおうか!・・・だが、身体が動かない、否、もの凄く眠いのだ(^^; 日頃は22時前には必ず就寝するという習慣が仇となりキャンプでの夜更かしが堪えているのだ。結局この夜は20時半に就寝、断念となる(^^;

明けて翌25日も素晴らしい天気で、日中の農作業は過酷を極めた内容で有ったが、目薬と栄養ドリンクの力を借りて外に出る。日中の風の強さや星の瞬きを見ると余りシンチレーションは良さそうではなかったが、空の何処を見回しても一片の雲も無く、久し振りに一寸大きめの機材を出すことに・・・

長らく出番の無かったTOA130S+EM-200USDを引っ張り出し設置を終えると、先ず、胸ポケットに入れたボイスレコーダーのRECスイッチを入れ20時40分より木星を皮切りにブツブツ呟きながら星見の開始。 思った通りシンチレーションは余り良くない。木星本体の傍らに衛星が綺麗な三角形で浮かんでいる。三重星のようで中々面白い光景(ナグラーズーム6㎜位置使用)。しかし、木星自体は詳細が摑めず、とっとと他の対象に転ずる。 お次は当然重星だが、10㎝オーバーの口径を活かす為に一寸厳しいめの対象とする。先ず、りゅう座η星の直ぐ傍にあるΣ2054(6,2等ー7,1等 離隔1秒)を入れる。ナグラーズーム4㎜位置にてきっちり分離し、3㎜位置でもぼやけずに判る。しかし、5㎜位置での判別は出来なかった。 続けてη星(2.8等ー8.2等 離隔5秒)を入れるが、此れが中々難しい。主星光度が明るいだけにシンチレーションの影響がもろ星像に現れ、歪であったり踊りまくったりで落ち着かない。そして光度差が非常に有るので気流が悪いと意外に苦戦するのだ。ナグラーズームからTMB6㎜、4㎜に交換する。6㎜で辛うじて確認でき、4㎜でも確認出来る。(消えたり、見えたりだが)次にペンタXO5㎜と取り替えるが、いきなりスカッと伴星が見える。ボイスレコーダーには流石最高のアイピース!イザと云う時はXO5㎜だな!と絶賛する私のアホ声が入っている(^^; (※偶々気流が落ち着いていただけかも知れないが、星像をグイグイ絞めるのだ)  次はみずがめ座を代表するζ星(4,3等ー7,3等 離隔2.1秒)に向ける。スッカリ気に入ったXO5㎜でスカッと分離、しかし、星像そのものは毛羽立って余り綺麗ではなく、白色の一対なのだが青っぽく見えていた。続けて12番星(5,9等ー7.3等 離隔2.8秒)を導入するが、黄色と青色の一対で結構綺麗なのだが、この夜は冴えない見え方である。(シーイングが悪い時は微妙なところが判らない) そして次の対象はこの日の星見目的であった101番星(4,4等ー7,1等 離隔0,9秒)である。しかし、他の対象をみて予想はしていたが、其の通り掠りもしなかった。(好シーイングでも20㎝は必要と思う) ここで、重星観望を終了し、私には珍しくみずがめ座球状星団M2を観望。長めのアイピースも久し振りの出番であった。(100倍位が一番見応えがあった) 最後は木星に再び向けるが、見え方は随分と良くなり、所有の短焦点アイピースを総動員させて見比べてみる。    足さず引かずのTMBsm解像力のペンタXOコントラストのナグラーズームカッチリとした高橋LEと、其々性格の違いをきっちりと見せてくれた。又、ボイスレコーダーには私の決して美しくない声がシッカリと録音されており、このブログを書くのも非常に楽であった。但し、普段でも長めの文章が、より一層長くなるのが玉に瑕?かも(^^;  この日の星見終了時間は23時丁度          先程までの長雨も上がり、今は月が見えている。 休養充分なので今晩も出動か?でも、設置場所が泥濘なので思案中。