今日は雲脚こそ速いですが、先ず先ずの条件でした。先日注文したアイピースが今日届きファーストライトも兼ね、夕方高橋TS-50を引っ張り出しました。
雲脚が速い場合、導入したとたんに雲の中と云うパターンが多いので、急いで、モータードライブを装着。これで、導入さえすれば後は雲に隠れても追尾しつづけるので、切れ間が出るのを待つだけです。
先ず、金星を一寸だけ見て、直ぐにβOriに向けました。ポツンと綺麗に伴星が見えます。次にζ星を入れました。これは、6センチのテスト星ですので、無理かなと思っておりましたが、何と分離出来ました。100倍(XL7)ではダルマ状態(切れ目は判ります)でしたが、140倍(XO5)にしますと完璧に分離で美しいとさえ思える見え方です。そして、土星へ向け輪を見ると黒くカッシーニ空隙が確認出来ました。
私自身、5センチで確認したのは初めてです。条件も良かったのでしょうが、確かにこのTS-50の光学性能はアクロ鏡としてトップレベルのものと再認識しました。 肝心のファーストライトのアイピース(ペンタXW10㎜)はγLeoやαGem、βMonに向け確かめましたが、見易くて広く、中々良いアイピースと云う感想です。(この焦点域に関しては余り使ったことが無いので、この程度の感想です) 夕食を挟んでの星見で2時間位の観望時間でした。(終了時には全面雲に覆われました)