晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

荒天前の星見

2007年02月14日 09時25分08秒 | 天文ネタ

Ts65210 昨夕、何時もの愛犬の散歩時、雲が切れて晴れに向かう空模様。早速、散歩後にTS-65を出して金星を暫し観望。夕食時に明日より荒れ模様の天気との予報を聞き、晴れている内に観望しようと大急ぎで、観望に向かいました。

気流の状態は余り良い方では有りませんでしたが、冬期としては上々でしょう。機材の方はμ-210+EM-10T2jTS-65の二本立てで行いました。 始めに先日、65ミリで確認出来なかったθAurを捉えましたが、今度は、容易に65ミリで分離出来ました。 次にオリオン座の重星、β、ζ星も綺麗に分離出来、その他の重星も暫し観賞。 (この間μ-210は温度順応) 

次は土星に向けましたが、65ミリでも余り綺麗に見えません。 そこで、温度順応完了したμ-210にて土星を見ますが、落ち着いた像では有りませんでした。 倍率は200倍が限度と云うところ。その後は、両方の機材にて重星巡りを暫くしておりましたが、観望開始から3時間位経った22時頃より気流が落ち着いて来ました。しかし、今度は透明度がグッと悪くなり3等級がやっとと云う感じです。外気温は-7度を指しており、身体も冷え切って来たので、一時自宅に戻りました。

20分後に再開して、昨年末に確認出来たシリウスBは如何かと向けました。開始時とは可也条件が良くなり星像の肥大は殆ど収まり時折ジフラクションリングが見え、その後は延々とシリウスとの睨めっこ。

その後、気流状態はドンドン良くなり其れらしきものが時折見えるようですが、ナントモ確認の範疇では有りませんでした。(本当にもう一歩と云う感じでした)結局2時間ブッ通しでシリウスを見ていたことに為りました。その後、締めくくりに土星と大好きなεBooαCVnを観て5時間に及ぶ観望を終了しました。 この時の土星はピクリとも動かない状態で貼り付いているような感じでした。しかし、土星像は赤茶けており(黄砂?)本体部の詳細は余り良く見えませんでした。(μ-210でのカッシーニ空隙は、何時も実にクッキリとシャープです。この光学系のコントラストの高さは可也なものと感じます)