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トット・ベーネ日記

いよいよ75歳に突入、人生を楽しむのに定年無し。日常的に心に留めておく三原則を 動く。楽しむ。そしてぼちぼちと。

無常 

2012-01-22 | 人・物・こと 社会見学
生きること・・

先日、身近な人が亡くなり悲しい思いをしました。そして、昨日は母の13回忌供養をしましたが、その中でご住職から法話(説教)で、諸行無常ということを聞きました。諸行無常とは、形あるものは必ず滅び、出会ったものは必ず別れる、この世に永遠に続くものは無い、無常・・とは常がないということで一瞬たりとも同じ状態を留めることは出来ない、常に変わり続けているので「しばらくは大丈夫だろう」と思っているのは私たちの勝手な思い込みで、常に変わり続けているということでした。
そこで無常の現実を見つめた時に、生きるとは何かという深い疑問が生じ、それを考えることが本当の幸せへの第一歩だということも・・。こういう悲しい出来事があると、もっと話をしておけばよかったとか、生かされている、生きていることのありがたさを改めて実感させられますが、また、亡き人の思いや願いが生きてる者と共に生き続けている事を感じるとき、人はつながりの中で、生死を越えて生き続け、いのちの終わりが関係の終わりにならないことを強く感じました。供養という行いを通じて、大切な人とのつながりを保ち続けることになっているとも思いました。
そして、ご住職からは、亡くなった人の分も精一杯生きるのが生きてるものの勤めだとも・・。このようなこともありましたが、身近に新しい命も誕生し、生きる意味を考える今日この頃で、頭では整理できなく埋め合わせしてくれるのが仏教ではないのではとも思いました。


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