TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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民営郵政は風前の灯?-日経ビジネス2009.6.15から-

2009-06-15 07:06:58 | 経営全般
鳩山総務大臣との闘争?に勝ったが、日本郵政の西川善文が難しい立場に追い込まれています。外からの圧力が強まるなかで、内からの西川不信も強まっています。

 日本郵政は、民営化後初の通期決算となった2009年3月期の連結決算は4,227億円の純利益と、ライバルのメガバンクが軒並み赤字になるなかで手堅い数字を残しました。

 しかし、伸びしろのある宅配便は日本通運との統合を志向しながら、一方で手紙やハガキは、電子メールの伸長により減少傾向にあります。

 「西川社長とその側近は、郵政の現場がわかっていない」という日本郵政グループ内からの声があります。しかし、西川社長が交代しなかったのには、政治的な関係者の暗闘があったようです。

 日本郵政は、独占の巨大組織ですから手堅い決算を出しましたが、現場の信頼のない社長がトップの組織の将来は危ういものがあるのではないでしょうか。