アメリカ自動車メーカー、クライスラーが破産

アメリカ自動車大手クライスラーが債務再編をめぐる協議が失敗したことを受け、ニューヨーク州での連邦破産法１１条の適用を申請しました。また、イタリアフィアットとの提携も発表しました。

　アメリカ政府は、これを受けて、最大３５億ドルの事業再生融資と最大４５億円の出口融資を実施します。クライスラーの3,600にのぼるディーラーの一部は閉鎖します。また、リストラの一環として5月4日から大部分の製造業務を一時停止します。

　同じアメリカのゼネラル・モーターズとフォードも経営不振のまっただなかにありります。これらのアメリカ３大自動車メーカーが破産というようなことになってしまったら、世界不況がもっと深刻になります。

　メキシコ発の新型インフルエンザといい、大きな負のうねりが世界を席巻しています。かつて経験したことのない出来事が次々におきそうな2009年です。