TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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都市緑化フェア「波志江沼会場」の現在の様子

2008-05-19 06:57:45 | 地域文化・地域資源
 全国都市緑化ぐんまフェアのサテライト会場である伊勢崎市ではリレー形式で
フェアを実施しています。3月29日から4月13日までは「波志江環境ふれあい公園」でイベント等が実施されました。その後は「国定公園」「華蔵寺公園」とリレーされ、5月17日と18日は旧堺町の「平塚公園・島村渡船フェスタ会場・利根川水辺プラザ公園」で実施されました。

 さて、伊勢崎市会場のスタートとなった「波志江環境ふれあい公園」は人もあまり訪れなくなり、下の写真のように花壇も草が伸びてきています。





 沼もだいぶ青藻といわれるものかわかりませんが、だいぶ汚れてきています。



 秋にはリレー会場の最後としてまたこの沼でイベント等が企画されているようです。その時にはまた、沼や花壇も整備されます。秋のイベントが終わると訪づれる人があまりいない沼になるのではないかと私は思います。花壇などもあまり手入れされずになってしまうことが予想されます。

 しかし、この沼を散歩コースとしている者としてはそれでいいと思います。沼の四季の移り変わりは魅力的です。のんびりと沼周辺を散歩できればそれで私は十分です。

 沼周辺が整備されて沼一周をインターロッキングの遊歩道ができました。散歩コースとしては最高です。沼周辺を散歩していて気になったことがあります。沼の中に一つの島が整備されてたことです。私が知っている限りこのような島はなかったです。下の写真はその島です。





 「波志江の民族」という本を見ましたらこの波志江沼の島のことが書かれていました。昔は波志江沼の沼の中に一つの島があったと書かれています。島の中には一本の柳の木があり、その根元に石宮が一基立っていたようです。これは弁天様を祭った石祠で沼の守り、水の恵みの神様と言われていました。昭和30年ごろに島がなくなり、石祠は沼の北に移されました。

 弁天様の使いは蛇なので、沼の近くで蛇を見つけたときには沼に返しました。干ばつで困り、雨乞いをした当時は神官を頼みこの島へ送って祈願してもらったようです。波志江沼は地元の水田には欠かせない存在です。沼の島に弁天様があったのもよくわかります。

波志江住民に波志江沼の存在はなくてはならないものなのです。だから、地元住民はこの沼周辺を散歩すると心が落ち着くのではないかと私は最近思うようになりました。