先日、映画『佐賀のがばいばあちゃん』を見てきた。
原作はB&Bの島田洋七さんが実話を元に書いた同名の小説(自伝?)。
あらすじは以下の通り。
戦後まもない広島で、原爆症の父親を亡くし、居酒屋で懸命に働く母に育てられていた明広は、母の元を一人離れ、佐賀にある祖母の家で暮らすことになった。夫の死後7人の子供を育て上げた祖母は、今も現役の掃除婦として働き、かなり古くなった家で一人暮らしをしていた。
(中略)
ばあちゃんと二人きりの貧乏暮らしだったが、大好きな母に心配させまいと明広は必死に頑張った。やがて学校にも馴れた明広が、友達といっしょに剣道を習いたいと頼むと、ばあちゃんは「金がかかるなら、やめときんしゃい」と許さない。それなら剣道より安く済む柔道がやりたいと、明広も食いさがるが、「やめときんしゃい」。それでもどうしてもスポーツがしたい明広に、ばあちゃんが出したアイデアは、ずばり、「走りんしゃい」。「走る地べたはタダ、道具もいらん」というわけだ。半分だまされた気分だった明広は、それでも毎日、運動場を走り続けた。ついには学校で一番速いランナーになった。(以下略)
【公式サイトより転載】
気になった人は下のページから予告動画を御覧ください。
あらすじよりも余程映画の雰囲気を掴むことが出来ます。
http://www.gabai-baachan.com/contents/yokokuhen.html
この映画の最大の魅力はばあちゃんにあるが、
それも去ることながら登場人物一人ひとりがまた魅力的なのである。
同級生、学校の先生、豆腐屋さん、お医者さん・・・
それらが昭和三十年代の日本の情景とあいまって堪らなく郷愁を感じさせる。
昭和六十年生まれの私でもそう思うのだから、実際にその時代を生きた人なら猶の事だろう。
近年、『ALWAYS 三丁目の夕日』のヒットをみてもわかるように、
昭和の古き良き日本を懐かしむ風潮がある。
これは単に「懐古趣味」という言葉でかたづけられる事ではなく、
今の時代と比べ魅力的な何かがあったからこそ惹きつけられるのだと思う。
じじつ、その当時を知らない若い世代も昭和を懐かしんでいる。
極端な例ではあるが、以前、小学生の男の子が
「『三丁目の夕日』を見て泣きました。今の日本は大切な何かを見失っていると思います」
と言っていた。
この小学生は少々大人びた子であり、ゆえに上のようにきちんとした言葉で表現していたとしても、
感じるところはこの小学生に限らず皆同じようなことだと思う。
では、今の日本が失った「何か」とは何か。
・・・などとここで私が論えば野暮になろう。
それに、それはこの映画を観ればお分かりいただけると思う。
誤解の無いように言っておけば、
この映画は単に懐かしいというだけではない。
館内から笑い声とすすり泣きが聞こえる笑えて泣ける映画でした。
最後にがばいばあちゃんの言葉を紹介いたしましょう。
うちは明るい貧乏やけん、よかと。しかも先祖代々、貧乏だから自信ば持て。
悲しい話は夜するな。つらい話も
昼にすれば何ということもない。
通知表は、0じゃなければええ。1とか2を足していけば5になる!
あんまり勉強するな。勉強すると癖になるぞ!
人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。
人がこけたら笑え。
自分がこけたらもっと笑え。
人はみんなこっけいだから。
人間死ぬまで夢を持つばい。
その夢が叶わなくても所詮夢たい。
原作はB&Bの島田洋七さんが実話を元に書いた同名の小説(自伝?)。
あらすじは以下の通り。
戦後まもない広島で、原爆症の父親を亡くし、居酒屋で懸命に働く母に育てられていた明広は、母の元を一人離れ、佐賀にある祖母の家で暮らすことになった。夫の死後7人の子供を育て上げた祖母は、今も現役の掃除婦として働き、かなり古くなった家で一人暮らしをしていた。
(中略)
ばあちゃんと二人きりの貧乏暮らしだったが、大好きな母に心配させまいと明広は必死に頑張った。やがて学校にも馴れた明広が、友達といっしょに剣道を習いたいと頼むと、ばあちゃんは「金がかかるなら、やめときんしゃい」と許さない。それなら剣道より安く済む柔道がやりたいと、明広も食いさがるが、「やめときんしゃい」。それでもどうしてもスポーツがしたい明広に、ばあちゃんが出したアイデアは、ずばり、「走りんしゃい」。「走る地べたはタダ、道具もいらん」というわけだ。半分だまされた気分だった明広は、それでも毎日、運動場を走り続けた。ついには学校で一番速いランナーになった。(以下略)
【公式サイトより転載】
気になった人は下のページから予告動画を御覧ください。
あらすじよりも余程映画の雰囲気を掴むことが出来ます。
http://www.gabai-baachan.com/contents/yokokuhen.html
この映画の最大の魅力はばあちゃんにあるが、
それも去ることながら登場人物一人ひとりがまた魅力的なのである。
同級生、学校の先生、豆腐屋さん、お医者さん・・・
それらが昭和三十年代の日本の情景とあいまって堪らなく郷愁を感じさせる。
昭和六十年生まれの私でもそう思うのだから、実際にその時代を生きた人なら猶の事だろう。
近年、『ALWAYS 三丁目の夕日』のヒットをみてもわかるように、
昭和の古き良き日本を懐かしむ風潮がある。
これは単に「懐古趣味」という言葉でかたづけられる事ではなく、
今の時代と比べ魅力的な何かがあったからこそ惹きつけられるのだと思う。
じじつ、その当時を知らない若い世代も昭和を懐かしんでいる。
極端な例ではあるが、以前、小学生の男の子が
「『三丁目の夕日』を見て泣きました。今の日本は大切な何かを見失っていると思います」
と言っていた。
この小学生は少々大人びた子であり、ゆえに上のようにきちんとした言葉で表現していたとしても、
感じるところはこの小学生に限らず皆同じようなことだと思う。
では、今の日本が失った「何か」とは何か。
・・・などとここで私が論えば野暮になろう。
それに、それはこの映画を観ればお分かりいただけると思う。
誤解の無いように言っておけば、
この映画は単に懐かしいというだけではない。
館内から笑い声とすすり泣きが聞こえる笑えて泣ける映画でした。
最後にがばいばあちゃんの言葉を紹介いたしましょう。
うちは明るい貧乏やけん、よかと。しかも先祖代々、貧乏だから自信ば持て。
悲しい話は夜するな。つらい話も
昼にすれば何ということもない。
通知表は、0じゃなければええ。1とか2を足していけば5になる!
あんまり勉強するな。勉強すると癖になるぞ!
人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。
人がこけたら笑え。
自分がこけたらもっと笑え。
人はみんなこっけいだから。
人間死ぬまで夢を持つばい。
その夢が叶わなくても所詮夢たい。