あび卯月☆ぶろぐ

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女学生がいい

2010-04-18 01:58:44 | 社会・世相
かつては「女は大学に行かなくてもいい」という風潮があった。
いまそんなことを云うとフェミニストやジェンダーフリーの人から糾弾されるだろう。
ちなみに私は大学削減論者なので、男女問わず大学に行くのは一部のエリートだけでいいと思っている。

それはともかく、昨今では高校卒業後、半分近くが大学に行く時代となり、男女比もだいたい同じくらい。
これを男女同権が進んだ証とみるか、単に女子も大学に行かなければならなくなっただけとみるかは意見が分かれるところだろうが、私がかつて所属していた学部でも男女比はだいたい同じ。
他の学部と比べて多い方だったのでよく他学部の男子学生から「いいですねぇ、あびさんの学部は、女子が多くて」なんて云われていたが女学生が多くていいなと思った記憶は無い。

それよりも、女学生が多くていいと思っていたのは教授たちのようだ。
なぜなら、教授たちは声をそろえて「最近の学生は男よりも女の方がまじめだね」と云う。
男子学生は授業中に寝るわ、ゼミはサボるわ、レポートを書かせてもインターネット上にある文章をそのままコピペしてくるわで本当に質が悪いのが多いと。
比べて女子学生は授業中きちんとノートを取っている、ゼミにもきちんと出席する、レポートはつたないながらも一応、図書館で文献を調べて書く・・・。

確かに私も思い当たるフシがある。
長い長い就活をしていて多くの就活学生と知り合ったが、就活に挑む態度についても女学生の方が男子学生よりもより真摯だったように思う。
例えば、企業説明会等で質問の時間がある。
そういう場で積極的に手が上がるのは決まって女学生だった。

さらに遡ってみると高校の生徒会長選挙の時、私の学年で立候補した二人の生徒はどちらも女子生徒だった。
男ばかりだった応援団も男が入らないものだから、女子が入団していた。
これら男の消極性を示すエピソードはそのまま昨今の草食男子の増加にも繋がっているように思う。

男が女らしく女が男らしくなっているこの傾向はジェンダーフリー教育がゆき届いた結果なのか、はたまた生物学的な要因があるのか知らないが、もともと日本は女性の国。
天照大御神が女神なように、日本では女性が主役なのだ。
その証拠に(これは何度か云っていることだが)日本のおじさんはみな疲れた顔をしているが、おばさんは総じて元気だ。
いや中年に限らず若年層でも男がますます元気をなくしている一方で女子はますます元気にみえる。

太宰治は「男女同権とは男の地位が、女の地位にまであがったことなのです」と云ったそうだが、それが男女同権の正しい意味とするなら、まだまだ男女同権は進んでいないようだ。