其のニと書いたけれど、其の一を書いたのは平成十八年の十月だ。
約一年半振りの日記。
嗚呼、その間に私は一体何冊の本を買い、何円浪費したのだろう。
さて、今日は八幡で散髪した帰りに三軒の本屋に寄った。
まず、黒崎のクエストで
高山正之『モンスター新聞が日本を滅ぼす』を購入。
高山正之さんは週刊新潮で「変見自在」を連載している元産経新聞記者。
マスコミが教えない情報のウラを書いてくれる貴重な方。
次に八幡のブックマーケットで
清水正『阿部定を読む』現代書館
日垣隆『偽善系 やつらはヘンだ!』文藝春秋
立花隆『中核VS核マル』講談社文庫
ロナルド・ハーウッド『戦場のピアニスト』新潮文庫。
を購入。
現代書館は云わずと知れた左翼出版社。
阿部定の本なんか出してたんだね。
『天皇制』とか『日本の権力』とかいう本も持っているけれど、左翼の思考回路が知れてとても楽しい作品。
日垣隆は月刊「WILL」などの連載で知っていたけれど、本を買うのはこの度が初めて。
共感出来るところは多いのだけど、軽薄なイメージがあって倦厭していた。
『戦場のピアニスト』は同名の映画の脚本のようなもの。
次に三ケ森のブックオフで
毎日ムック『戦後50年』毎日新聞社
半藤一利『昭和史探索 1』ちくま文庫
河原敏明『昭和天皇とっておきの話』文春文庫
吉田実『日中報道 回想の三十年』ライブラリー潮出版社
『世界のニッポン人 信じられない常識・非常識』二見書房
宮台真司、宮崎哲弥『われらの時代に』朝日新聞社
柳沢きみお『THE大市民 2』講談社
『日本の歴史 14 民主主義のめばえ』学研
『天皇ご在位六十年』朝日新聞社
小林よしのり『ゴー宣 暫』二巻、小学館
山本マサユキ『妹あいどる』講談社
五木寛之・著、いわしげ孝・画『青春の門 筑豊篇』
あずまきよひこ『あずまんが大王 2』メディアワークス
日本文学全集『夏目漱石 二』筑摩書房、
(同)『三島由紀夫』(同)『小林秀雄』(同)『現代詩集』
「ダ・カーポ」509号 を購入。
毎日ムック『戦後50年』は大判の本。
戦後五十年を貴重な写真とともに振り返るもの。
図書館で必ず見かける本で高校の頃から愛読していた。
この度、千円で売っていたので思い切って購入。
読んでいて大変楽しい。
『日本の歴史 14 民主主義のめばえ』は所謂、小中学生向けの漫画歴史本。
漫画版の日本歴史本は様々な出版社から発行されているが、この「旧学研版」は監修がうめぼし博士こと学習院大学の故・樋口清之教授ということもあり最も偏向なく書かれているように思う。
漫画版の歴史本は小学生の頃、よく読んでいて懐かしさも手伝っていまだに読んで楽しめる。
『天皇ご在位六十年』は昭和天皇の写真集。
朝日新聞は反皇室だけど、商売にはしっかり利用している。
小林よしのり『ゴー宣 暫』二巻は「論座」の企画で雨宮処凛と対談したエピソードを収録。
この頃の「論座」と「ゴー宣」は大変良かった。
いま、「論座」はあまり面白くないし、小林さんも『パール判事』の中島岳志叩きばかりでツマラナイ。
(パール判事の問題は大切なのだろうけど、読んでいて面白くはないやね)
そういえば、少し前のゴー宣で東大准教授の加藤洋子が批判されていたけど、あの人の師匠は日本近代史の権威、伊藤隆先生。
全く不肖の弟子ですね。
山本マサユキ『妹あいどる』は偶然見つけて、タイトルが気になってパラパラめくってみると絵が気に入ったので購入。
なんというか、びみょーな本当にびみょ~な絵が大変気に入った。
作者が萌え絵を描こうとして技術が無くてデッサンが狂っている感じが最高。
ストーリーは借金を抱えた幼なじみの高校生の少女をアイドルにしたてて借金を返そうというもの。
タイトルに妹とあるが血が繋がっているわけではなく、妹的存在なだけ。
で、人気は出なかったようで一巻で終了しているのもなんかいい。
『あずまんが大王』はいまさら読んでいるけど、面白いね。
らき☆すたの原点。
ちよちゃんの声は金朋先生なので脳内で変換して読むのが吉。
いづれも百円だったので購入した。
最近、漫画はとんとよまなくなった。
私の嗜好が変わったのか漫画が変わったのか。
筑摩書房の日本文学全集は漱石も三島由紀夫もきちんと正假名だからうれしい。
残念ながら漢字は新字だが、百円だったし十分満足。
文庫版は新字どころか、勝手に漢字を平仮名になおしたりしてほとんど改編版。
萩野貞樹さんに言わせると「ただただ醜い模造品であり偽装文」というわけだ。
ところで、『現代詩集』はかなり前衛的な作品が多く収録されていて、文字の並びや位置、変な記号や線などで表現されている詩がある。
写植屋さんとか印刷屋さんとか大変だったろうなあ。。
******
本屋めぐり日記(其の一)
http://blog.goo.ne.jp/tuneari/e/bd710362ed69086802c8a41538eb41b3
約一年半振りの日記。
嗚呼、その間に私は一体何冊の本を買い、何円浪費したのだろう。
さて、今日は八幡で散髪した帰りに三軒の本屋に寄った。
まず、黒崎のクエストで
高山正之『モンスター新聞が日本を滅ぼす』を購入。
高山正之さんは週刊新潮で「変見自在」を連載している元産経新聞記者。
マスコミが教えない情報のウラを書いてくれる貴重な方。
次に八幡のブックマーケットで
清水正『阿部定を読む』現代書館
日垣隆『偽善系 やつらはヘンだ!』文藝春秋
立花隆『中核VS核マル』講談社文庫
ロナルド・ハーウッド『戦場のピアニスト』新潮文庫。
を購入。
現代書館は云わずと知れた左翼出版社。
阿部定の本なんか出してたんだね。
『天皇制』とか『日本の権力』とかいう本も持っているけれど、左翼の思考回路が知れてとても楽しい作品。
日垣隆は月刊「WILL」などの連載で知っていたけれど、本を買うのはこの度が初めて。
共感出来るところは多いのだけど、軽薄なイメージがあって倦厭していた。
『戦場のピアニスト』は同名の映画の脚本のようなもの。
次に三ケ森のブックオフで
毎日ムック『戦後50年』毎日新聞社
半藤一利『昭和史探索 1』ちくま文庫
河原敏明『昭和天皇とっておきの話』文春文庫
吉田実『日中報道 回想の三十年』ライブラリー潮出版社
『世界のニッポン人 信じられない常識・非常識』二見書房
宮台真司、宮崎哲弥『われらの時代に』朝日新聞社
柳沢きみお『THE大市民 2』講談社
『日本の歴史 14 民主主義のめばえ』学研
『天皇ご在位六十年』朝日新聞社
小林よしのり『ゴー宣 暫』二巻、小学館
山本マサユキ『妹あいどる』講談社
五木寛之・著、いわしげ孝・画『青春の門 筑豊篇』
あずまきよひこ『あずまんが大王 2』メディアワークス
日本文学全集『夏目漱石 二』筑摩書房、
(同)『三島由紀夫』(同)『小林秀雄』(同)『現代詩集』
「ダ・カーポ」509号 を購入。
毎日ムック『戦後50年』は大判の本。
戦後五十年を貴重な写真とともに振り返るもの。
図書館で必ず見かける本で高校の頃から愛読していた。
この度、千円で売っていたので思い切って購入。
読んでいて大変楽しい。
『日本の歴史 14 民主主義のめばえ』は所謂、小中学生向けの漫画歴史本。
漫画版の日本歴史本は様々な出版社から発行されているが、この「旧学研版」は監修がうめぼし博士こと学習院大学の故・樋口清之教授ということもあり最も偏向なく書かれているように思う。
漫画版の歴史本は小学生の頃、よく読んでいて懐かしさも手伝っていまだに読んで楽しめる。
『天皇ご在位六十年』は昭和天皇の写真集。
朝日新聞は反皇室だけど、商売にはしっかり利用している。
小林よしのり『ゴー宣 暫』二巻は「論座」の企画で雨宮処凛と対談したエピソードを収録。
この頃の「論座」と「ゴー宣」は大変良かった。
いま、「論座」はあまり面白くないし、小林さんも『パール判事』の中島岳志叩きばかりでツマラナイ。
(パール判事の問題は大切なのだろうけど、読んでいて面白くはないやね)
そういえば、少し前のゴー宣で東大准教授の加藤洋子が批判されていたけど、あの人の師匠は日本近代史の権威、伊藤隆先生。
全く不肖の弟子ですね。
山本マサユキ『妹あいどる』は偶然見つけて、タイトルが気になってパラパラめくってみると絵が気に入ったので購入。
なんというか、びみょーな本当にびみょ~な絵が大変気に入った。
作者が萌え絵を描こうとして技術が無くてデッサンが狂っている感じが最高。
ストーリーは借金を抱えた幼なじみの高校生の少女をアイドルにしたてて借金を返そうというもの。
タイトルに妹とあるが血が繋がっているわけではなく、妹的存在なだけ。
で、人気は出なかったようで一巻で終了しているのもなんかいい。
『あずまんが大王』はいまさら読んでいるけど、面白いね。
らき☆すたの原点。
ちよちゃんの声は金朋先生なので脳内で変換して読むのが吉。
いづれも百円だったので購入した。
最近、漫画はとんとよまなくなった。
私の嗜好が変わったのか漫画が変わったのか。
筑摩書房の日本文学全集は漱石も三島由紀夫もきちんと正假名だからうれしい。
残念ながら漢字は新字だが、百円だったし十分満足。
文庫版は新字どころか、勝手に漢字を平仮名になおしたりしてほとんど改編版。
萩野貞樹さんに言わせると「ただただ醜い模造品であり偽装文」というわけだ。
ところで、『現代詩集』はかなり前衛的な作品が多く収録されていて、文字の並びや位置、変な記号や線などで表現されている詩がある。
写植屋さんとか印刷屋さんとか大変だったろうなあ。。
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本屋めぐり日記(其の一)
http://blog.goo.ne.jp/tuneari/e/bd710362ed69086802c8a41538eb41b3