関門海峡は下関と門司の間の海峡で、福岡と山口の境であると同時に九州と本州の境でもある。
かつては馬間海峡といわれていたが、これは下関の旧称が馬間だったことによる。
関門海峡にはよく行く。
門司側の関門橋附近には地元で有名な若松屋という旨いおでん屋があって、門司に行くときは必ずといっていいほどここで昼食をとる。
以前は二階建ての店舗だったが、数年前の台風で倒潰してしまい今では平屋のこじんまりとした店舗になっている。
ここのおでんはだしが甘辛く、一般に出回っているおでんとは異なった何ともいえない旨さがある。
サイドメニューのちゃんぽん、カツ丼、親子丼などもどれも旨い。
店舗縮小に伴い、焼きめしが廃止されたのは残念だが、いまでも人気のある店だ。
この店で食事をすると窓から関門海峡がよく見える。
関門海峡は壇ノ浦の戦いの舞台で、安徳天皇が入水されたことでも有名だが、波が荒いことでも知られる。
潮の流れが速い上に、一日に何度も潮流が東西に変わる難所で平家物語にも潮の流れが変わる記述がある。
加えて、この海峡は極めて狭い海峡で最も狭い関門橋附近の幅は約500メートルしかない。
殆んど川の下流程度の広さだ。
この狭い海峡を一日に大小あわせて七百隻近い船舶が行き来する。
若松屋の窓から眺めていても常に多くの船が行ったり来たりしていて、よくぶつからないなあと感心していた。
そんな海峡で護衛艦と韓国籍の貨物船が衝突する事故が起こった。
貨物船が前の船を追い越そうとして左舷に舵をきったところ、前から来た護衛艦にぶつかった恰好だ。
護衛艦の方は航海のルールである右側航行を遵守していた。
護衛艦からしたら、追い越し禁止車線を走っていたら対向車が突っ込んできたようなものだ。
だいたい、難所中の難所とも謂われるあの狭い海峡で前の船を追い越そうだなんて狂気の沙汰に近い。
この海域を良く知る人物も「無謀としか言えない」(西部海難防止協会専務理事)と話す。
どう考えても貨物船の方が悪いが、昨日の報道ステーションでは古舘が「あたごの事故を思い出す」とか「気の緩みがあったのでは」などと云って、自衛隊批判に持っていこうとしていた。
相変らずの歪曲ぶりに頭の下がる思いだが、ついでにいうとあたごのケースも2:8くらいで漁船の方が悪い。
日教組で自衛隊嫌いの私の父でさえ、「常識で考えて漁船と護衛艦が衝突するなんてあり得ない」と言っていた。
父は太公望でよくモーターボートを操り海釣りに行く。
起きて運転している限り、あんな大きな船にぶつかるはずはない、と。
早い話あの漁船の船乗りは居眠りしていた。
被害者側とされた漁民の方が補償補償とあまり騒がなかったのはそういう事情による。
ところが、マスコミにとっては自衛隊批判の格好の材料で、イージス艦が絶対悪にされ、自殺者まで出した。
今回、事故の二日目の今日にはすっかり報道が沈静化してしまったのは、貨物船の方が悪いとわかり、自衛隊批判に使えないからか、あるいは政権担当政党が民主党だからか。
日頃のマスコミの姿勢をみればそんな風に穿ってみたくもなる。
かつては馬間海峡といわれていたが、これは下関の旧称が馬間だったことによる。
関門海峡にはよく行く。
門司側の関門橋附近には地元で有名な若松屋という旨いおでん屋があって、門司に行くときは必ずといっていいほどここで昼食をとる。
以前は二階建ての店舗だったが、数年前の台風で倒潰してしまい今では平屋のこじんまりとした店舗になっている。
ここのおでんはだしが甘辛く、一般に出回っているおでんとは異なった何ともいえない旨さがある。
サイドメニューのちゃんぽん、カツ丼、親子丼などもどれも旨い。
店舗縮小に伴い、焼きめしが廃止されたのは残念だが、いまでも人気のある店だ。
この店で食事をすると窓から関門海峡がよく見える。
関門海峡は壇ノ浦の戦いの舞台で、安徳天皇が入水されたことでも有名だが、波が荒いことでも知られる。
潮の流れが速い上に、一日に何度も潮流が東西に変わる難所で平家物語にも潮の流れが変わる記述がある。
加えて、この海峡は極めて狭い海峡で最も狭い関門橋附近の幅は約500メートルしかない。
殆んど川の下流程度の広さだ。
この狭い海峡を一日に大小あわせて七百隻近い船舶が行き来する。
若松屋の窓から眺めていても常に多くの船が行ったり来たりしていて、よくぶつからないなあと感心していた。
そんな海峡で護衛艦と韓国籍の貨物船が衝突する事故が起こった。
貨物船が前の船を追い越そうとして左舷に舵をきったところ、前から来た護衛艦にぶつかった恰好だ。
護衛艦の方は航海のルールである右側航行を遵守していた。
護衛艦からしたら、追い越し禁止車線を走っていたら対向車が突っ込んできたようなものだ。
だいたい、難所中の難所とも謂われるあの狭い海峡で前の船を追い越そうだなんて狂気の沙汰に近い。
この海域を良く知る人物も「無謀としか言えない」(西部海難防止協会専務理事)と話す。
どう考えても貨物船の方が悪いが、昨日の報道ステーションでは古舘が「あたごの事故を思い出す」とか「気の緩みがあったのでは」などと云って、自衛隊批判に持っていこうとしていた。
相変らずの歪曲ぶりに頭の下がる思いだが、ついでにいうとあたごのケースも2:8くらいで漁船の方が悪い。
日教組で自衛隊嫌いの私の父でさえ、「常識で考えて漁船と護衛艦が衝突するなんてあり得ない」と言っていた。
父は太公望でよくモーターボートを操り海釣りに行く。
起きて運転している限り、あんな大きな船にぶつかるはずはない、と。
早い話あの漁船の船乗りは居眠りしていた。
被害者側とされた漁民の方が補償補償とあまり騒がなかったのはそういう事情による。
ところが、マスコミにとっては自衛隊批判の格好の材料で、イージス艦が絶対悪にされ、自殺者まで出した。
今回、事故の二日目の今日にはすっかり報道が沈静化してしまったのは、貨物船の方が悪いとわかり、自衛隊批判に使えないからか、あるいは政権担当政党が民主党だからか。
日頃のマスコミの姿勢をみればそんな風に穿ってみたくもなる。