あび卯月☆ぶろぐ

あび卯月のブログです。政治ネタ多し。
お気軽にコメントなさってください☆

本当の敵はアメリカなり

2006-02-25 22:59:42 | 政治・経済
今号の『わしズム』を読みました。
中でも「嫌米流・年次改革要望書に怒る」は白眉でした。
私は平生から新自由主義の危険性を指摘してまいりましたが、
ここまで詳細に日本がアメリカに蝕まれている事実を記したものは読んだ事がありませんでした。

「嫌米流~」を読めば小泉首相の掲げる構造改革が
アメリカが日本人の財産を喰いものにする為の改革であるということがよくわかります。

中国や南北朝鮮が日本に対して行なう内政干渉も問題ですが、
今はアメリカのそれに目を向けるべきであります。
不思議な事に右派も左派もアメリカが行なう軍事行動については大いに論うのですが、
日本に対する内政干渉に関してはあまり喧しくありません。

中国の軍事行動について目を瞑る左翼が到底左翼たりえないのと同時に、
アメリカの内政干渉に目を瞑る親米保守も到底保守たりえません。
私は自称保守派ですが保守すべきものは美しい自然につつまれた独自の伝統と文化が息づく日本であって
決してアメリカ化された日本ではないと思っております。

ここでの「アメリカ化」とはとりあえず経済の面だけの問題を指摘しますが、
私が思いますに今、日本はこのままずるずるとアメリカ化してゆくか否かの岐路に立たされているのではないでしょうか。
無論、日本人は日本のアメリカ化にNOを突きつけるべきなのですが、
恐らく多くの日本人がそれに気付くのは日本が殆どアメリカ化されて手遅れの状態になった時でしょう。
いや、そうならない為になんとかしなければなりません。
格差社会になって喜ぶのは一部の金持ちの日本人だけです。

そういうわけでと言ってはなんですが、
今の若い人には「嫌韓流」もさることながら是非とも「嫌米流」を読んでいただきたいと思います。

民主党は正面から闘ふべし

2006-02-22 00:39:57 | 政治・経済
民主党の永田議員が掲示した爆弾メールで政界が揺れています。
しかし、本来、自民党を攻撃するはずだったこの爆弾は今だ爆発せず、むしろ民主党を窮地に立たせています。
永田議員はろくに爆弾の使い方も知らないようです。
いづれにせよ、自民党を攻撃するにしてはあまりにも拙劣です。

まず、堀江被告が武部幹事長の息子に送ったとされるメールは本物なのか。
永田議員が自らでっち上げたとは到底思えないので、
彼自身は嘘はついていないでしょう。
問題はその情報源となった者が真実を言っているのか、ということです。
ですから永田議員がどこまで裏をとっているのかが重要なのですが、
いまだ詳しい説明がなされていない。

自民党も自民党で疚しいことが無いのであれば
国政調査でもなんでもして無実である証拠を掲示すべきです。

私としてはこの事件の展開がちっとも前に進まないので苛立ちを感じている次第です。
いえ、それ以前にこんなことをやっている国会に苛立ちを感じています。
どういう事かというと、
このメールが本物であろうと無かろうとそんなことに興味はありません。
感情的なことを言わせてもらうならば私は武部幹事長も永田議員も大嫌いですのでどっちがこけても良いと思っています。

私が申し上げたのはこんなことよりももっと重要なことがあるだろう、ということです。
言い換えれば、
民主党は新自由主義を推し進めた小泉自民党の罪を叩けという事です。
堀江氏が武部氏の息子に金を送っていたことが事実だとしてもそれはただの涜職(汚職)事件ですが、
新自由主義を推し進めることは日本経済を根幹から揺るがしかねないことです。

武部氏が辞めたところで小泉自民党が今の路線を変更するとは思えません。
民主党の役割はメールごときをとやかく言うのではなく、
小泉自民党の新自由主義路線を正面から叩くということであります。
永田議員がどうでもいいメールを持ち出したことで
小泉自民党の本質的な過ちが見えにくくなってしまいました。
洵に残念な事です。

たしかに今回のメールのことが「どうでもいい」とは言いすぎかも知れません。
しかし、百歩譲ってもそれが日本国民にどれ程の影響があるのでしょうか。
小泉自民党がやっている経済改革に比べればやはり「どうでもいい」という言葉がピッタリです。

いまの民主党のやり方では武部ごときの小粒の首はとれてもその他はいつまで経っても自民党の思うツボでありましょう。

春のきざし~櫻について~

2006-02-17 01:21:02 | 雑記
二月も中旬を過ぎて次第に温かくなつて參りました。
私は寒いのが苦手なので冬も大嫌ひです。
ですから、春が近づいてくると大變嬉しい。

ブログのテンプレも春らしいものに代へました。
なんだかんだ云つて花の中では櫻が一番好きです。

日本語學者であつた故・金田一春彦さんは
著書『ホンモノの日本語を話していますか?』の中で

「サクラの花ほど、昔から日本人に愛された花はないだろう。普段はそこにあることも気がつかないのに、
季節がくると、まるで明かりがついたかのように、ぱっと華やかに咲き誇る。
そして一週間もたつと、惜しげもなく花びらを散らせて、またもとのひっそりとしたたたずまいに戻る。
この花の潔さが日本人の国民性とぴったりなことが、これほどまでに愛された理由なのだろう」


と述べられてゐます。
やはり櫻は日本人が好む美を體現してゐるのでせうね。
わたしもそのやうな理由も含めて櫻が好きであります。

受驗のシーズン眞つ盛りですが、
受驗生のみなさんにとつても美しい櫻が咲くことを願つてをります。

今号の「ゴーマニズム宣言」(06.2.22)

2006-02-14 00:58:11 | 書評・雑誌
今号の「SAPIO」誌上のゴーマニズム宣言はライブドア事件を通しての小泉政権批判でした。
(タイトルは「『ホリエモンの犯罪』の真犯人」)

堀江被告や新自由主義に関する批判は遺憾ながら(笑)小林さんと意見が一致してしまいました。

その中でも気になった主張や見解を異とする箇所についてここで論いたいと思います。(青字が引用箇所)

朝の報道ワイドショーを見ていると、ある小説家が「ホリエモンは、渋滞している高速道路の路側帯を走り抜けるドライバーみたいなものだ」と言っていた。

この「ある小説家」とは石田衣良さんですね。
私も朝の出宅まえに偶然このワイドショー(スパモニ)を見ていました。
以前まで石田衣良さんに好感を持っていなかったのですが、
この発言を聴いてなかなか巧い喩えをするものだと感心させられました。
さすが小説家(笑)

若者が反体制に憧れるのは昔からのことである。
だが、昔と違うのは、今は反体制=反権力とならないところだ。
今の若者は自民党という「権力」には「反」にならない。
「日本の常識・モラル・美徳」という「体制」に「反」になるのだ。
それならば今の小泉自民党は、若者より先に「反体制」になっていたのである。


なるほど。
どうやら私は若者ではないらしい(笑)
ただ、私の思想形態や言説は体制的であるけども、
権力に関しては反権力でも親権力でもありません。
なぜなら「権力」それ自体は悪でも善でも無いと思うからです。
ただ、正しく行使されるのを希望するというだけです。
そして、注目したいのは「小泉自民党」という表現。
今の自民党は本来の自民党ではないということを暗に示しているのでしょう。
いえ、今の自民党にも反小泉勢力は大勢居ます。
その点、私はまだ民主党より自民党に希望を棄てていません。

そして、次の引用箇所に注目。

民主党とて「日本的価値に反体制」である点では同じだ。(中略)
今や共産党こそが昔ながらの日本の美徳を守ることを主張している。
ねじれが凄い。


民主党も前原民主党と言った方が良いでしょうね。
ただ、菅直人が党首だった頃の民主党も前原代表と違った意味で「日本的価値に反体制」だったことは言うまでもありません。
で、私がいちばん強調したのは「今や共産党こそが昔ながらの日本の美徳を守ることを主張している。」という箇所です。
これこそ、今の小泉自民党の本質を語っています。
私が以前、『真の保守とは・・・今後の日本のゆくへ(2)』において
「小泉首相が掲げる改革とはこの自由主義改革であり、こんにちの世界でもっとも進歩主義的な理念を掲げていると言えるでしょう。」
と述べた事はここで生きてくるわけです。
早い話が小泉自民党は超革新政党だということです。
本来革新政党であったはずの共産党が保守的な言説を主張することはこれで合点がいくのではないでしょうか。

あまりにも無情だから、わしが擁護してあげるのだ。
ホリエモンは小泉・竹中に踊らされ、切り捨てられただけだと!


ここの箇所は意見がまったく違います。
むしろ、ホリエモンの方が小泉・竹中・武部を利用したと思います。
勿論、小泉・竹中・武部もそう思っていたに違いありません。
要は利害が一致したということだけで、
私は小林さんのように堀江氏を擁護する気は毛頭ありません。

まぁ、それ以外はほとんど同意の内容でした。
久し振りに「よくぞ書いてくれた小林よしのり!」という感じでした。
まぁ、彼の経済観は少々アヤシイところもあるようですが、それは私にも言えること。
今後、精進してまいりたいと思います。

外国人に人気の日本のお土産

2006-02-09 23:03:26 | 雑記
先日の「世界まる見えTV特捜部」で外国人に人気の日本のお土産が紹介されていました。
それぞれ、以下の通り。


アラビア語圏の国は・・・筆ペン
フィリピン・・・日清シーフードヌードル
アメリカ・・・地下足袋


それぞれ解説いたしますと、
まず、アラビア語圏の筆ペンですが、
アラビア語はご存知の通り文字に強弱(太い部分と細い部分)があります。
日本の筆ペンはアラビア語を綴る際に非常に便利なんだそうです。
特に日本製は質も高く、アラビア語圏では重宝されるそうです。

次に、フィリピンのシーフードヌードル。
実はフィリピンでも日清のシーフードヌードルは売っているのですが、
味付けが日本の方が美味しいのだそうです。
でも、現地のシーフードヌードルは現地人向けの味付けにしているはずなのですが・・・
そこで、ビートたけし曰く
「(日本のシーフードヌードルは)本場の味ってことで人気があるんじゃないの?」
なるほど。
因みに、ダンボール数箱分も購入していく人が多いらしいです。

最後にアメリカ人は地下足袋。
地下足袋はアメリカでは「忍者シューズ」として人気があるそうです。
また、地下足袋には裏面に滑り止めがあり、ラップなどの踊りを踊る時に便利なんだそう。。


それどれ意外なものが人気があるんですね。
国ごとの事情も垣間見えて興味深かったです。(゜∀゜)

女系天皇断固反対!

2006-02-02 23:05:31 | 政治・経済
「早くした方がいい」 皇室典範改正で首相

 小泉純一郎首相は2日夜、自民党内で女性、
女系天皇を容認する皇室典範改正案の今国会提出に慎重論が強まっていることについて
「皇位の安定的継承のために早くした方がいい。あまり長く(議論を)やっても良くないのではないか」
と述べ、今国会で成立させる必要性を強調した。
 首相は、改正案の採決では党議拘束をかけるべきだとの認識を重ねて示した。
官邸で記者団の質問に答えた。
(共同通信) - 2月2日19時56分更新



この人は一体何を考えているのでしょうか。
「改正案の採決では党議拘束をかける」など、正気の沙汰とは思えません。
いずれにせよ、小泉純一郎は朝敵と言わざるをえません。


日本は建国以来、男系の天皇を戴いてきました。
その為に我々の祖先は男系を維持するために並々ならぬ努力を重ねてきまたわけです。
この二千年を越える伝統の重みと努力を何だと思っているのでしょうか。

日本を根幹から悉く壊滅せしめんとする共産主義者が言うのならば道理ですが、
日本国の首相ともあろう者がこのようなことを口走るとは
正に朝敵ではありませんか。

他に方法が無く、女系を認めなければ皇室そのものがなくなってしまうというのであれば話は別ですが、
旧宮家を皇族に復帰させるなどまだまだ手はあるわけです。
それを鑑みずに簡単に女系容認など言語道断です。

女系の天皇は天皇ではありません。
女系の天皇を戴くくらいなら皇室制度などやめてしまったほうがいい。
いえ、やめる以前に女系の天皇が天皇で無い以上、
すなわち日本から天皇は存在しなくなります。

小泉は皇室制度そのものを廃止させようとしているわけです。
しかも、多くの国民も女系天皇と女性天皇の区別がついていないようです。
なんとかしなければ。。

私は歴史と伝統を無視する女系天皇容認論に断固反対いたします。