あび卯月☆ぶろぐ

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R-1ぐらんぷり2011感想

2011-02-13 00:14:09 | テレビ・芸能
気づけば今年も二ヶ月が過ぎようとしており、新年の挨拶もしていないことに気づいた。
ブログ更新の頻度を増やしますと約束したこともどうも果たせそうにない。

R-1ぐらんぷりの感想は去年はあび卯月日記だけに掲載した気がするが、今年はこちらにも掲載したいと思う。


さて、今年のR-1だが、ルールが大きく変更されて、勝負の方式がトーナメント方式になった。
私は以前のように点数で決める方法が良いと思うが、ネタがより多く見られるということは利点か。



▼キャプテン渡辺

自虐ネタを明るく爽やかに語る姿は好感が持てる。
ただ、ネタのクオリティがR-1のレヴェルに達していたかは疑問。
友人知人にお金を借りるということをネタにしていたが、駄目人間エピソードがもっとバラエティに富んでも良かった気もする。


▼山田與志(COWCOW)
山田さんは毎年こういうフリップ芸をやる。
私はあまり好きではないのだが、昨年よりクオリティが上がっていると思った。
とはいえ、笑いどころは特に無かった。
いや笑った箇所があった。
次の対戦でAMEMIYAとバッファロー吾郎の木村さんが対戦して、前者が勝った時のコメントだ。
「冷やし中華嫌です。あの肉団子みたいなお兄さんの方がよかったです」


▼AMEMIYA
飲食店の店先でよく見る「冷やし中華はじめました」や「東京ウォーカーに載りました」の裏にはこんな物語があったかもという発想から、その裏にあったであろう物語を歌にして唄うという発想は非常に良い。
惜しくらくは、その歌の内容が薄っぺらいことだ。
審査員の秋元康は「感動した。第二のトイレの神様になるかも」と誉めていたが、物語の起承転結がドタバタすぎてリアリティもなければ共感も出来ない。
発想は良いのに内容が悪くて残念という印象。
AMEMIYAさんは音楽の勉強は出来ているんだろうから、文学方面も研究することを御薦めしたい。


▼バッファロー吾郎 木村
いろいろな大賞を発表するネタ。
新人賞が「赤ちゃん」だったり最大都道府県大賞が「北海道」だったりするという。
流行語大賞の候補になった「工事多いと思ったら年度末やったわ」「俺らの時代の合宿こんなもんやなかったで」には大笑いしてしまった。
そして、総合的な(?)大賞は「矢口真里」。
この人選がいかにもバッファロー吾郎。
しかし、客はついてきていたのだろうか。
見ているこっちの方が不安になってくる感じもいかにもバッファロ吾郎だ。
また、間の取りすぎからかネタの数が少なかったのも気になった。
せっかく面白いのにもっと数を出して欲しかった。


▼ナオユキ
こういうサブカルっぽい雰囲気の芸人は好きだ。
なんとなくタモリ倶楽部にも出てきそうだし。
しかし、R-1の趣旨からはもっとも正統派の漫談だったようにも思う。
哀愁の漂う雰囲気がなんとも私好み。
ネタ中以外でもあの雰囲気のようでそれもやはり好感が持てた。


▼スリムクラブ真栄田
一番笑った。そして一番好き。
とにかく設定の作り方がハイセンスだ。
のっけから、空のペットボトルを差し出して「五分間殴らせるんで少しだけガソリンを分けてください」。
完全にやられてしまった。
言葉の選び方も絶妙。
「仕事ですか?湯飲みに中国人の子供たちが楽しそうに蹴鞠(けまり)をする絵を描いています」
こんなセリフなかなか出てくるもんじゃない。
面白さの重箱の隅をつついてくるような、つついちゃいけないようなところをつついてくるようなネタがスリムクラブの最大の魅力だ。
これからも応援したい。


▼佐久間一行
一回目の井戸のネタはよくわからなかった。
楽しさは伝わってくるが笑いには転化できなかった。
期待を裏切ることの連続で、意外性もあったが、笑いというとどうだろう。
歌自体はそのままNHK教育で使えそうなクオリティだったと思うけども。
が、二回目、三回目になるにつれ笑えてきた。
個人的には三回目が一番好き。
伏線もきちんと効いていて意外に丁寧なネタの作り方をする人だと思った。


▼ヒューマン中村
この人もナオユキと同じくサブカルの匂いがした。
が、ナオユキさんがVOWやみうらじゅんとかそっち系のサブカルに対し、こちらはクイックジャパンや小西康陽とかちょっとオシャレ系のサブカル。
ネタも個人的には大好きなのだけど、イマイチ審査員受けは良くなかったようで残念。
素人っぽい(大学生の学園祭の舞台に出た学生のような)感じが審査員的にはマイナスだったか。
ところで、ネタ自体は別にサブカルってことではなかったね。
いづれにしても、私は今後も見たい。


ということで、今年も一部辛口に評価。
お笑いを見ていて思うのは言わずもがなだが、人の笑いのツボはそれぞれだということだ。
自分が評価している芸人が一般には評価されなかったり、あるいはその逆だったり。
そういうとき、不満に思う反面、天邪鬼な私は密かに喜んでいる。