つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1065号 保育士研修らしい研修

2019年11月22日 | 抱っこ通信
19日は、東松山市教育委員会子ども未来部主催の保育士研修会。
幼稚園、認可保育園、無認可保育園、小規模園等の先生たちが約150人、仕事終わりに集まって、つながりあそびを楽しみました。

『おはよう!』からスタートしましたが、いろいろな職場から集まってきていますから、初めて出会う人も多く、なんとなくぎこちないうたごえ。それでも、次の『誕生日って』になると、手拍子や肩組み、笑顔が広がってきました。さすが子どもたちと育ち合う先生たちです。

『ゴシゴシゴシゴシ』『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』『大きなカブを』で前半は終わり。結構、先生たちは顔を紅潮させてフウーフウー言っていました。
後半は『くっついた』『ビタミン愛』『おいらカエルやめる』と総復習で2時間の研修を終えました。

今回は曲目を減らして、一つの曲でも、あそぶ主体の子どもたちの発達段階や気持ち、集団のまとまり、保育の場面、先生の願い(保育目標)等によって、遊び方や、それに伴う楽しさの違い等を伝えたかったです。
一言で言うと「あそびに子どもを合わせるのではなく、子どもにあそびを合わせる」ことです。参加した先生たちはどんなことを感じたでしょうか。

今回の研修会の窓口になってくれたKさんによると、職場の仲間が「保育士の研修らしい研修で楽しかった」と語ってくれたそうです。

Kさんはつながりあそび・うた研究所と仲間たちの実行委員会で開催するサマー・カレッジやつながり保育講座に、以前から仲間を誘って参加してくれていましたが、昨年から実行委員になってつながりあそびを広げる側に立ってくれました。Kさんの保育がどう変わってきたのかが興味あります。いろいろな準備や打ち合わせなどお世話になりました。ご苦労様、ありがとうございました。

30数年前の話ですが、新潟県の養護学校の先生たちの研修会に参加したときに、ある先生の実践をお聞きしました。「ロボット機関車は楽しいです。良いです。子どもたちが楽しんでいることはもちろんですが、子ども自身が自分につながっている友だちの障害とかスピードとかを感じられるようになったのです」と嬉しそうに話してくれたのです。
自分の中では、子どもたちの笑顔が見たいだけで創作しただけなんですが、先生のおっしゃるようなこともあるのかと目から鱗でした。それ以来、つながりあそびの創作は、「楽しい」プラスなにが子どもたち(あそぶ主体)にとっての「楽しさ」かを考えるようになりました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする