つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信843号困ったときの『ぞうさんれっしゃ』が紙芝居に!

2017年12月21日 | 抱っこ通信
今回の鹿児島療育ツアーでのフレッシュ・リフレッシュセミナー(12月3日。伊佐市で開催)に参加された田村太さんから、奄美の子どもたちに『ぞうさんれっしゃ』の紙芝居を演じてほしいと託されました。

奄美市の保育士会の研修会を含めて7会場で子どもたちと楽しみました。私の場合は、二人で演じたり、紙芝居が動き回ったりします。
その後につながりあそび『ぞうさんれっしゃ』をあそんでいました。
また、奄美だけでなく、伊佐市、阿久根市、湧水町、鹿児島市の療育の子どもたちにも楽しんでもらいました。この時も、つながりあそび『ぞうさんれっしゃ』とほぼセットでした。

今回のセミナーでの実践報告で田村さんが語っていましたが、「困ったときの『ぞうさんれっしゃ』です」。
田村さんの「困ったとき」とはどういう場面を指すのかはわかりませんが、かなり以前にも「困ったときの『ぞうさんれっしゃ』」ということは聞いていました。きっと、子どもたちと以前から『ぞうさんれっしゃ』の電車ごっこを楽しんでいることが伝わっていました。

遊び方はいたって簡単です。友だちと電車になって(前の人の肩につかまったり、前の人の洋服の裾を持ったり)歌に合わせて最初は歩き、次第に早くなって、走って、走って、リーダーの“ドンドン!”で、ただ止まるだけというものです。現場では、幼児さんはもちろんですが、どういうわけか2歳児さんもケラケラ笑って遊んでいます。

絵の方は、以前、大口町(現伊佐市)のM.Nさんの車いすカバーに『ぞうさんれっしゃ』のイメージした絵を見せてもらったことがありました。同じ時期に、ほぼ今回と同じような絵を数枚見せてもらったような気がしています。

それが、今回はストーリーも出来上がって、素敵な紙芝居に仕上がっていました。
『ぞうさんれっしゃ』の歌を聞いてイメージして、ストーリーが出来上がったのでしょう。

   ・・・・・・・・・
「みんな森にはたくさんの人や動物たちが仲良くくらしています。
そして乗り物は、そう・・・みんながよ~く知っている『ぞうさんれっしゃ』。

「さぁーひまわり畑まで行く人は乗った乗った
すぐ出発だよ!」
   ・・・・・・・・・

で、始まる「ぞうさん列車」の背中には子どもたちが乗って、次の「ねずみさん列車」には虫たちが乗って、「ぶたさん列車」にはうさぎとコアラさんが乗っています。最後はぞうさんの背中にぶたさんとねずみさんを乗せて帰るというストーリーです。表紙を入れると12画面です。

勿論、途中では『ぞうさんれっしゃ』の歌を子どもたちと一緒に歌います。
ですから私の場合は、紙芝居を演じる前に、子どもたちと『ぞうさんれっしゃ』の歌を歌います。覚えてもらいます。
紙芝居の中でも4回歌うという設定ですから、4回目は大合唱です。これがまた嬉しいです。

田村さんの絵は夢わかばカレンダーの絵もそうですが、水彩画で色づかい全体がとてもやさしいのです。疲れません。子どもたちや動物たちがかわいい表情をしています。
来年はこの紙芝居『ぞうさんれっしゃ』とつながりあそび『ぞうさんれっしゃ』をたくさん遊びたいです。

また、この紙芝居を自主制作するか検討していきます。ご意見を聞かせてください。

最初『ぞうさんれっしゃ』は1998年5月に(株)音楽センターから出版された、二本松はじめつながりあそび・うたシリーズ『ラララ・ラッセーラ』のCDとテキストに収録されていました。今は(株)音楽センターから出版されているCDブック『ピカリンベストつながりあそび・うた2 乳児編』に再収録されています。




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