つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信653号 父親の七回忌に思うこと

2015年09月14日 | 抱っこ通信
昨日は父親の7回忌。早いものです、91歳で逝って丸6年です。
誕生日の時もそうでしたが、最近、父親のことをいろいろこと思い出しは、父親の生き様を考えています。ありがたいことばかりです。

父親が亡くなったと連絡を受けたのは、仙台のフェリー乗り場の駐車場。
正直、このままフェリーに乗船して、北海道で仕事をしてから帰京しようか、仕事をキャンセルしてすぐさま帰京するか迷いました。
父親は私の仕事・活動を喜んでくれていましたし、直接的はなにも言われてはいませんが、仕事に責任を持つように求めていたと思いますから。

結局は翌日の仕事を順延してもらって、仙台駅上の駐車場に車を置いて、その日のうちに帰京しました。かなり動揺していたのでしょうね、3日後、車を取りに行ったとき、運転席の窓が開いていましたよ。
結局は、どうしても抜けられない北海道の仕事のために通夜だけは出席して、告別式には出席出来ませんでした。親不孝な息子です。

父親の自慢話を二つ。

ひとつは、父親の怒る姿を一度も見たことがありませんでした。
ま、高校時代からいろいろな活動をしていたこともあり、20歳過ぎには家を出ていますし、子どものころは、父親は仕事で、私が起きる前には家を出て、寝てから家に帰ってきていますからよくわからないというのが本音ですが。

子どものころから母親にはたくさん怒られましたが、怒られても仕方ないようなことをたくさんしてきましたが、それでも父親には怒られなかったのです。その理由を聞いたことはありませんが、「人を怒らない」ということは引き継いでいきたいです。

二つ目は、人を大事にするということです。
人づきあいがよく、家族、親戚、特に母方の親戚、職場での交際範囲、地域での交際範囲もとても広く、率先して人のために働き、人を大事にし、多くの人から愛されていたように思います。職場では全国規模の日本民踊のサークルをつくり、退職後も、地域でサークルをつくったり、指導をしたり、振り付けをしたり、自治会、老人会などの活動にもいろいろとかかわっていました。
先日も7回忌ということで、地域の仲間たちが集まってきてくれて、いろいろ思い出話をして帰ったそうです。これも引き継いでいるかなと思っています。

親不孝な私ですが、私の還暦お祝いコンサート(あか~るいコンサート)を全国のつながり仲間が東京・北千住の1010ホールで開いてくれたときに、父は姉たちと足を運んでくれました。亡くなる2年前です。その時のDVDを毎日4回以上くり返し見ていてくれたという話を姉から聞いたとき、少しは親孝行できたかなと思っています。これも全国のつながりの仲間のお陰ですね。ありがとう。
そんなこんなを思い出しながらの父親の7回忌でした。





~子どもたちと育ちあうあなたへ~

ほんの少しだけ

          作詞・作曲 二本松はじめ

父や母は 私のことを 父や母の時代よりも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいと
休むことなく 一生懸命 働き育ててくれた

おはようと 家族みんなが 顔を合わせられる喜びを
白いごはんを おなかいっぱいに 食べられる喜びを
夢を見ながら  ゆっくりと 眠ることの喜びを

あらためて大声で 叫ぶことではなく
いのちが この地球に 生まれたその時から
親たちがずっと願って 願ってきたことです

私は歩き続けた 時には駆けだしたりしながら
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってゆこうと
待ってくれる 仲間たちの 笑顔に励まされながら

私が 私であるために 歩き続けてきたのです
空回りも 行き違いも きっとあっただろうけど
あなたのためにも 明日のためにも つながることを信じて 

あらためて大声で 叫ぶことではなく
いのちが この地球に 生まれたその時から
親たちがずっと願って 願ってきたことです

そんな私から あなたにひとつ お願いがあります
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいからです
いのちを授かったものとして いのちを受け継いだものとして
願い続けてきたことです ほんの少しだけ 幸せになってほしいからです

戦争をしない子どもを育てることです
戦争を許さない子どもを育てることです
平和を広げる子どもを育てることです。

あらためて大声で 叫ぶことではなく
いのちが この地球に生まれたその時から
親たちがずっと願って 願ってきたことです

いま あなたのためにも 子どもたちのためにも 未来のためにも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいから
憲法九条を 一緒に考えてほしいのです

父や母は私たちを 父や母の時代よりも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいと
憲法九条を生み育てて 手渡してくれたのだから

日本国憲法 第九条
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解  決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

私たちも あなたのことを 私たちの時代よりも
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいから
自由をからだいっぱいに 生きてほしいのです

数え切れない愛をありがとう たくさんの迷惑 ごめんね
少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってゆこうね
大好きなあなたと 大好きな仲間たちと

少しだけ ほんの少しだけ
少しだけ ほんの少しだけ

(還暦を迎えた時に創作)


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