( いつまでも枝に残った枯葉 )
あるクロスワードパズルに次のような設問がありました。
「仏教の三毒。人間の三種の根本的な煩悩を表す漢字 3 文字」
入った言葉は、「トンジンチ」でしたが、私には、ちんぷんかんぷんだったので電子辞書で調べてみました。
「(仏)貪欲・瞋恚(しんい)・愚痴の 3 種の根本的な煩悩。三毒」
十分閑のある私ですので、さらに突っ込んで調べてみました。
貪欲=物事に満足せずむさぼるような欲望や執着
瞋恚=自己中心的な怒り
愚痴=真理を知らないこと
富岡八幡宮の元宮司の弟が、姉の現宮司を日本刀で切り殺した事件が最近話題になりましたが、この弟は三毒の重症患者だったのでしょう。
源実朝を鎌倉八幡宮大銀杏で殺した公暁もそうだったのかも知れません。
「煩悩を捨てよ、そうすれば楽に生きられますよ」などと、お坊さんがよく言うのは、このことかも知れません。
この煩悩という毒は、病院で切り取ってもらうわけにはいかないのが、ある意味厄介です。
ただし、消化不良をおこしても責任はもちません。
持て余しとるだがね。
重いテーマを取り上げましたね。
人間の三毒・貪欲、瞋恚、愚痴。
人間の三欲・物欲、食欲、性欲。
これぞ人間らしい、迷える人間の姿ですな。
三毒・三欲を制御する日々が人生でしょうか。
嫉妬とか嫌悪、怒りは、歳を重ねてもなくならない。
生きている証(あかし)、ともいえるのかな~。
「「罣礙」とは、心の中のこだわりやわだかまりを意味します。前の句(依般若波羅蜜多故)から続けて、般若波羅蜜多(知恵の完成)によって心にこだわりがなくなる。という功徳を説いています。
心の中のこだわりとは、何かに執着する気持ちのことです。その気持ちが強ければ、やがて満たされない心を生み出し、満たされない心は苦しみや悩みに変わります。
心にこだわりがなくなれば、迷い、苦しむことがなくなるのです。
(武山廣道という坊様の著「心があったまる般若心経」という本の一節の丸写しです。ごめんなさい。
「オロオロ」のイラストありがとうございます。私にはこのような技術がないのです。