


「近頃の女の子は、昔ほどホオズキを鳴らさなくなったようで、はなはだ残念である。これは他にもっと刺激の強い遊びが多くなったのでこんな単調な遊びはあまり興味を引かなくなってしまったからだろう。ホオズキとは口に含んで、ほっぺたにくっつけて鳴らしたために付いた名なので、漢字で書けば頬着であるが、大きくふくらんだガクを提灯に見立てて、赤く熟した色を鬼にたとえて、「鬼灯」などと書くこともあるらしい。(「野に咲く花 1」丸山尚敏 山渓カラーガイド 昭和50年発行)
いきなり引用でごめんなさい。
ナス科の多年草で地下茎によって増えるそうだ。
家人が一株もらってきたのでプランターに植えておいたら実をつけた。貴重な3個だ。
思い出して、20年ほどまえに切り抜いてとっておいた週刊朝日を探し出した。

後藤比奈夫とその同人誌「諷詠」の人々の句がのっている。
鬼灯の灯(とも)り一農功労者 肥塚艶子
鬼灯の蚊帳(かや)の仕立てを心得て 鈴木なか
わが家に“蚊帳仕立て”があった。ブログ「錫の匙」発行の写真家Rさんが数年前に仕立てたものだ。


ブログで「諷詠」を調べてみたら、実に丁寧に仕立てられていて、びっくりした。
に驚き尊敬いたします。浅草寺さんにのほおずき市七月十日におまいりすると1000日分の?の
ご利益があるそうですが行った事はありません。マンション前の花屋さんで時期になると売られているのを見るだけです。
何かしら種はあるものですね。
「頬着」は、私も今日知ったのです。
私は不器用なので、ほおずきを鳴らせません。