東京で白鬚神社といえば、隅田川にかかる「白鬚橋」東詰めの神社でしょうが、私達が向かうのは「旧中川」沿いの、墨田区立花の「白鬚神社」です。
まず、「旧中川」にたどり着こうとしたのですが、思ったより北にずれてしまいました。思うに、スカイツリーと清掃工場の煙突に引き寄せられてしまったのです。
でも、どうやら「旧中川」にたどり着きました。
「旧中川」というのは、昔からあった中川が、大正13年完成の荒川放水路事業で切断され、取り残された川です。
汚染がひどかったのですが今はきれいに整備されています。
コサギがいるということは、魚がいるのです。
時々白い腹を見せて水面を飛び上がるのは、ボラの稚魚、スバシリだろうとNさんが言いました。
対岸のイヌの散歩のお二人です。
白鬚神社、確かにありました。全国297社の白鬚神社がそうであるように猿田彦大神(道祖神)を祀っています。
本殿左側の摂社の建つ一隅に、かっての鳥居が建っていました。安永9年(1780)庚子(かのえね)の建立は、現在の墨田区にある鳥居の中で、最古のももの一つと言われます。