雨曇子日記

エイティライフの数々です

枯木

2013-11-12 09:46:39 | 花散歩
たまたまスクラップしておいた10年以上昔の週刊朝日“花のうた・草の囁き”シリーズです。


             

             


能村登四郎と同人誌「沖」の人々の句が載っています。

             ラストシーンならこの街のこの枯木   大牧  広
 
             終曲へ指揮者の相の枯木かな      能村  研三

葉が落ちつくして枯れたように見える冬の樹木を、冬木(ふゆき)寒木(かんぼく)枯木(かれき)と呼び、俳句では冬の季語となっています。

これは、手賀沼の枯木です。


             


通りかかった植木屋さんふうの方に木の名を聞いてみると、「クルミじゃあないか」と言ってわざわざ木の下に降りていき、木の実が落ちていないか確かめて下さった。


             

             


枯木も、手賀沼にはかなわない。
最後の一枚は、烏瓜にお株を奪われてしまいました。

             手賀沼に灯を点しけり烏瓜   雨曇子