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雨曇子日記

エイティライフの数々です

一陽来復

2019-12-24 20:09:18 | エッセー

        (柏市大津ヶ丘団地のクリスマスツリー)

 

団地の一画にクリスマスツリーの電飾が輝いていました。

今日 12 月 24 日はクリスマスイブ。すっかり忘れていましたが、私にとっては 84 回目のイブ。クリスチャンではありませんが、何かいいことでもありそうな(決して起きませんが)楽しい気分になります。

あと一週間で令和元年は終わります。

千葉県を始め、全国に起こった風水害など、想定外の禍が次々に起こった令和元年でした。

オリンピックイヤーの来年は、”悪いことばかりあったのがようやく回復して善い方に向く「一陽来復」といきたいものですね。

 


『数独』と『ナンプレ』

2019-10-29 11:15:59 | エッセー

昨今、電車の中で必ず一人や二人は、「数独」あるいは「ナンプレ」に取り組んでいる。

この、「 9 × 9 のマスの中に『かぶり』が発生しないように 1 ~ 9 までの数字を入れていくパズル遊び」は、誰が考え出したのか?

 

ネットで調べ、次のことが分かった。

考え出したのは、1979 年アメリカの H・ガーンズ氏。Number Place と名づけて、デル・マガジン社のクロスワードパズル中心の雑誌に、刺身のつまのような形で掲載された。(パズル作家西尾徹也氏のblogより)

 

1980 年日本で初めてパズル雑誌「ニコリ」を友人二人と創刊した鍛冶真起氏は、1984 年、競馬で負けた帰りの電車の中で持ち歩いていたアメリカのパズルマガジンの中のペンシルパズル「ナンバープレイス」に面白さを見つけ夢中になり、その後自分で作問できるようになり、「数独」と名付けて『ニコリ』本誌に掲載した。(「文芸春秋ニコリ「数独」名品 100 選」より)

一方、総合パズル雑誌「パズラー」(1983 年創刊)の世界文化社はアメリカ「 GAMES 」誌と提携し、「Number Place 」を「ナンプレ」として普及した。

「数独」は手づくり。「ナンプレ」はコンピューター作成ということらしい。


台風 19 号

2019-10-13 09:36:54 | エッセー

10 月 13 日(日)

台風 19 号が柏市を通過したのは、 12 日午後 9:30 ~ 10:15 ぐらいの約 45 分だったと思う。雨戸を閉めた部屋にいて風の音だけを聴いていた。ゴーゴーとか時おりガタピシという音をたてて存在感を示しながら去っていった。風速 40 m ぐらいという。

13 日午前 7 時、雨戸をあけ外を見ると青空が広がり、いつもの静かな日曜の朝だ。

ただ、朝刊や TV のニュースを見て暗澹たる想いに駆られた。

昨夜、大雨特別警報が、台風の進路に沿って静岡、神奈川、東京、埼玉、群馬、山梨、長野、茨城、栃木、新潟、福島、宮城・・・と次々に出され、私が寝るころはまだ堤防が切れたとか、が水没したとかの被害は聞いていなかったが、朝になってみると各地に大災害が起きていた。

19 号は、箱根町の 48 時間 1000mm を筆頭に各地に大量の雨を降らせ、山崩れ、河川の氾濫などを起こしたのだ。

なんてこった!!

 

決壊 47 河川 66 ヶ所  死者 58 人  台風 19 号 不明 17 人(朝日 15 日夕刊見だし)

 

 


オンブラ・マイ・フ

2019-07-30 15:47:11 | エッセー

妻の友人がfaxで送ってくれた、 7 月 28 日(日)の日本経済新聞「チャレンジ・クロスワード」タテ①の設問はこうだ。

「日本では、三十数年前のウイスキーのCMで話題となったヘンデル作曲の歌劇”セルセ”の冒頭のアリア。別名”ヘンデルのラルゴ”」

 

私の住まいの近くにニッカ柏工場があって、数年前ここの「ニッカ祭り」でこのCMを耳にしたような気がして調べてみた。

 

ニッカウヰスキーが、スーパーニッカのCMとしてこれを流したのは 1986年の夏から。ウルトラマンの演出で有名な実相寺昭雄監督(平成 18 年逝去)絶対音感を持ち映画界切ってのクラシック通とのこと。

兎も角、キャスリーン・バトルが歌うオンプラ・マイ・フのCMは世間の話題を集め、後日キングレコード社が発売したキャスリーン・バトルのアリアのレコードは 3 ヶ月で 25 万枚を売り上げたという。

また、1987年キャスリーン・バトル初来日公演のチケットは 20 分で売り切れたそうだ。

このCMのもたらした経済効果恐るべし。さすが、日本経済新聞、クロスワードに至るまで経済と結びついている。


なんでもOK  花遊び ②

2019-04-18 16:38:57 | エッセー

使っていない花瓶を総動員し手当たり次第庭の植物を放り込み、「なんでもOK流生け花」と称して楽しんでいるが、始めて 2 か月結構ハマっている。

 

 

今まで花瓶に花など生けたことのない私だが、朝起きて、花瓶の花を見るのが習慣となった。

そして、いろいろな花を試して、大体の植物で、芽は花瓶の中でも花開くことが分かった。

沈丁花、雪柳、木瓜、木蓮、チューリップ、・・・・などである。

 

 

チューリップは、球根ごと引っこ抜いて花瓶に投じた。庭のプランターの場合より花が長持ちする。

シンビジウムは、植木鉢の花の株を切って、花瓶の剣山に挿した。この場合蕾は開花しない。

 

 

ドウダンツツジは、花瓶の中でも次々と白い花をつけていく。

 

 

花瓶は玄関に集めているので、庭の分園のようでもある。

庭の管理も含め、これを契機に園芸好きになったような気がする。


なんでもOK 花遊び

2019-04-10 10:31:13 | エッセー

 

ある日、ふと家にある花瓶がほとんど使われていないことに気づいた。

そもそも我が家には花を活けて楽しむ習慣がないのでそれは当然であった。そのくせ、花瓶は結構あるのだ。

「花瓶を遊ばせておくのは勿体ないじゃあないか」この考えから庭にある植物をなんでもいいから切ってきて活けることにした。

「活ける」というより「投げ入れる」方が近いのだが、とにかく庭の植物を次々と花瓶に投入した。

 

そして、やってみると、大体の花の蕾は、花瓶の中でも花開いた。沈丁花、雪柳、木瓜、水仙、チューリップ、山茶花、椿、木蓮、シンビジウム・・・。これに味を占めて、次々と投入を重ねているが、そのうちに庭の植物たちがこれに気づいて、花芽を付けなくなるのではないかと心配だ。

 

 

 

 

 


映画「運び屋」

2019-03-21 16:39:50 | エッセー

 

映画館で見る映画の魅力に目覚め、今年になって 3 本目は、クリント・イーストウッド主演・監督の「運び屋」だ。

88 歳のイーストウッドは、スクリーン上にどんな姿を見せてくれるのだろうか。

 

STORYはこうだ。

90 歳のアールは、花の農園を経営していたが倒産し差し押さえられている。

娘の結婚式すらすっぽかしてしまうほど仕事に熱中したアールは、今や家族に見放され孤立無援だ。しかし、めげることなくパーティで知り合った男に囁かれた仕事、メキシコの麻薬カルテルの「運び屋」となる。

それは、指定されたガレージからガレージへ車を走らせればよいというもの。映し出された高速道路に「イリノイ」の表示があったから、ミシガン湖畔のシカゴあたりまで運ぶのであろうか、もし積み荷の場所がメキシコ国境近くとすれば 1000km 以上の距離だ。アールは、疲れも見せずラジオの音楽に合わせて歌いながら、陽気に荒漠たる風景の高速道路を飛ばして行く。

 

3 回目とか、運びの回数が文字で画面に映し出され、何回もその運搬が成功したことが示される。

回を重ねるたび金周りがよくなり、アールの車はおんぼろのフォードのトラックからトヨタの黒塗りの高級車に変わっていく。

 

13 回目ともなると、さすがに麻薬取締官側も躍起となり、捜査の網がアールに迫ってくる。

一方、麻薬団の組織も、彼の約束にルーズな輸送方法に不満を持つ一派の勢力が強まって、「あの年寄りの運搬人は始末してしまおう」の雲行きとなる。

 

そんな折りしも、輸送中のアールに、彼の妻が重い病にかかり危篤であると知らせが入る。これ以上時間を遅らせるとアールが麻薬カルテルの一味に消されることは必定だ。しかし、アールは輸送を中断し、しっかりと妻に付き添い、妻や家族の信頼を得る。その葬儀も夫の役割を立派に果たした。

 

そして、仕事に戻ったとき、高速道路上のヘリまで投入した大捕り物作戦で逮捕される。

 

アールは法廷で裁かれ、家族が見守るなか、弁護人の熱心な弁護によって有利な判決が期待されるが、突然弁護を断って自ら服役を申し立てる。

最後は、刑務所の花壇で花の世話をするシーン、最初が自分の農園の花壇でユリを摘むシーンであったように。

 

主人公アールの妻の死が象徴するように、人生の終末は誰にでも確実にやってくるものだ。”だからといって神経質になる必要はなく、生きている間は元気に明るく過ごそう。そして家族の絆は大切にしよう”というのがこの映画のメッセージであるように思った。

 

     (3.15 朝日新聞夕刊に載ったクリント・イーストウッドのインタビュー記事)

 


感動を語り合いたい

2019-03-10 15:07:31 | エッセー

見終わって、その感動を人と語り合いたくなる映画がある。

朝日新聞”ひととき”欄に、菱沼さん( 71 歳女性)は、こう書いている。

「昨年の暮れに息子と映画”ボヘミアン・ラプソディ”を見た。私は若い頃からフレディ・マーキュリーのファンだったので、生き方や歌声、映像に震えるほど感動したのだが、なぜか息子の方が深く映画にはまった。その後一人で 2 回ほど見に行ったらしい。・・・・」

この息子さんが、 74 歳の女性に「いい映画でしたね」と声をかけ、「話しかけてくれてありがとう」と返された。

”きっと私だって「ありがとう」といったと思うよ”と、菱沼さんは電話で息子さんにそう話したと、”ひととき”の文章を締めくくっておられた。

 

私は、 84 歳男性で、クイーンもフレディ・マーキュリーも、1985 年のエイズ・エイドのコンサートのことも(それは当時日本でもTV中継されたそうだが)知らなかったが、このドラマに感動した。

We  Are  The  Chanpions  と繰り返されるメロディーに痺れた。主演男優の演技もすばらしかった。

 

映画を見るきっかけを与えてくれた菱沼さん、ありがとう。

 

 

 

 


内科医院の待合室

2019-01-28 10:09:09 | エッセー

血圧の薬を処方してもらうため内科医院で順番を待った。

午前 11 時、ざっと見て老若男女 30 人ぐらいが TV を見ている。長椅子が 3 列に並んだ明るい待合室だ。渡された順番札は 39 、しばらく待たねばならない。

備え付けの大人向け漫画を読んでもいいが、壁面の掲示を見ることにした。

絵画は 4 点、静物画の 2 点は複製だ。当院に関する「消化器病専門医認定」なる賞状は、日本消化器学会が発行している。学会というのは、こんな業務も行っているのだと認識する。

「胃の内視鏡検査は口からだけでなく鼻からも行えます」との掲示があった。勿論当院でも受けられ、そのメリットの一つに「嘔吐が起こりにくい」とあったが、なんとなく納得した。

便秘に関してはイラスト入りで、洋式トイレでの姿勢の解説がある。直腸から肛門までが真っすぐになるよう 35 °の角度がよいとのことだ。「直腸の収縮低下」という活字も目に入った。

その他、「帯状疱疹」「血管のつまり」「下肢まですべての筋肉を電動で動かす機器の説明」「子供の急病に際する電話相談の案内」などなど、いろいろな情報が得られる。

ED(勃起機能低下)については、「当院ではED治療を行っています。一緒に解決していきませんか」とあった。

 

うーん、奥が深い!・・・・・・・・・・まもなく私の名が呼ばれた。

 


some fish (寒さかな)

2019-01-12 15:37:06 | エッセー

今朝も寒かった。暖房のない部屋では枕元のコップの水は氷るだろう。

暖房は働いているらしいが、布団の中で躊躇している。枕元のラジオを聞いてみる。

基礎英語講座 1 をやっている。どうやら分かるので面白く聞く。次に基礎英語講座 2 そして基礎英語講座 3 と続く。

次第についていけなくなっていつの間にか眠っている。でも、教材は語学の講座とは思えないぐらい物語性があって面白い。

ある日スイッチを切らなかったら、次の「英会話」まで進んでいた。

突然「ゲ・ゲ・月曜日・・・」ときた。私はがぜん目覚めて耳を傾けると「ハートでつかめ英語の極意」というような言葉が飛び込んできた。

それから、時々講師の大西泰斗(ひろと)先生のダジャレの聞き取ろうとするようになった。

「おはようござい増田明美」「今日は気分がイイデスハンソン」

まだそれぐらいしか頭にはいっていないが、これらのネタは無尽蔵らしい。

 

昭和の頃読んだ本に、こんな一節があった。

You might or more head todays some fish.(言うまいと思えど今日の寒さかな)

明治の頃にも、こんな英語の先生がいたらしい。