イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

タメリーニ社ソアーヴェ クラッシコ“レ ビーネ デェ コスティオーラ”2007

2010-03-15 09:54:21 | 食・レシピ

このワインはガルガネガ種100%をステンレスタンクで熟成をされます。2000年以前のソアーヴェは後味に残る苦みがどうしても好きになれずにいましたが。近年のソアーヴェはナッツの甘皮や栗の渋皮のような余韻の心地よい味わいに変化しているような気がします。以前は2種類のソアーヴェを置いてありましたが。リストを見直しにあたり、1本に絞り込めるはずもなく、複数のソアーヴェをオンリストしました。フレッシュ感を楽しめる“セレオーレ”、作柄が良い年には熟成感を楽しめる今回の“レ ビーネ”のようなワインがあります。
モモ、洋ナシのふっくらした香りとレモンのピール、ミネラリーなバランスよい香りがします。このミネラリーな香りが火打石や鉛筆といった炭素系の直線的な香りではなく、どのように表現していいか迷う香りです。唯一の不満があります。この価格帯のワインならば、もっとたっぷりした果実味があってもいいと思います。しかし、スリムな味わいであると考えればよいのかもしれません。それと抜栓時期が早すぎたのかもしれません。味わいの構成がしっかりするまでに時間が係るのかもしれません。むしろ、そうなることに期待をさせられます


最新の画像もっと見る

コメントを投稿