今回、抜栓したイタリアワインはオルトレポ パヴェーゼ ピノ ネロ“イル ラロ ネロ”(Oltrepo Pavese Pinot nero “Il Ralo Nero”)2005です。
オルトレポ パヴェーゼはピノ ネロに特化することで産地の特徴を確定しているように思えます。そして、3000円前後を目途にした価格帯は好感が持てるような気がします。
今回のイル ラロ ネロは意味のない10年のエイジングをしたような気がします。それは、変化のないニュートラルな味わいに感じたからです。それでも、ラズベリーやイチゴのニュアンスにミネラリー感も十分にあり不満はありませんが。今一、纏まりが宜しくないように思えます。