春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

仏日庵と「千羽鶴」

2018-04-08 22:10:53 | 魅せられた!

 

仏日庵で戴いた抹茶の器は、肌理の細かい緋色が散った、
垂れ桜を際立たせる志野焼だった。

ここは

 

 
円覚寺を開いた方の正式の墓所であって、

 


開基廟の門をくぐると、


ネコノメソウ(?)が石垣のそばで咲いて、

 

 

紅梅院の階段から
男、平幹二郎さんが
若尾文子さんに冷たい視線を配っているのが見えた。
幹二郎氏の父が亡くなるまで、父の愛人の関係だった若尾さんと、
初めて言葉を交わした場所。
(御免!これは50年前の映画のワンシーンです)

円覚寺仏日庵は、川端康成氏の文学「千羽鶴」のモデルになった場所です。
映画は2本あって、
◎ 小暮美千代さんと杉村春子さん、森雅之さん。
◎ 若尾文子さんと京マチ子さん、平幹二郎さん。が演じた2本。
映画の撮影は円覚寺の建物をふんだんに使って、いるのが分かります。

 

 

京マチ子さんがお茶会を開いた茶室から、
垂れ桜から、講堂を見下す、小高い場所で今はひっそりと。

 

 

 

 

 


増村保造監督が、脚本新藤兼人氏と組んで、
愛と肉欲の錯綜を志野焼に絡めて作った「千羽鶴」
時を越えいま、志野茶碗を持てば、
キャストの足跡が見えるようです。


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