トシコロのありのままの暮らし


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 恒大集団から人心を察する

2021-09-24 10:44:21 | 日記
   今朝(24日)の日本経済新聞によると、恒大集団みたいな負債の多い不動産企業は今の中国にはいくらでもあるそうである。不動産に限らず、中国はお金中心の考えの社会になり、久しい。お金自体に罪はないが、それを通して金欲が膨れ上がる事に問題がある。我々から見れば1億円は大金だが、1億円儲かると欲も加速し、2億円も、10億円もほしくなるものである。そして、金欲にだけ目が向き、愛情、友情、信仰も見えなくなり、他人が本当にどうでもよくなる。お金だけを愛するようになる。普段は目立たない金欲だが、一度強くなると性欲や食欲よりもはるかに強くなるものである。

  中国に住まないと判らない事だが、今の中国人のかなりはお金に目が向き、友人関係は勿論、親子や兄弟姉妹、夫婦間も非常に冷たくなっていると聞いている。または、男女共、金持ちの異性を恋人に持ちたがるとか。こんなのは恋愛でも何でもない。

  でも、忘れた人たちもいるかも知れないが、1990年代の韓国、1970、80年代の日本、それ以前のアメリカと同じ状況ではなかったか。更には、夏目漱石が嘆いた1900年ごろのイギリスと。80年代の日本もひどかった。他国の事は言えないわけである。バブルに酔いしれ、多くの人たちが株で儲けようとした。同じだったではないか。それで人間関係や愛も崩れていった。政治は金権腐敗したわけだし。グルメブームも起き、金箔寿司もTV放送された。女性は金持ち男性との結婚を求めた。今の中国はそのまま、かつての日本でもある。因みに、バブルがはじけた1990年以降、マスコミは「失われた30年」と言っているが、違うと。その間、まだまだ不十分ながらも、高齢者や障碍者の福祉も進み、ヘルパーも増え、ハンセン氏病元患者隔離も違憲とされたではないか。バブルに酔っていた時はそれらは相手にされなかった。ひどかった。何も「うしなわれていない」。前進しているわけである、日本は。でも、経済格差は広がったから、それの解決策を探るべきである。それから、80年代バブルで失われた愛の心を取り戻し、エコもして。そうすれば、今後の中国やベトナム、さらには、中東諸国やアフガニスタンなどへの生活参考にもなると思う。日本は経済大国はもう捨てて、「人権大国」にならなければ未来はないだろう。そうなってほしい。



 中国の隠れた不良債権と金欲の恐ろしさ

2021-09-23 10:34:38 | 日記
     恒大集団の負債は33兆円。中国の元でも3兆以上になるから、大変である。財産のかなりをその株に投資した人たちは生活にも非常に困るし。中国には今はそのような不良債権=赤字の企業と言おうか、そのようなものがたくさんあり、いつ借金を返せなくなり倒産するかも判らない企業が大変多いわけである。

  近年、日本のテレビ番組でも、中国のビルディングが急に倒産する動画がよく放送されている。中にいる人たちは当然死傷するわけである。または、日本では大した事がないとされる地震でも、学校含む、多数の建物が崩れ、多くの死傷者を出していると言う。何分、請け負う建築業者が見た目だけは計画通りで、セメントや鉄骨などの資材を少なめに使い、資材も横流しして、二重に設けている例がほとんどだと。建築関係は輸出するわけではないし、国際競争とも無縁なので、どうしても品質向上とは無縁になるのだろう。日本では建築基準法が厳しく、地震への恐怖感もあり、人々も許さないが、国が非常に広い中国では法律は厳しく運用されにくいようである。この場合、企業は常に黒字になるが、人命はお金に変えられないし、建築物がたくさん崩壊すれば、経済損失も巨額になるから、これも一種の不良債権であると見られる。不良建物は耐用年数よりもはるか以前に倒壊するわけだから、いずれは倒壊ラッシュにもなり、危険になるし、経済的なダメージも大きくなる。恒大集団損失の比ではないわけである。

  以上には、ダムや原子力発電所も当然含まれる。火力発電所も。例の三峡ダムもその一つだし、それだけでもないと思う。原子力発電所の事故も、チェルノブイリや福島とも違い、建築の脆弱からの事故もあり得ると見られる。それらのものも含めると、本当に莫大な不良債権となり、それが世界経済にも大きな影響を与える時がやってくると考えられるから、中国だけの問題ではない。世界はつながっているわけである。

  19日のNHKの渋沢栄一のドラマで、仲間がお金を出し合って事業する場面が少し出た。子供の時から僕も父母や親戚筋、学校関係の話で「皆でお金を出し合って事業は失敗が多く、友人や親せき、親子、兄弟間もお金を取り合い、ケンカになるから、ダメ」とたくさん聞かされて育った。また、少し昔も、日本で牧場や林業のオーナーにお金を出してなり、儲ける投資活動もあったが、それらも破綻し、お金が無くなったオーナーが話を持ち出した人を告訴する事件もあった。お金自体は人間の作り出したものにしても、お金への欲望が出ると諸々の人間関係や愛が破たんしたり、中国の建築の例のように、仕事意識も消すものらしい。儲かり始めるとお金への欲望が膨れ上がり、それは道徳心や信仰でもカバーできない厄介なものらしい。今の世の中ではお金は不可欠にしろ、毎日きちんと食べられる、本も買えるだけのお金さえあれば、十分だと僕は中学の時から思っているが。...。

恒大集団

2021-09-22 10:31:25 | 日記
 恒大集団が33兆円の負債で倒産。それ自体の影響は世界的には小さくても、中国には負債を抱えた企業がたくさんあります。それらはいつかはバブルがつぶれると。恒大集団の事は、その前兆である可能性が高いと見ています。もう少しして、真の激震があると見ている。1929年のアメリカ、1989年の日本もそうでした。何かの企業が潰れ、それだけに留まるかに見えて、少しして大暴落、倒産の連鎖になりましたね。中国もいつかは同じことになると20年近く前から見ていたわけですが。
  19日のNHKの渋沢栄一のドラマでは、当時の日本人たちが少しずつお金を出し合い、事業を始める場面がありました。株式会社の始まり。民主的でもありますが、但し、それで各人儲けると欲望が出て、もっと儲けようとする。株主間がそうなると欲と欲が衝突し、「私の方がお金多く出したのに」みたいになり、ケンカになったり、言い出し人の社長が欲深くなり、使用人を搾取したり、ムリな投資をしての失敗も多い。お国は違いますが、その果ての一つが今回の恒大集団ですね。マルクスが資本論を書いた後に渋沢栄一はヨーロッパに行っているわけだから、資本主義の負の面とか、人心荒廃が見えなかったのかと思います。
  以上2つの場面がほぼ同時に我々日本人には見る事ができた。偶然にしろ、注目すべき事ですね。19世紀後半の日本人の多くは、西洋のものが良く見えたのかと言いたくもなる。幻想。今、高度な文明を持つ宇宙人が急に現れてもそうならないようにしたいものです。

子供向け科学の文

2021-09-18 13:58:21 | 日記
  月について.          🌕

  今年は9月21日がお月見。月のお話をします。
  同封した月の3枚の写真をご覧ください。川崎市に住むぼくの友人がとった月、月に行ったアメリカの宇宙飛行士がとった月面と地球、中国の西部でとった月食のようすですね。
  大昔から月もありました。恐竜も、マンモスも月を見ていたわけです。われわれのご先祖様もそうしていました。今は夜も明るくすごせますが、昔は電気はなかったですから、夜は月の明かりで家族や仲間の顔を見るなど、とても月をたよりにしていたわけですね。まっ暗はこわいです。

でも、いつも月が明るいわけではない。ぜんぜん月が見えなくなる時もあります。その後、バナナみたいな細長く、曲がった形としてまた出てきて、毎日ふくらみ、まるくなり、あとは細くなり、消える。そして、またバナナみたいな形から出る。それをずっとくりかえす。きそく正しく繰り返すから、よそくもかんたんにできるようになり、今のカレンダーのもとができたのです。今のカレンダーは月のことは関係ないですが、昔はどの国も月の大きさの変化でカレンダーが作られていたわけですね。明るく見える時は人々も喜んだでしょう。特に、日本や朝鮮、中国では秋になると空気がかわき、雲も少なくなり、月もよく見えるわけです。そこからお月見もするようにもなりました。月の明るさをありがたがったご先祖様の事を思って下さい。
  
今は月へも行ける時代。お月見とは逆に、月から地球を見た写真がこの通り。大きな青い丸の地球が見えますね。青は空気と水の色です。われわれも月に行くと「お地球見」ができるわけです。してみたいですね。
  今日は昔からの月の話をしました。それはほんの一部です。月についての話は世界中に多くあり、またいつかお話しする事もあるでしょう。お月見を楽しみましょう。21日が雨でも、今は晴れて月が出ている町や国のようすがテレビやインターネットで見られる時代ですね。

資本主義構造と兵器貿易

2021-09-16 17:18:24 | 日記
  12日の午後9時からのNHK特集で、2001年のアメリカへのテロのアメリカ人遺族の事が放送された。遺族たちの中には、サウジアラビアの関与をアメリカ政府とFBIに訴えた人たちもいたが、無視された。放送の中で「サウジアラビアはアメリカから大量の兵器を購入している。もし、両国の関係が悪化し、売れなくなれば、アメリカ経済は成り立たなくなり、失業者もあふれる」と。

  成程と思った。これがアメリカ資本主義の正体だし、規模はそれより小さいが、ロシア、フランス、中国、イギリスにも言えることである。そして、それらの国々が武器輸出で潤っているから、日本や韓国、ドイツも経済的に発展した面はある。間接的には日本にも関係する。

  アフガニスタンのタリバンの「女性の人権軽視・ムチ打ち」とかアメリカやヨーロッパ諸国は非難。でも、それと同じ状態がサウジアラビアにもあるため、僕は変に思っているが、こんな事が根だったようだ。石油のないタリバンは叩き、石油と金があるサウジアラビアは叩かない。おかしい。

  資本主義の走りの時期だった16世紀、ヨーロッパで不要になった鉄砲を大量に金銀のある日本に売りつけて、商人は大儲け。今の日本では意識が難しいが、資本主義と国際緊張は大いに関係あり、今も中東の緊張で世界の資本主義は成り立っている。それを役人支配に変えた旧ソ連も同じ構造。戦争と国際緊張がなくならない限りは資本主義構造は続くようだ。逆に、国際緊張が消えれば、資本主義構造は消滅するとも考えられる。

  その番組は色々考えさせられた。経済と国際緊張は切り離せられない。