トシコロのありのままの暮らし


  世田谷カフェとの交信の必要性で、登録しました。それ以外の皆さんもよろしくお願いします。

番組の推薦

2017-03-31 11:27:19 | 日記
  4月1日午後11時から0時 NHK教育TV

  ETV特集「こんなはずじゃなかった・在宅医療からの問い掛け」。

  在宅医療の問題を扱った番組です。見るか、録画して下さい。











山口県・情島

2017-03-29 10:04:15 | 日記
  その子供たちの様子を描いた放送がNHKで昨日あった。サッカー中継と重なったので、録画して、今見たところです。NHKオンデマインドをお持ちの方は御覧になると良い番組です。推薦します。


  その島はすでに高齢者ばかりで、子供は生まれていません。でも、島に児童施設があり、かなりの人数の子供たちがそこで暮らしたり、小学・中学の勉強をしていました。又、島の人たちも子供たちに関わり、世話もしていた。

  その施設の子供たちは、昔は戦災孤児や交通事故孤児が多かったそうですが、今は両親の離婚などの事情で家庭では暮らせなくなり、施設に来た例がほとんどだとか。でも、職員と、地域の中高年の人たちが親代わりみたいに関わっている。番組では、その一部しか伝えられませんでしたが、感動的でした。番組のレポーターもそのように伝えていました。

  夫婦間の協調ができなくて、離婚する。社会の大きなひずみ、罪の現れですが、子供たちには何の罪もない。それゆえ、家庭崩壊のダメージを職員さんと、島の中高年の人たちが補い、あるいは、それ以上のものを子供たちは受け取っているように僕には思えました。聖書的に言えば、「神の摂理の働き」。このような事まで連想したわけです。

  その児童施設の建物は老朽化し、子供たちは他の施設に移転。でも、島の人たちの愛情を受けたわけだから、これからも順調に育ち、立派な人たちになっていくでしょう。でも、その島の人たちは今後はどうなるでしょうか。そこでもますます高齢化が進み、介護需要も増す。介護会社は、採算が合わないから、来るのか。非常に心配です。これからその島の人たちの生活は成り立つのか。例えば、20年後は無人島になるのか。何か、解決策はないのか。日本全体に「情」が薄れている今。その状況が情島を消滅させるのか。情島は無言で我々に問いかけているように思われてなりません。

マルクスの背景の19世紀ヨーロッパは

2017-03-27 11:35:31 | 日記
  各国が戦争に明け暮れた時代だった。中学2年の時に僕も習ったが、普仏戦争(プロシア=ドイツとフランス間の戦争)しか覚えられなかった。


  それならば人々は協調性を忘れ、マルクスも気が付かなかったのも当然かもしれない。

  戦争ばかりの世の中ならば、子供たちはまともに勉強も、遊びもできない。当時の子供たちはどのように育っていったのだろうか。

  又、当時のヨーロッパ諸国の資本家、軍人、官僚たちは競って中東やアフリカ、アジア諸国を植民地支配して、自然資源と労働力を収奪した。収奪した側は勿論、収奪された国々の人たちも協調性は失われるものである。


  協調性喪失の果ての姿が戦争とテロだが、今の中東やアフリカでテロが絶えない根もこのような事である。何も中東の人たちが協調性のない人種なのではない。19世紀のヨーロッパの資本家や軍人などがそのようにしたわけである。その所を日本人やアメリカ人の中には誤解している人たちが多いわけだが。トランプ大統領の中東移民拒否令もその現れの一つである。日本人とアメリカ人は歴史をたくさん見なければならない。

マルクスの発想にも「協調性」が欠けていた?

2017-03-25 13:59:01 | 日記
  僕が目にした範囲では、資本論の中には「協調」みたいな言葉は出てこなかった。社会の中でも大切な事なのに。労働者と資本家の間の協調は勿論、労働者同士の協調の呼びかけもせず、ただ「労働者の連帯」を説いた気が僕にはしてならない。


  確かに、労働者同士でも立場の違いはある。一番判りやすい例は鉄道労働者のストライキだろう。何かの要求実現のために、鉄道労働者がストライキを起こせば、それを使って勤務している他の多くの労働者たちが非常に困るわけだから。僕が高校時代だった1970年代の日本に本当にそのような事があり、社会問題化したわけである。

  鉄道関係はともかく、協調を述べずに、いきなり連帯を呼び掛けても連帯できるだろうか。できないだろう。昔のソ連・ロシアでも次第に連帯を欠くようになり、役人や政治家の汚職も蔓延し、庶民も恋愛や結婚もしない・できない人が増え、人口も増えず、アメリカなどとの競争にも負けて、滅んだ訳だが、確かにお金本位の資本主義は人々の協調や連帯が薄れる面があるが、それに対抗したはずのマルクス流の社会主義は更に社会の協調性を欠き、その結果として、連帯も欠き、早く滅んだというしかない。

  何もマルクス主義だけがおかしいわけでもない。協調性を欠く社会は滅びる事をソ連の歴史から我々は学び取らないといけないだろう。因みに、「協調」を追及すれば、労働者間は勿論、労働者と資本家も、それらからも疎外されている主婦や諸々の障碍者とも人間としての連帯は十分可能なのである。船井幸雄氏の予測した「本物社会」にもなると。資本主義の良い面と社会主義の良い面とが現れる形の社会になると。真の福祉も実現するわけだ。今の資本主義のおかしい面は3つある。お金中心主義で、人間性が軽んじられている事。弱肉強食である事。いつ大きな不景気やインフレが来てもおかしくないなど、非常に経済が不安定である点である。一番しわ寄せを受けているのは、非常に貧しい国の、飢えた人たちである。少なくとも、人類は協調し合い、飢えのない地球を作らなければならない。