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資本主義構造と兵器貿易

2021-09-16 17:18:24 | 日記
  12日の午後9時からのNHK特集で、2001年のアメリカへのテロのアメリカ人遺族の事が放送された。遺族たちの中には、サウジアラビアの関与をアメリカ政府とFBIに訴えた人たちもいたが、無視された。放送の中で「サウジアラビアはアメリカから大量の兵器を購入している。もし、両国の関係が悪化し、売れなくなれば、アメリカ経済は成り立たなくなり、失業者もあふれる」と。

  成程と思った。これがアメリカ資本主義の正体だし、規模はそれより小さいが、ロシア、フランス、中国、イギリスにも言えることである。そして、それらの国々が武器輸出で潤っているから、日本や韓国、ドイツも経済的に発展した面はある。間接的には日本にも関係する。

  アフガニスタンのタリバンの「女性の人権軽視・ムチ打ち」とかアメリカやヨーロッパ諸国は非難。でも、それと同じ状態がサウジアラビアにもあるため、僕は変に思っているが、こんな事が根だったようだ。石油のないタリバンは叩き、石油と金があるサウジアラビアは叩かない。おかしい。

  資本主義の走りの時期だった16世紀、ヨーロッパで不要になった鉄砲を大量に金銀のある日本に売りつけて、商人は大儲け。今の日本では意識が難しいが、資本主義と国際緊張は大いに関係あり、今も中東の緊張で世界の資本主義は成り立っている。それを役人支配に変えた旧ソ連も同じ構造。戦争と国際緊張がなくならない限りは資本主義構造は続くようだ。逆に、国際緊張が消えれば、資本主義構造は消滅するとも考えられる。

  その番組は色々考えさせられた。経済と国際緊張は切り離せられない。


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