トシコロのありのままの暮らし


  世田谷カフェとの交信の必要性で、登録しました。それ以外の皆さんもよろしくお願いします。

 40年前の日本の社会変革運動

2021-09-29 10:04:15 | 日記
  100%行き詰まった。理由は、社会モデルはアメリカに代表される資本主義か、ソ連に代表される共産主義しか、選択肢がなかったからだ。よく覚えている人たちも多いと思う。資本主義は貧富の差が激しくなるし、ソ連みたいな国は役人が人民を支配する。それ以外の社会構造は当時の人たちには考えられなかった。特に、頭の切れる人たちほど、絶望的な気持になった。その一人と当時親しく付き合ったが、次第に、社会の何でも潰さないと良くならないと言い出した。でも、以上2つの社会が潰れた後の社会の様子は判らなかった。そう言えば、その人の発想が更に極まり、行動までするようになると、新左翼とか、それに民族性が加わると、右翼になるようである。どちらも破壊的な発想や行動した。何も日本に限らず、世界全部がそうだった。また、これも世界的に、社会変革を考えた人たちが現実に妥協し、資本家みたいになったり、役人になる例も多かったわけである。

  でも、ソ連は潰れて30年になるし、アメリカもアフガニスタン戦争での浪費もあり、経済衰退が明らかである。中国も恒大集団や、火力発電制限などで陰りが見え始めた。資本主義、共産主義の土台に当たるような結婚制度も破綻がひどく、離婚が当たり前みたいになっている。つまり、過激テロしなくても、それらの社会は本当に潰れつつある。かつて、どんなに頭の良い人たちでも見出せなかった新文明が、それも共生文明が自然発生的に出てくれば良いと思うが。

  もう一つ。昔の社会変革運動を考えた人たちは、新文明理念作りから考えた。新文明は頭の良い一部の人たちが考える理念から生まれるのだろうか。違うと思う。名も無き多くの人民の中から自然に湧いてくるものではないだろうか。対高齢者や障碍者に限らず、助け合うとか。お金の損得抜きで男女が愛し合い、心を生かし合うとか。それら一つ一つは小さいが、世界の人たちが多くそうすると社会も自然に変わり、新文明も生まれていくのだろう。共生文明に移行できる事を願う。