柔道の日本選手にウルフ・アロンという人がいて、金メダルを取った。柔道をよく知らない僕は最初に見た時はその名から、アメリカ人かと思ったほどだ。例えば、1980年代の日本では、外国人が日本国籍を取る時も日本人風に改名しないと役所は受け付けなかったし、世間も冷たかったのに。それだけ多くの日本人の頭が柔らかくなったことがわかりますね。その他にも、昔は家族一辺倒だった介護がかなり社会化されたり、恋愛や結婚の形態もより自由なものになったり、同性愛や性同一障碍の人たちの人権が考慮され始めるなど、人々が柔軟に物事を考えられるようになってきたようです。まだまだ不十分とは言え、明るいことだと思います。
歴史を更にさかのぼってみました。日本もそうだし、世界中の人たちが一番頭が硬かったのは、第二次世界大戦中でしたね。日本では敵の中国人、アメリカ人、イギリス人は鬼畜扱い。世間は戦争遂行一辺倒。そうではない一部の人たちは「裏切り・非国民」と呼ばれて差別された。ドイツはユダヤ人敵視と「ハイル・ヒットラー」。アメリカでは、日系人収容。
戦争が人々の頭を硬くしたとも言えるし、人々の頭が硬いから大きな戦争になったとも言えます。視野も狭くなっていた。ただし、戦争でも、1904年の日露戦争の時は捕虜を優遇したりもしたし、中世・鎌倉時代の元寇の時は戦死したモンゴル兵も弔うなど、かなり柔軟な発想ができていたわけです。日本に限って言っても、第二次世界大戦中ほど、人々の頭が硬くなっていた時は他にはしりません。「隔離の文学(荒井裕樹著・書葎アルス)」によると、多くのハンセン氏病元患者や身障者も「敵国撲滅」の文学作品を書いています。その時代状況に感化されて、彼らも頭が硬くなっていたわけですね。
人々の頭が硬い時代ほど、障碍者などのマイノリティが生きにくいわけですが。第二次世界大戦の歴史は何かを語り掛けているようですね。
歴史を更にさかのぼってみました。日本もそうだし、世界中の人たちが一番頭が硬かったのは、第二次世界大戦中でしたね。日本では敵の中国人、アメリカ人、イギリス人は鬼畜扱い。世間は戦争遂行一辺倒。そうではない一部の人たちは「裏切り・非国民」と呼ばれて差別された。ドイツはユダヤ人敵視と「ハイル・ヒットラー」。アメリカでは、日系人収容。
戦争が人々の頭を硬くしたとも言えるし、人々の頭が硬いから大きな戦争になったとも言えます。視野も狭くなっていた。ただし、戦争でも、1904年の日露戦争の時は捕虜を優遇したりもしたし、中世・鎌倉時代の元寇の時は戦死したモンゴル兵も弔うなど、かなり柔軟な発想ができていたわけです。日本に限って言っても、第二次世界大戦中ほど、人々の頭が硬くなっていた時は他にはしりません。「隔離の文学(荒井裕樹著・書葎アルス)」によると、多くのハンセン氏病元患者や身障者も「敵国撲滅」の文学作品を書いています。その時代状況に感化されて、彼らも頭が硬くなっていたわけですね。
人々の頭が硬い時代ほど、障碍者などのマイノリティが生きにくいわけですが。第二次世界大戦の歴史は何かを語り掛けているようですね。